【連載】安斎育郎のウクライナ情報

6月24日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようございます。昨日の夜、3日間の福島の旅路から帰りましたが、やはりくたびれています。6月22日に伝言館で開いた「安齋喜美江と仲間たちのパッチワークキルト展」の関連イベントの「パッチワーク・ワークショップ」は大変成功裏にお行なわれ、参加者が特別展を鑑賞しつつ、安齋喜美江インストラクターの優しい指導で課題作品に和気あいあいと取り組み、楽しげでした。パッチワーク・キルト展は8月3日まで開催中です。今日、『ウクライナ戦争論』第10版500部が出来上がってきます。忙しかったので本文の方は誤字脱字のいくつかを訂正し、BRICSの最近の動きについての記述を改めた程度で、あとはまえがきを書き換えたぐらいです。本文にうっかり手を付けると図の位置が全編を通じて狂ってきますし、108頁以上にすることは300円での普及を難しくするし、まあ、今のままの冊子でも十分にウクライナ戦争の本質を描いていると思われるので、余計なことをしませんでした。引き続き普及にご協力下さい。

さて今日のウクライナ情報ですが、❶ 【Russia News】6/19 時事ネタ水曜版です(ニキータ、2024年6月19日)、❷ 対ロシア強硬派のオランダのマルク・ルッテ首相が、NATOの次期事務総長になる可能性が浮上【石川雅一のYOUTUBEシュタインバッハ大学】(2024年6月20日)、❸ 「ベトナム は米国の批判を無視し、関係強化のためにプーチン大統領を受け入れた」(Sputnik, 2024年6月20日)、❹アメリカ、中国、フィリピン、ウクライナスコット・リッター、(2024年6月20日)、❺ ダグラス・マクレガーのウクライナ戦争観(2024年6月20日)、❻ 最も重要な段階、我々はこの戦争に負けている。 ウクライナ軍第3突撃旅団の司令官は、次のように述べている(2024年6月19日)、❼ロシアと北朝鮮の接近は合理的=中国人専門家ら(Sputnik, 2024月6月20日)、❽アメリカはなぜウクライナ戦争の平和交渉を手伝わないのか?(2024年6月20日) ※安斎注:ジェフリー・サックスの極めて重要な分かりやすい資料です。必見。❾ラリー・ジョンソン(2024年6月20日)、です。

❽はこの戦争の性格を理解する復習としてとてもいいと思います。

さあ、今日は日中友好協会の原稿書きの続きです。今朝のラジオ体操とフォークダンスは、福島訪問の疲れの中でドタドタと

あんざい

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※ウクライナ問題関連の注目サイトのご紹介です。
https://isfweb.org/recommended/page-4879/

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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