【連載】今週の寺島メソッド翻訳NEWS

☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年6月21日):ポール・クレイグ・ロバーツ:イスラエルと手を組むつもりのプーチン、また現実から目を逸らす気か?

寺島隆吉

※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。

ジョン・ヘルマーの報道によると、プーチン大統領は「イスラエルの無条件の安全保障」を支持し、ロシア・イラン間の条約は「軍事協力を想定していない」と述べたという。これはプーチン大統領が米国とイスラエルによるイラン攻撃にゴーサインを出したということなのだろうか?

なぜプーチンはイスラエルの安全保障を支持しながら、イランの安全保障は支持しないのだろうか?侵略者はイスラエルのほうであり、イランではない。イランはロシアにとって緩衝地帯であり、イスラエルはロシアにとって脅威なのに。

プーチン大統領は、ネタニヤフ首相とトランプ大統領に対し、「問題」の解決方法について自身の考えを示した。「私の意見では、一般的に言えば、そのような解決策は見つかるはずです」とプーチン大統領は述べた。

プーチンは、問題が大イスラエル構想にあることを理解していない。イランは、中東のイスラエル化に抵抗できる最後のイスラム教国である。イスラエルは長年イランを標的としており、米国の売女報道機関は米国民の心の中でイランを悪魔化することに成功している。

ロシアとイランの間に距離を置くプーチンの愚かな発言は、米国とイスラエルのイランとの戦争に対する唯一の本当の制約を排除することになる。

そのような戦争が間もなく始まる可能性がある。ギルバート・ドクトロウとワシントン・ポスト紙は、イスラエルの防空ミサイルの供給がイランによる継続的な攻撃によって急速に枯渇している、と報じている。イスラエルは、1週間から10日以内に和平を申し入れるか、核兵器を使用するかの選択を迫られる屈辱に直面している。この見通しは、ネタニヤフ首相がトランプ大統領を戦争に引き入れ、トランプ大統領がそれに応じる大きな動機となっている。

※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS http://tmmethod.blog.fc2.com/

の中の「ポール・クレイグ・ロバーツ:イスラエルと手を組むつもりのプーチン、また現実から目を逸らす気か?(2025年6月21日)

からの転載であることをお断りします。http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-3208.html

また英文原稿はこちらです⇒Putin aligns with Israel and finds a new way to deny reality
筆者:ポール・クレイグ・ロバーツ(Paul Craig Roberts)
出典:自身ブログ 2025年6月19日https://www.paulcraigroberts.org/2025/06/19/putin-aligns-with-israel-and-finds-a-new-way-to-deny-reality/

寺島隆吉 寺島隆吉

国際教育総合文化研究所所長、元岐阜大学教授

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