【特集】統一教会と国葬問題
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国葬の検証と田中真紀子問題(平野貞夫・元参議院議員、木村朗ISF独立言論フォーラム編集長)

平野貞夫

「国葬の検証と田中真紀子問題」

平野貞夫(元参議院議員)、木村朗SIF独立言論フォーラム編集長

(見どころ:動画6分~「田中真紀子問題とは」)

平野貞夫元参議院議員は、ISF(独立言論フォーラム)の動画「木村編集長の扉、キーパーソンと語る」に出演し、2002年1月30日に更迭された田中真紀子外相の後任人事手続きの裏側について、これまで明かされなかった事実ををISFに初めて証言した。

平野氏によると、当時の小泉純一郎首相が田中外相に辞表を提出させないまま後任の外相に川口順子氏を任命したことは憲法上疑義が生じると、同氏が国会で質問したところ、後日福田康夫官房長官の側近が平野氏のもとを訪ねて憲法上の疑義を認めたという。

小泉首相は2002年1月30日、外務省幹部や鈴木宗男衆議院議員運営委員長との対立を繰り返して国会審議を停滞させた責任を重く見て田中外相を更迭した。この更迭人事の裏側について、平野氏がこれまでに明かされなかった事実をISFに初めて証言した。

日本国憲法では「首相を除く国務大臣の任免は首相が任命し天皇が認証する」と規定されている。しかしながら、田中外相の場合は辞表を提出させないまま、小泉首相が川口順子氏を後任の外相に任命して平成天皇(現上皇)の認証を受けていたのである。

こうした小泉首相による一連の人事手続きは、上原勇作陸相の帷幄上奏問題に類似したもので憲法上の疑義があるとして、平野氏が2002年1月30日の衆議院予算委員会で質問した。

衆議院予算委員会(2002年1月30日)における平野貞夫元参議院議員の質疑の拡大とダウンロードはこちら

 

国会で平野氏が質問した翌日、福田康夫官房長官の側近が平野氏のもとを訪ねて憲法上の疑義を認めたという。

1月31日夕方には、夫の直紀氏が田中外相の辞表を首相官邸に届けた。

 

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