第1回 韓国大統領選挙の結果と今後の動向について
国際2022年3月9日、韓国国民は大韓民国の未来を託す新しい指導者を選出するために投票場に向かった。 大統領中心制である韓国で、大統領は5年間、莫大な権力を持つことになるため、韓国の大統領選挙は、まるで祭りのように国民のイベントのような感じで行われている。
国民は現在の文政権の経済政策と新型コロナウイルス対策の「K防疫」の失敗について、保守系に投票することで文政権を審判した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は任期中に経済成長と不動産問題の解決を確約したが、任期5年間で韓国経済は急速に失速した。
特に、今回の政権交代の主な原因の一つは、文大統領側近の財産、子どもの大学入試に関したスキャンダルだという評価が多い。 尹錫悅(ユン·ソクヨル)検察総長(当時)は、様々な圧力にもかかわらず、文大統領の側近である当時法務部長官に対する捜査で、多くの犯罪事実を証明することに成功した。国民は「正義の結果」をスローガンに掲げて出発した文在寅政権の暗い姿に失望し、「検事ユン·ソクヨル」に熱狂した。
経済だけでなく、外交問題も国民の政権交代の希望を上昇させた。文大統領は「韓半島平和プロセス」を主張し、平和体制構築のため北朝鮮の軍事的挑発にも穏健な対北政策を維持した。しかし北朝鮮は、核兵器技術の高度化を加速させ、韓国の穏健な政策に対してミサイル発射で応えた。また、サード(THAAD=終末高高度防衛ミサイル)問題と中国政府の高圧的な態度によって、国民の中国に対する感情は歴代最悪という評価を受けている。結果的に、国民は文政権の外交が失敗したと判断した。
1992年1月10日生。国立釜山大学校 政治外交学科を経て ロースクール卒業。2018年 外交部長官賞および法務部長官賞を受賞。2020年 国民権益委員会長賞を受賞。2021年 国会法制司法委員長表彰、 金融投資協会長賞。高校で理科系を卒業し、家の事情によって政治と法律に興味を持ち始め、現在は弁護士試験後2022年の韓国大統領選挙と地方選挙で政策諮問の活動中。