【連載】週刊 鳥越俊太郎のイチオシ速報!!

第15回 東京、朝日、毎日各新聞社12月17日の社説の見出しをまずは見て頂きます。

鳥越俊太郎

次に中国と台湾問題。

仮に中国が台湾に武力行使をしても、それはあくまでも中国の内政問題に過ぎない。中国が台湾の次に日本本土を目指す事はあり得ない。ただ一つの懸念は、中国が台湾に武力行使し、在日米軍が台中間に出動した場合。日本の一部が中国軍の攻撃対象になる恐れはある。その意味でも1日も早い在日米軍の撤去を求める。

三つ目に北朝鮮のミサイル問題。

確かに北朝鮮のミサイルがEEZ内に着弾したり、青森県上空をミサイルが飛来することもあったようだ。ここでよく考えてみよう。北朝鮮は貧しい国情にも関わらず、なぜ金のかかるミサイルを連発する、その理由は何だろうか?

ミサイルで日本を脅す理由が何かあるのだろうか?北朝鮮による拉致問題は確かに存在した。しかし、拉致問題の背景とミサイル発射は直接の因果関係はなさそうだ。

これは私の意見だが、北朝鮮の特異な独裁体制の維持のため朝鮮戦争の相手国、アメリカ軍がひたすら怖いんだと思う。俺はこれだけミサイルが撃てるんだぜ!来るならきてみろ!!ミサイルを連射してやるぜぃ!!!

この場合も在日米軍の問題が残る。

日本領土内にある米軍基地は北朝鮮の体制にとってはあくまで自らを滅ぼしかねない米軍である。沖縄をはじめ米軍基地を抱える日本の都道府県市町村は北朝鮮のミサイルのターゲットになりうることを熟知していた方がいい。

毎日新聞、東京新聞にも同様な知識と見解が述べられている。東京新聞の1面の安保3文書のまとめが素晴らしい。一読をお薦めする。

この問題は論じるに紙数と時間に限りはない。まだ来週もこの問題が残っているやも??

(2022年12月19日)

 

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鳥越俊太郎 鳥越俊太郎

1940年3月13日生まれ。福岡県出身。京都大学卒業後、毎日新聞社に入社。大阪本社社会部、東京本社社会部、テヘラン特派員、『サンデー毎日』編集長を経て、同社を退職。1989年より活動の場をテレビに移し、「ザ・スクープ」キャスターやコメンテーターとして活躍。山あり谷ありの取材生活を経て辿りついた肩書は“ニュースの職人”。2005年、大腸がん4期発覚。その後も肺や肝臓への転移が見つかり、4度の手術を受ける。以来、がん患者やその家族を対象とした講演活動を積極的に行っている。2010年よりスポーツジムにも通うなど、新境地を開拓中。

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