【連載】週刊 鳥越俊太郎のイチオシ速報!!

第18回 新年に考える「残り10年」日本の最大の問題はズバリ☆「少子化」「婚姻数戦後最少」☆/どうする「家康」じゃなかった「あなた」は??どうする??

鳥越俊太郎

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週刊 鳥越俊太郎のイチオシ速報!!
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先週号は新年1号のようで、実は原稿を大晦日に書いていたので、実質、これが2023年、新年第1号です。

昨年最終号は防衛省・海上自衛隊幹部の「特定秘密保護法」違反第1号事件のことについて書きました。

今日はこれについて訂正を致します。

謝罪も必要でしょう。

前号で私は海上自衛隊の機密漏洩事件の容疑者のうち、機密の提提供者は防衛省で発表になっているのに、肝心の機密の提供を受けた側については防衛省もメディアも知らん顔していることに不審を抱き私なりに調べました。

その結果、肝心の裏はどうしても取れないという前書きと職業的な勘ですとお断りしながら、12月23日に朝日新聞のオピニオンページで
「防衛費増額への警鐘」と題した1面全面のインタビュー記事を載せている元海上自衛隊自衛艦隊司令官香田洋二さんではないかと推測しました。

が、しかし、その後関係者の取材の結果、海上自衛隊の幹部から機密に関する情報提供を受け、捜査の対象になったのは、全くの別人の元海上自衛隊自衛艦隊司令官でした。

推測とはいえ香田さんのお名前を出したことは大変申し訳なく、ここに心から訂正と謝罪の言葉を述べさせて頂きます。

私のその後の調査では、その人物は最近幕僚長一歩手前で退職したYという人物で、まあ愛国心も強く中国やロシアなどに情報を売り渡すような人物ではないという判断で、軽い処罰の判断で終わりそうだ、という。

ただ規律に厳しく、部下に完璧を求める傾向などから人望があったとはいえず部下によっては「暴君」と呼んでいた人もいたようだ。

この元司令官は情報を漏洩したとして懲戒免職になった1等海佐(54)に対し「講演する機会も多く、正確な情報を知りたい」として情報を求めたとされる。しかし、他国に情報を渡すような事案ではないと穏便な最終判断に落ち着きそうな対応に「不公平ではないか?」という不満の声もあるようだ。

はい、この件はここで終わり。私は個人的には勉強させて頂きました。

ありがとうございました。

最後にもう一度、香田洋二さん、申し訳ありませんでした。ここに深くお詫び申し上げるとともに訂正をさせて頂きます。

 

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鳥越俊太郎 鳥越俊太郎

1940年3月13日生まれ。福岡県出身。京都大学卒業後、毎日新聞社に入社。大阪本社社会部、東京本社社会部、テヘラン特派員、『サンデー毎日』編集長を経て、同社を退職。1989年より活動の場をテレビに移し、「ザ・スクープ」キャスターやコメンテーターとして活躍。山あり谷ありの取材生活を経て辿りついた肩書は“ニュースの職人”。2005年、大腸がん4期発覚。その後も肺や肝臓への転移が見つかり、4度の手術を受ける。以来、がん患者やその家族を対象とした講演活動を積極的に行っている。2010年よりスポーツジムにも通うなど、新境地を開拓中。

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