【特集】新型コロナ&ワクチン問題の真実と背景

コロナワクチン遺族の声も「ブロック」河野“デマ太郎”の大罪

サルサ岩渕

・マイナンバーカードでもデマ太郎

こうしてデマによってワクチン接種を進めてきた河野氏の現職は、デジタル改革担当大臣である。そして、彼が率いるデジタル庁が、目下肝いりで推進しているのが、マイナンバーカードと健康保険証や運転免許証等の一体化だ。

Vector illustration icon of my number card

 

河野氏は、マイナンバーカードの普及のために、これについてもリスクはないと強調する。しかし、あれほどワクチン接種推進のためにデマを振り撒いた“デマ太郎”こと河野氏が、マイナンバーカードでは本当のことを言っているとは考えづらい。

河野氏はブログ(昨年10月18日付等)で、マイナンバーカードが悪用されることに対して不安を持つ人からの質問に答え、マイナンバーはそれだけで何かができるものではなく、人に見られても大丈夫であり、落としてもさほどの問題はないと強調する。副反応は大したことはなく、1~2日で回復すると言って接種を強行したコロナワクチンと全く同じパターンだ。

「落としたマイナンバーカードを悪用されることはありませんか?」という質問に対しては、「カードには機微な情報は記録されていない」「フリーダイヤルで利用を一時停止することができる」などと、「悪用」について正面から答えることなく、煙に巻いた回答でごまかした。

そのロジックは単純だ。「悪用」という言葉を、税や年金、医療などの個人情報が引き出される、ということに矮小化し、そのようなことはないと論点をぼかしているのだ。

マイナンバーカードのICチップには、カードに記載されている氏名・住所・生年月日・性別の4情報と、顔写真・電子証明書・マイナンバーとそのもとになる番号(住民票コード)しか入っていないから、税や年金・医療などのさまざまな情報が引き出されることはない、と河野氏は説明する。

しかしながら、4情報や、顔写真などだけでも悪用される可能性は十分にある。こうして印象操作でマイナンバーカードは安全だと誤誘導し、普及を進めようとする姿勢は、安全性を無視してワクチン接種を進めたのと何ら変わりはないのだ。

政府のマイナンバーカード普及の1番の目的は、マイナンバーと個人の銀行口座をひも付けし、個人情報や財産を国家が管理することにあると思われる。

コロナワクチンの危険性を一切無視して、接種をなりふり構わず進めた姿勢が評価され、マイナンバーカードも同じように普及することを期待されて、河野氏はデジタル大臣に就任したのではないだろうか。その人事に、国民が心配する安全性や情報漏洩リスクへの配慮はない。

政治における実行力とは、権力側がデマを用いて、強引に政策を進めることではないはずだ。このような人物が国家の要職についてしまう今の政治体制そのものについて、あらためて見直す時期がきているのではないだろうか。

・ブロックと訴訟恫喝

ここまで“デマ太郎”ぶりについて検証してきたが、河野氏にはさらにもうひとつ、不名誉な呼び名がある。その名も“ブロック太郎”。これはSNSのツイッターで河野氏が、自身の意に反する投稿を行なうアカウントを片っ端からブロックしていることで名付けられたものだ。私もツイッターで河野氏の「運び屋」発言に言及したところ、翌日にはブロックされていた。

話をコロナワクチンに戻すと、ワクチン接種後にすでに2000人近くが亡くなっていると、厚労省の副反応部会に報告があがっている。これは“薬害”である。それも、過去にこれだけの死亡被害を出したケースは存在しない。すでに、わが国史上最大の薬害なのだ。

それだけではない。ワクチン接種開始後の超過死亡は20万人にも及ぶ。そして、この超過死亡がワクチン接種と相関があることを、ネットメディアや本誌だけでなく、複数の週刊誌等も報道し始めた。河野氏がデマを用いてワクチンを推進した結果、これだけの被害が出ているのが現実である。

そんな河野氏は、あろうことか、ワクチン接種が原因で家族を亡くしたと訴える被害者遺族ですら、ブロックしているのだ。裏を返せば、被害者遺族の悲痛な声は、一度は河野氏に届いている。しかし、彼はあえてその声を無視し、門戸を閉ざしたのである。

河野氏は、自身を「運び屋」と称したブログで、「私に関する悪質なデマについては法的手段も検討する」とも開き直り、自身を批判する言論の萎縮を狙った。ブロックされた遺族の1人は、反ワクチン派として10把1絡げにブロックされたことに憤りを隠さない。

都合の悪い意見はブロックし、挙げ句の果てには訴訟すら匂わせる。それはまさに、権力者が個人やメディアの言論を封殺する「スラップ訴訟」による恫喝と言えよう。

河野氏の、反ワクチン派への法的手段も検討する、とのコメントを受けて、ワクチン被害者遺族を救済する目的で結成された「コロナワクチン被害者遺族駆け込み寺」代表(前出「繋ぐ会」設立)・鵜川和久氏はツイッターにこう投稿した。

〈河野太郎氏の発言がネットニュースで流されています。当会遺族はあなたの発言は大きな責任があると認識しています。是非、当会を訴えて頂きたい。遺族はあなたと対峙する事を望んでいます〉。

Concept of a vaccine

 

デマ太郎・ブロック太郎などと名付けられた河野大臣が、真剣にコロナワクチン被害者遺族に向き合う日は来るのだろうか。

(月刊「紙の爆弾」2023年3月号より)

 

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サルサ岩渕 サルサ岩渕

本名・岩渕政史。トランクスに「脱原発」を刺繍するボクサーとして活動。引退後は独立系メディアに勤務し、TTBジャーナルを設立。

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