「全国有志医師の会」藤沢明徳医師インタビュー :新型コロナウイルスとワクチン薬害の真実
社会・経済「新型コロナワクチンはワクチンではない」
そのような、ある種、衝撃的な表現ですら、もはや違和感を抱かれるものではないだろう。「紙の爆弾」でも、このワクチンの問題に関し、重ねて採り上げてきた。
ただし、すっきりしない、明確に問題を絞り込んで考えることが難しい。そのような人も多いかもしれない。
筆者も結局、このウイルスの脅威のレベルや、罹患の影響やワクチンの後遺症がどの程度のものなのかなどを、いまだに理解したとはいえない。
そのような折の2022年11月5日、愛知県でワクチン接種後に様態が急変し、42歳の女性が亡くなった。23年2月7日付の「FRIDAYDIGITAL」によれば救急搬送後、「目、鼻、耳、口からは血があふれ出し、顔面血まみれのまま放置されていた」という。
ところが、病院側は接種前から異変は起きていたと主張し、病理解剖も行なわれず、死因も不明瞭のままだ。記事は「ワクチンの副反応も怖いが、真相を闇に葬ろうとする何者かがいることはもっと怖い」と結ぶ。
今回、「全国有志医師の会」代表で「医療法人社団心ほんべつ循環器内科クリニック」理事長の藤沢明徳氏に取材した。臨床医の立場で、しかも全国の状況をある程度把握している藤沢氏の話からは学ぶことが多い。また、さまざまな謎に対するヒントも得られた。
採用基準が不明確な「人類史上初のワクチン」
――まず、「全国有志医師の会」の具体的な設立のきっかけや活動内容を改めて、お話しいただけますか。
藤沢 「全国有志医師の会」は2022年2月、新型コロナウイルス感染症への対策を見直し、人々の安全と健康を守るため、治験段階のワクチン接種事業の中止を求めて立ち上がった医師および医療従事者の団体です。
2023年1月17日現在で会員数は、医師・歯科医師・獣医師が合わせて619名、その他の医療従事者766名、計1385名となっています。
このワクチンに疑義を抱いた私ども北海道の医師たちが集まり2021年11月に「北海道有志医師の会」を設立したことがきっかけとなり、その後、沖縄県まで全国に「有志医師の会」が結成されました。
全国の名簿に掲載されることによって解雇されることをおそれる勤務医も多くいるため、各地の会員を合計すれば、もっと人数は増えるはずです。
活動内容としては、たとえば全国1741の自治体に「5〜11歳の子どもへのワクチン接種中止及び副反応情報等の周知徹底を求める要望書」を、首長宛てに内容証明で送りました。
これを「オセロプロジェクト」と名づけ、「オセロがひっくり返る空気をつくる」「私たちは諦めない。行動し、訴え続ける」という決意をもって取り組んでいます。
自治体にはさまざまな資料も送付し、まずは接種券を一斉送付された保護者が希望しないにもかかわらず心理的圧迫や同調圧力によって子どもに接種をさせてしまう状況を変えました。
その結果、2023年2月17日時点で、6カ月〜4歳の乳幼児に関しては402の自治体が、5〜11歳の子どもについては88の自治体が1斉送付をしておらず、接種は申込制になったのです。
フリーライター。沖縄については「紙の爆弾」2021年6月号に米軍北部訓練場跡地問題、11月号に県外からの機動隊派遣問題、12月号に森林伐採問題などを寄稿。 『現代用語の基礎知識』『週刊金曜日』『NONUKESvoice(現・季節)』『情況』『現代の理論』『都市問題』等に寄稿してきた。自然農の田畑を手がけ、稲の多年草化に挑戦。