【特集】新型コロナ&ワクチン問題の真実と背景

「全国有志医師の会」藤沢明徳医師インタビュー :新型コロナウイルスとワクチン薬害の真実

小林蓮実

――実際、政府の発表によれば、乳幼児の接種は2023年2月15日時点で1回以上接種が3.5%に抑制されていますね。

藤沢 そうですね。また「全国有志医師の会」では、ワクチン接種の推奨を表明した産婦人科学会と小児科学会に対して2022年3月、再考を求める請願書を提出。

さらに4月、国会にも「現行のmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン接種の即時中止と人権侵害をきたす感染症対策の是正を求める請願書」を提出しました。

そして実は2022年3月時点で、厚生労働省は各都道府県の衛生主管部(局)に対し、「ワクチン接種後に遷延(症状が長引くこと)する症状を訴える方が存在すること、また、そのような症状の相談先や受診先について悩んでいる方が存在すること等について指摘がなされていることを踏まえ、当該症状とワクチンとの因果関係の有無にかかわらず、受診を希望される方が必要な医療機関を受診できるよう、各都道府県が構築した診療体制について状況の確認等を行なっていただくようお願いします。

なお、公益社団法人日本医師会に対し、本件に関する協力を依頼していることを申し添えます」などと記した書類を送付しています。

実は、国や厚労省は、ワクチン後遺症の存在を認めているのです。この文書を受けて「全国有志医師の会」から日本医師会に向け、ワクチン後遺症患者の診療体制構築への協力を申し出ました。

――日本赤十字社宛てにも、「核酸ワクチン接種者から供血された血液製剤の安全確保についての嘆願書」を提出していますね。

藤沢 これは、日本輸血・細胞治療学会、日本血液学会、日本赤十字看護学会、日本小児血液・がん学会、日本検査血液学会にも同様の嘆願書を提出しました。

血液製剤とは血液などを有効成分とする医薬品のこと。ファイザーやモデルナのワクチンは、核酸ワクチンの一種である「mRNAワクチン」と呼ばれ、接種者の血液からはウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なスパイクタンパクが4カ月後も検出されることがわかっています。

ところが、接種後48時間を経過していれば、献血できるとされているのです。
そもそも今回のワクチンは人類史上初めてのもので、採用基準も「特例承認」という臨時的措置でした。また中長期的な影響も未知数。

さまざまな危惧を専門家は表明していましたが当然、血液中にもワクチンの成分が入ります。そこで、注意喚起と調査依頼を含めて嘆願書を送りました。

さらに、乳幼児のワクチン接種が開始されるにあたっては2022年11月に「生後6カ月〜4歳の乳幼児への新型コロナワクチン接種」に関する緊急記者会見を名古屋で開催し、アンケート結果も発表しています。

――動画で拝見しましたが、近所のお子さんたちを心配して涙ぐむ医師の方の様子が印象的でした。

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小林蓮実 小林蓮実

フリーライター。沖縄については「紙の爆弾」2021年6月号に米軍北部訓練場跡地問題、11月号に県外からの機動隊派遣問題、12月号に森林伐採問題などを寄稿。 『現代用語の基礎知識』『週刊金曜日』『NONUKESvoice(現・季節)』『情況』『現代の理論』『都市問題』等に寄稿してきた。自然農の田畑を手がけ、稲の多年草化に挑戦。

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