【連載】コロナ騒ぎ謎解き物語(寺島隆吉)

第13回 『長周新聞』批判─「反ワクチン」は陰謀論 !?③:遺伝子組み換えワクチンは本当に「ワクチン」か?

寺島隆吉

前節では、長周新聞が、暗殺された元司法長官の息子RFKジュニアに焦点をあて、「ワクチンが子どもの自閉症の原因だと主張して予防接種の義務化に反対し」 「ツイッターでも繰り返し発信していた」と、氏を批判していることを紹介しました。

しかしこの批判が事実に即したものではなく、まったく非科学的な言説であることは前節で詳説したとおりなので、ここでは繰りかえしません。

ところが長周新聞はPFKジュニアについて、さらに語調を強めて次のように攻撃していました。

弁護士で環境活動家であるケネディはワクチンから「子どもの健康を守る」ことを掲げた団体を立ち上げて活動してきた。

新型コロナワクチンについては「ビル・ゲイツがコロナ禍をつくりだした」 「打つと追跡用チップを体内に埋め込まれる」と陰謀論を主張。 「5G(第5世代移動通信システム)がコロナに関係している」 「元野球選手ハンク・アーロンの死はワクチンの影響だ」などと発信し、医療制度に不信を持つ黒人層にワクチン接種を止まらせる内容の動画も投稿してきた。

RFKジュニアが「子どもの健康防衛(Children’s Health Defense)」という団体を組織し、「the Defender」というインターネットのサイトを運営していることは間違いありません。

しかし、新型コロナワクチンに関する「ビル・ゲイツがコロナ禍をつくりだした」 「ワクチンを打つと追跡用チップを体内に埋め込まれる」という主張は陰謀論ではなく、事実その通りです。

これについては前著『コロナ騒ぎ謎解き物語――コロナウイルスで死ぬよりもコロナ政策で殺される』を読んでいただければ、その詳細を知ることができます。ですから、ここでは、長周新聞の主張についての反論は、割愛します。

それにしても、自分にとって都合の悪い主張が出てくると、それを「陰謀論」というレッテルを貼って攻撃するのは政府や権力者の常套手段なのに、 「権力と真っ向から闘う」ことを売り物にしている長周新聞が、同じ姿勢でRFKジュニアを攻撃するといは、どう考えても奇妙です。

また長周新聞は、 「5Gがコロナに関係している」 「元野球選手ハンク・アーロンの死はワクチンの影響だ」などと発信し、医療制度に不信を持つ黒人層にワクチン接種を止まらせる内容の動画も投稿してきた、としてRFKジュニアを攻撃しているのですが、これも奇妙な話です。

というのは、5G(第5世代移動通信システム)の危険性について、大手メディアが取り上げる以前から、いち早く警告を発してきたのは長周新聞だったからです。それは次の2020年1月21日の記事を見れば一目瞭然です。

(1)5G推進にストップをノンフィクションライター・古庄弘枝
https://www.chosyu-journal.jp/shakai/15458

遺伝子組み換えワクチンが体内に打ち込まれた人体に、5Gがどのような影響を与えるか、それを、mRNAワクチンを開発した巨大製薬会社のどこも検証していません。

だからこそCDC(アメリカ疾病管理予防センター)でさえ、正式なワクチンとして認可せず、あくまで緊急使用許可(Emergency Use Authorization:EUA)という形で許可したに過ぎませんでした。つまり「今のところ他に代わる薬がないからという理由で臨時に許可した」だけなのです。

しかし実際は大村智博士が開発したイベルメクチンは世界各地で目を見張るような成果をあげています。これも前著『コロナ騒ぎ謎解き物語』で詳述しましたから、ここでは繰りかえしません。

ですから日本政府も、 「安価」かつ「安全」なイベルメクチンこそ、 「緊急使用許可(EUA)」として認めて、安心して国民が使えるようにすればよいのであって、わざわざ「高価」かつ「危険」な遺伝子組み換えワクチンを外国から輸入して使う必要はないのです。

ところで、遺伝子組み換えワクチンの危険性と奇妙な振る舞いは日々あきらかになりつつあります。たとえば、mRNAワクチンに含まれているグラフェン酸化物というナノ粒子は、血栓や血液凝固を引き起こし、免疫系に影響を与えることを、スペインの研究チームが明らかにしています。

この研究については、下記の翻訳を御覧ください。

(2)グラフェン酸化物。COVID-19-のmRNAワクチンに内包されている毒物
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-632.html( 『翻訳NEWS』2021-08-08)

ところが、この研究は驚いたことに、 「グラフェン酸化物は電磁性を帯びており、そのことはワクチンを打った人に見られる」とし、 「この効果については、十分に文書化されており、確認もされている。欧州ワクチン警告協会(European Forum for Vaccine Vigilance)
による論文を参照して欲しい」と言っているのです。

そこで色々な文献を調べているうちに、さらに次のような恐ろしい事実を明らかにした論考があることを発見しました。

(3)Graphene Oxide Particles in Covid mRNA “Vaccines” Causing Magnetism?
「mRNAワクチンに含まれている酸化グラフェン粒子が、人体を磁石化する?」( 『翻訳NEWS』2021-09-10)http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-650.html

この論考によれば、 「mRNAワクチンに含まれている酸化グラフェン粒子が、人体を磁石化する」として具体的な事例を動画(約3分)および写真入りで紹介しています。

動画:https://odysee.com/@laquintacolumna:8/AUMENTAELALUDDEMAGNETIZADOSTRASLASVACUNAS-VIDEO20-:0

ここで登場するペドロ・チャベス医師(Pedro Chavez)は、自分の患者に、このような不思議な現象が起きることを、自分の眼で確認しているのです。そしてチャベス医師は「もっと多くの事例による研究が必要だ」と言っていました。

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寺島隆吉 寺島隆吉

国際教育総合文化研究所所長、元岐阜大学教授

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