【連載】ウクライナ問題の正体(寺島隆吉)

第16回 新型コロナ転じて、プーチンの悪魔化:ウクライナ危機は、3年前の「ランド研究所のプラン」通り

寺島隆吉

ロシアとプーチンを悪魔化する動きは、相変わらず熾烈を極めています。かつて新型コロナウイルスとワクチン批判者を悪魔化した動きと、全く同じです。

そこで今日はコロナ騒ぎとウクライナ問題をつなげた話を書きたいと思います。というのは先日、埼玉に住む弟が急逝したという知らせが、その長男から届いたからです。

この私の弟については、 『コロナ騒ぎ謎解き物語3』の終章で取りあげました。

コロナウイルスの感染者数が増えているという大宣伝を大手メデ ィアが繰りかえしていたので、新聞社や県庁や市役所に電話しました。 「一体どのような検査で感染者数を出しているのか」 「PCR検査で感染者数を出しているのであれば、Ct値(増幅回数)はいくつに設定しているのか」を尋ねたかったからでした。

というのは、 「感染者数が激増しているから」という理由で、私は施設に入所している弟のお見舞いにも行けなかったからです。妻や息子すらも面会できないのですから、高齢者である弟の心は冷えるばかりです。心が冷えれば体も冷えて、免疫力は一気に低下し、風邪でもひけばすぐ死につながります。

だから、アメリカのCDC(アメリカ疾病管理予防センター)でさえ「今のPCR検査ではコロナとインフルの区別ができないから、2021年12月31日をもってPCR検査を廃止する」と言っているのに、県庁や市役所にそのような認識があるのかを知りたかったのです。WHO(世界保健機関)も同様の警告を発しています。

このことについても、 『謎解き物語3』で詳述しました。

ところが驚いたことに、新聞社や県庁や市役所のどこに電話しても、 「Ct値」という認識がないのです。

新聞社というのは「裏をとってから記事を書く」のがその本分だと思うのですが、その新聞社でさえ、 「どのようなCt値を使ってPCR検査をしているのか」の確認をせず、県庁から出された数値をそのまま報道していることに驚かされました。

新聞社や県庁や市役所とのやりとりについては、先述の『謎解き物語3』にその詳細を書きましたから、ぜひ参照していただけるとありがたいのですが、 「こんなことでは全国の施設入所者から死者が続出しても不思議はない」という怒りが私を電話に駆り立てたのでした。

しかし、 私の不安は的中したのです。それが先述の、 「父、急逝す」という甥からの連絡でした。さらに、もっと驚いたことは、 「葬儀場に連絡したところ、火葬場がいっぱいで、通夜も葬式も10日後になる」との知らせでした。こんなに暖かい日和が続いているのに葬儀場が混んでいる!というのが大きな衝撃でした。

ふつう老人や病人の体に異変が起きて死者が続出するのは、天候が大きく変化して気温が急に落ちて冷え込むときが圧倒的に多いことは、よく知られた事実です。ところが4月に入って陽気が良くなったときに葬儀場が混んでいるというのは、信じがたいことでした。いったい何が起きているのか!?

そこでふと思いだしたのが、次のインタビュー記事でした。
*インタビュー:葬儀屋ジョン・オルーニー、 コロナに関する内部告発
https://www.kla.tv/20504(動画、日本語の字幕付き、 約40分)

葬儀屋ジョン・オルーニーの内部告発「コロナではなくワクチンで死んでいる」

 

幸いにも、この動画には日本語字幕だけでなく、このインタビューを「文字起こし」したものが動画の下に付いていました。

ですから、40分の動画をすべて見る時間的ゆとりがない人は、是非とも、この「文字起こし」だけでもプリンアウトして読んでいただきたいと思います。

この動画については、かつてのブログで簡単に紹介したのですが、今回の弟の死は「これについて、もっと詳しく紹介しろ」と、私に迫ってきているように思われました。というのは葬儀屋オルーニーは、遺体処理を頼まれてきた自分の衝撃的な経験を、インタビューのなかで次のように語っているからです。

 

2020年の3月から4月にかけてだが、葬儀屋の現場ではおかしなことが次から次に起きた。葬儀屋としては理解に苦しむことだった。

3週間ほどの間、私は毎晩、介護施設に呼ばれていたが、それはマット・ ハンコック保健相が病院の高齢者をすべて介護施設に移していた時期だった。

ハンコック保健相は、注意深く病院の高齢者にコロナ患者というラベルを貼って介護施設に入れていた。そしてこれと全く同じ時期に、鎮静剤のミダゾラムの購入量が1,000%も増加していたことが分かったんだ。そのことを明確に記録した一連の書類がある。

私は10年間、60%のシェアを占める大手葬儀会社で働いていたが、 その間、 3晩連続で介護施設に呼ばれたことは一度もなかった。

だから小さな家族経営の葬儀屋である私が、 突然、 3週間近くも毎晩、介護施設だけに呼ばれるというのは、異常なことだ。3週間の間に何度も宝くじに当たるのと同じくらいの確率だと思う。ありえないことだよ。

介護施設で私が引き取った人は皆コロナだとされていた。その場に医師がいたことは一度もなかった。私が知る限り、コロナの検査も一度も見なかった。 人工呼吸器も見たことがない。

人工呼吸器がないのだから、挿管のために大量の鎮静剤を投与する必要もなかったはずだ。介護施設で何千人もの人がミダゾラムを使って殺され、安楽死させられたのではないかと思っている。

当時、 私はその証拠書類等を探していて、時々ベッドの棚やごみ箱にそれを見つけることがあった。そのような証拠をちゃんと処分しなかった人もいたのだと思う。私の中で警戒心が大きく膨れ上がったが、 その時期は突然終わってしまった。始まるのも突然、 終わるのも突然だった。

 

こんなふうにして、この葬儀屋の疑問は膨らむばかりだったのですが、この疑問をさらに膨らませることが起こりました。 「年明けの1月6日からワクチン接種が始まる」と大々的に宣伝されていた、すなわち2020年の11月か12月の頃です。

11月、 12月と過ぎて、私たちは葬儀を行ってはいたが、特に忙しくはなかった。実際、介護施設では件数を増やそうと大変な努力をしていたが、全体としてみれば、2020年は2019年よりも死亡率は低かった。

英国で行う葬儀の大半は火葬式だ。おそらく95%が火葬式、残りの5%が土葬だ。死亡者数は増加しなかった。どこでもそうだった。統計は嘘をつかない。政府の統計を見ても、死者数は増加していない。

こうして私には疑念が生じてきた。私たちは騙されているのではないかという疑念だ。 「1月にワクチン接種が始まると間違いなく死亡率が急増するぞ」と言ったら皆に笑われて、 「おいおい、そんな馬鹿なことを言うな、お前は狂っているぞ」と言われた。

私たちは2021年1月2日に仕事に戻り、ワクチン接種が6日に始まったが、それからの死亡率は異常だった。この15年間、葬儀屋としてこんなことは初めてで、他の葬儀屋に聞いても同じ感想だった。そしてそれはまさしくワクチン注射が始まってからのことだ。これが第2波と呼ばれるものだ。

第2波は12週間ほど続き、4月の第2週に突然終わった。正直に言って、あんな死亡率は二度と見たくない。ひどかった、ひどかったよ。

今回は遺体の出所はいろいろで、例えば介護施設だけではなく、病院や自宅もあった。ほとんどが病院での死亡だった。 ひどいとしか言い様のないありさまだった。 これこそがパンデミックで出て来る死者数というものだ。しかしそれはワクチン接種が始まってからのことで、それ以前にはなかったことだ。

ジョン・オルーニー氏のインタビューは、 実に多様かつ説得力に富む具体的体験に裏付けられていて、読み出したらやめられません。

しかし、このブログで紹介するには、あまりにも分量が多すぎるので、残念ながら割愛せざるを得ません。ぜひ左記URLで全文を読んでいただければ有り難いと思います。

*インタビュー:葬儀屋ジョン・オルーニー、 コロナに関する内部告発
https://www.kla.tv/20504

以上のような経過を経て、葬儀屋ジョン・オルーニー氏は、 今回のコロナ騒ぎは自然発生的に起きたパ ンデミック(Pan-demic)ではなく、政府がWHOの意向を受けて意図的に仕組んだプランデミック(Plan-demic)ではないかと疑いをもつようになりました。

ジョン・オルーニー氏が、下記の「英国首相ボリス・ジョンソンを初めとする政府閣僚を被告として、国際刑事裁判所(ICC)に提訴した告訴団」の一員に入っているのは、このような経過があったからだろうと私は推測しています。

*Before the International Criminal Court(ICC . The Corona Virus “Vaccines”. Nuremberg Code, Crimes)against humanity, War Crimes and Crimes of Aggression”「コロナウイルス 『ワクチン』 の推進者を、 ニュルンベルク綱領違反、 人道に対する罪、 戦争犯罪、侵略の罪で、 国際刑事裁判所に告訴」( 『翻訳NEWS』2022/04/02)
https://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-866.html

非常に興味深いことは、この告訴の被告人に、英国首相ボリス・ジョンソンを初めとする政府閣僚だけでなく、WHO(世界保健機構)事務局長やWEF(世界経済フォーラム)会長なども含まれていることです。その告訴人および被告人一覧は次のとおりです。

〈原告〉
ハンナ・ローズ-弁護士、告訴人代表
マーク・イェードン-元ファイザー社副社長・研究部長
ピアーズ・コービン-天体物理学者、活動家(コービン元労働党党首の兄)
マーク・セクストン-元警察官
ジョン・オルーニー-葬儀屋、活動家
ジョニー・マクステイ-活動家
ルイーズ・ショットボルト-看護師、 人権活動家

〈被告〉
英国首相ボリス・ジョンソン
イングランド最高医学責任者兼英国政府最高医学顧問クリストファー・ウイッティ
保健社会福祉省長官 (前)マシュー・ハンコック
保健社会福祉省長官 (現)サディド・ジャビッド
医薬品・医療製品規制庁長官(MHRA)ジュン・レイン
世界保健機関 (WHO) 事務局長テドロス・アダノム・ゲブレイェソス
ビル・アンド・ メリンダ・ゲイツ財団共同会長ウィリアム・ゲイツ3世(=ビル・ゲイツ)
ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団共同会長メリンダ・ゲイツ
ファイザー会長兼最高経営責任者アルバート・ブーラ
アストラゼネカ最高経営責任者ステファン・バンセル
モデルナ最高経営責任者パスカル・ソリオ
ジョンソン&ジョンソン最高経営責任者アレックス・ゴルスキー
ロックフェラー財団理事長ラジブ・シャー
国立アレルギー・感染症研究所 (NIAID) 所長アンソニー・ファウチ
世界経済フォーラム (WEF) 創設者兼会長クラウス ・シュワブ
エコ・ヘルス ・アライアンス会長ピーター・タザック

 

原告=告訴人のなかに、元ファイザー社の副社長(かつ研究部長)イェードン博士や天体物理学者コービン博士がいたり、被告人のなかに、巨大製薬会社ファイザーの社長やゲイツ財団のビル・ゲイツなどがいることも、興味をそそられる事実です。

なお、ナチスドイツの戦争犯罪を裁く過程で生まれた、医療の国際規準「ニ ュルンベルク綱領」については、 『謎解き物語3』 256頁で詳述しましたから、興味ある方は、そちらを御覧ください。

 

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寺島隆吉 寺島隆吉

国際教育総合文化研究所所長、元岐阜大学教授

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