またも分からん必勝しゃもじ/サミット饅頭のヘタレ/イラク戦争から20年あなた20年前どうしていた?戦争大国アメリカは他国に戦争させたがる/77年間アメリカの子分だった俺たち。戦場になるのは台湾だけじゃない。/鬼武みゆきと六人の仲間達
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ぷんぷんぷうーんだ。
3分2の原稿書いたらこのパソコン野郎に飛ばされちゃったよ。疲れるよねえ。
ま、やれるとこまで復元するわ。
義弟がテレビのことではやってくれるのだけど、このパソコン、とてもやってられねえ感じ。
鬼武みゆきさんのコンサートに本当に癒されたよ、イイなやっぱり心が鎮まるよ。
https://foimg.com/00190/VWvYYr
ピアノは美形の鬼武みゆきさん
この音楽会の主催者としてステージの右端に草月流家元、勅使河原茜さんが大きな花々をアレンジして見事な色と花の形、宇宙を作り上げてくれました。
https://foimg.com/00190/pErKPT
花は草月流家元、勅使河原茜さんの作品。花を前に鬼武さんと勅使河原さん
ステージではピアノのリーダー鬼武さんの他にすごいメンバーが。
Violin 中西俊博
Drums 岩瀬立飛
Bandoneon 北村聡
ゲスト
勅使河原茜(生花)
加藤登紀子(Vocal)
宮沢和史(Vocal 3線 Harmonica)
鬼武さんは東京理科大の出身、電気系メーカーで働いた後、ピアニストとして一本立ちした異色の音楽家だ。震災後の東北地方や北海道、南米やヨーロッパなど日本、世界各地を訪れそこで感じたものを音楽曲に変換、何枚ものCDを出している。今、私は彼女の代表作の一枚「FUKUSIMA」を聴きながら原稿を書いている。
今夜はもちろん鬼武さんのピアノ、ヨーロッパに行って作ったという2曲、モンサンミッシェル、プラハなどの曲に酔ったが、宮沢さんの「島唄」の生唄には本当に心の底からひっくりかえされそうな気分になった。酔ったのかなあ…いつまでもマスクから解放されない日本人に対する苛立たしさや戦後77年もアメリカの子分を務めていながら、それに気づかない日本人への絶望感など日々のネガティブな感情はこの際一切忘れて鬼武さんのコンサートの音とリズムに酔い痴れた。
・・・・・
いい気持ちになって帰宅。
ハッピーな気分に包まれコーヒーを自分で淹れて飲み、その夜は終わるはずだった。しかし、寝る前に読んでいなかった新聞各紙に目を通してこの一文字に神経が触れたのか?
「必勝しゃもじ」
何じゃ!?これは?聞いたこともない新聞もちくりと岸田総理をいじっている。
先ず毎日新聞
「必勝しゃもじ贈呈 酷評」
「首相ウクライナ訪問」
「野党『緊張感ない』『ノーセンス』」
野党の反応が紹介されている。
立憲民主党の泉健太代表は「戦争中の緊迫した国家元首に対して、緊迫した外交の中では違和感が拭えない。緊張感のなさを露呈した」
日本維新の会の馬場伸幸代表も「一言で言えばノーセンス。お気楽過ぎるんじゃないか。私なら怒る」
岸田首相は24日の参院予算委員会で
「ウクライナの人々が祖国や自由を守るために戦う努力に敬意を表したいし、わが国としてウクライナ支援をしっかり行っていきたい」
と説明した。
朝日新聞の「天声人語」からちょいと引用を御免被るね。
—–
「このモヤッとした違和感は何なんだろう。『必勝しゃもじ』なるものを岸田首相がウクライナのゼレンスキー大統領に贈ったという。『敵を飯とる=召し取る』との意味を込めた広島の縁起物だそうだが、スポーツや選挙の応援ではあるまいし
??略
??これに限らず最近の首相の言動には首をかしげるものが目立つ。後援会の会合で『サミットまんじゅう』を配った話もそうだ。G7広島サミットは被爆地から平和を訴える絶好の機会なのに、選挙区向けの人気取りが過ぎていまいか??どうして首相になろうと思ったのですかー福島を訪問した際、若者にそう尋ねられ、首相は答えた。
「日本で一番権限が大きい人なので」言葉の軽さにガクッと力が抜ける気がした
??権限は手段に過ぎない。目的ではないはずだ。いかなる理想を抱き、いかなる信念を持って政治家を目指したのか。なぜ堂々と語らないのだろう。岸田さん、どこかちょっと、ピントずれていませんか
??そのリーダーシップでいま、防衛費の大幅増をはじめ、この国のかたちを変えかねない重大な政策論議が進む。私たちはいったいどこに連れて行かれようとしているのか。大いに不安になる」
—–
大筋ではこの天声人語が言う通りだろう。岸田くんの「日本で一番権限が大きいひとなので」という答えには正直驚いたよ。じゃあ、ヤクザのセリフと同じじぁないか?
しかし、この天声人語を書いた記者も遠慮しながら、腰を引いて書いているな。
もっとズバッと書けよ。「天声人語」君よ!!
最後の締めの言葉が
「いったいどこに連れて行かれようとしているのか。大いに不安になる」
だったが。ここが大事なところだ。
天声人語氏もどこかは分かっているのだ。
しかし、遠慮してどこかは書かない、言わない。いや言えないのか。
はっきりしている。
日本は77年間アメリカの子分としてアメリカの言いなりに基地を作り、武器を増やし、兵員も増やし、対中国戦線、特に台湾問題が火を噴いた場合、戦場になるのはアメリカの最前線、日本であるのは間違いない。岸田君の最大の問題はアメリカの子分であることが日本人に何をもたらすのか??そこを日本人に語っていないことなのだ。
朝日新聞も毎日新聞も頑張れよ。
君たちの使命は権力をとことん監視することだ。監視するだけではダメだ。
アメリカの子分となって日本が戦場になることだけは体を張ってでも止めようぜ。
私の命はもう間もなく終わる。
孫子の時代に
「戦場」「戦争」
という現実は残したくないのだ、絶対に。
(2023/3/27)
鳥越 俊太郎・記
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1940年3月13日生まれ。福岡県出身。京都大学卒業後、毎日新聞社に入社。大阪本社社会部、東京本社社会部、テヘラン特派員、『サンデー毎日』編集長を経て、同社を退職。1989年より活動の場をテレビに移し、「ザ・スクープ」キャスターやコメンテーターとして活躍。山あり谷ありの取材生活を経て辿りついた肩書は“ニュースの職人”。2005年、大腸がん4期発覚。その後も肺や肝臓への転移が見つかり、4度の手術を受ける。以来、がん患者やその家族を対象とした講演活動を積極的に行っている。2010年よりスポーツジムにも通うなど、新境地を開拓中。