【連載】週刊 鳥越俊太郎のイチオシ速報!!

ちょっと、これは驚くよねえ!/タイム誌表紙の岸田首相「真の軍事大国化」だってさ/もう一回驚き桃の木だよねえ!!JAPANESE HITMANだって!?

鳥越俊太郎

ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00190/20230515100000109049
////////////////////////////////////////////////////////////////

週刊 鳥越俊太郎のイチオシ速報!!
https://foomii.com/00190

////////////////////////////////////////////////////////////////

https://foimg.com/00190/HnfVB8

https://foimg.com/00190/PXA6YP

タイム誌に出たんだぜ!
まあ、アメリカを代表するニュース週刊誌だ。そう言えば僕もアメリカにいる時はそう熱心にという訳じゃないけど読んでたけどね。ニューズウィークと並んでアメリカの二大ニュース週刊誌だ。

それにしてもこの表情。ほんとに岸田さんかね。岸田さんにしてはあり得ない顔だね。どこかの週刊誌に書いてあったような気がするが、この上眼使いで睨んだ表情は普通の市民のものじゃない。

その世界のヒットマンが誰かを狙ってあれれれ、こんな写真「タイム」の表紙でいいんですかね?

最終的にチェックして本人も周囲のスタッフもOKしているのなら、これが岸田陣営の日本やアメリカだけでなく世界への偽らざる【表情】だ。

でもさ、私がちょっと探しただけでも、こんな写真が出てくる。これは首相就任後の写真だろう。見比べてください。

https://foimg.com/00190/g7JxsM

えらい違いでしょう。私も岸田さんが首相就任の頃は、安倍さんや菅さん、いや歴代の首相の中でもどこかぽーっとしているような感じでしたね。

言ってることも「新しい資本主義」なんて訳わからんこと言って大丈夫かいな。
そう思ってた自民党支持者は多かったはずだ。

この2枚の写真を見ると別人だよね。
私もどちらかというと頼りない岸田さんのイメージを持っていたので、5月11日の東京新聞のこの記事には驚きもしたが、そうかやはりこいつの正体はこれか!!と思ったね。

「首相の望みは『真の軍事大国化』」

「【ニューヨーク=杉藤貴浩】米誌タイムス(電子版)は、岸田文雄首相が単独で掲載された5月22、29日号の表紙を発表した。『日本の選択』と題され、『首相は数十年の平和主義を捨て、自国を真の軍事大国にすることを望む』と紹介している。

記事は先月28日に同誌が首相公邸で単独取材したもので、岸田政権での国防費増大や米国との同盟強化などの政策に触れ、『世界第3の経済大国を、それに見合う軍事的影響力を持った大国に戻すことに着手した』と指摘した。
また、こうした変革は『同じく右派の自民党に所属した安倍晋三元首相が唱えてきた』と言及した上で『タカ派的だった安倍氏が(国論)二分した一方、岸田氏の持つハト派の顔が大きな抵抗なしに安保改革を可能にした』と評した。

ただ、日本の軍事力強化が周辺の安全保障環境を不安定化させ、中国との摩擦を強める恐れにも言及。『岸田氏の長年の公約である核なき世界への努力と相いれないと考える人々もいる』と指摘した。
首相は先月、同誌の『世界で最も影響力がある100人』の1人にも選ばれている」

「真の軍事大国化」のタイトルと、この「ヒットマン」が手に銃を隠し持つスタイルの写真。
あまりにもできすぎた活字と映像の組合わせにギョッとなったね。

岸田氏の首相になってからの立ち居振る舞いはまず国民の半数に近い反対を押し切って安倍晋三前首相の「国葬」を強行した。
次に昨年暮れのどさくさに日本の外交
・防衛政策の基本方針である

「国家安全保障戦略」など安全保障関連3文書を改定し、閣議決定した。

ここまですらっと決定されると、我々国民は何のことやら分からない。実は国の安全保障という大事なことを国民の耳に入れるどころか、国会でさえ素通りして、19人以内の大臣たちだけでさっさと決めてしまった。

これだけだとピンとこないかもしれない。だけどこれはどうかな?

「敵基地攻撃能力」とか「アメリカからトマホーク400発」も国民に何の相談もなくさっさと決めちゃったよ。「敵基地攻撃能力」なんて簡単に言うけど、これは敵が日本を攻撃する気配と証拠を事前に察知したら先手を打って敵を攻撃する能力を持つこと。いやいや例え先手を打つことができても、敵のミサイル発射台はその1箇所とは限らない。仮想敵国は北朝鮮か中国かな?
だとすれば北朝鮮はある程度基地の限りはあるけれど、中国はどうかな?恐らく何十ヶ所、いや何百ヶ所のミサイル基地があるかもしれない。1ヶ所を撃退しても反撃能力をゼロにすることは不可能だ。当然日本の基地にはミサイルの雨が降り、基地だけではなく日本国民の被害ははかりしれない。

これだけではない。
政府は原発の新増設と休止中の原発の再稼働なども決めた。これは軍事問題だけではない内側から国民の命を奪うことも我々には何の相談もない。岸田政権のやることは全て国民に図る、せめて国会で審議する。このプロセスをゼロにしているのだ。

私は戦後間も無く吉田茂政権、国民の大反対を招いた岸信介政権、池田、田中、小泉とさまざまな自民党の政権の姿を見てきたが、これほど酷い国民無視の総理大臣のを見たことがない。

最悪。岸田文雄。

この二つの言葉の組み合わせと冒頭の写真はつながる。

間違いなく岸田文雄は日本国民の命と財産を奪い取る「ヒットマン」である。

従ってこの「タイム」誌表紙の映像はズバリ岸田内閣の本質を映し出すものだった。

なお日本外務省はタイム誌に「見出しと記事の中身が異なっている」との異議を伝えたと言う。

が、もはやその異議たるや遅し。

表紙のヒットマンのイメージはアメリカ全土は言うに及ばず世界中に広がってしまったに違いない。

表紙に「JAPAN’SCHOICE」の英語での見出しが出ているが、これは「JAPANESE HITMAN」と修正した方がよさそうだ。

(2023/5/15)鳥越俊太郎記

– – – – – – – – – – – – – – – –

ISF主催トーク茶話会:孫崎享さんを囲んでのトーク茶話会のご案内

ISF主催公開シンポジウム:「9.11事件」の検証〜隠された不都合な真実を問う

※ISF会員登録およびご支援のお願いのチラシ作成しました。ダウンロードはこちらまで。
ISF会員登録のご案内

「独立言論フォーラム(ISF)ご支援のお願い」の動画を作成しました!

鳥越俊太郎 鳥越俊太郎

1940年3月13日生まれ。福岡県出身。京都大学卒業後、毎日新聞社に入社。大阪本社社会部、東京本社社会部、テヘラン特派員、『サンデー毎日』編集長を経て、同社を退職。1989年より活動の場をテレビに移し、「ザ・スクープ」キャスターやコメンテーターとして活躍。山あり谷ありの取材生活を経て辿りついた肩書は“ニュースの職人”。2005年、大腸がん4期発覚。その後も肺や肝臓への転移が見つかり、4度の手術を受ける。以来、がん患者やその家族を対象とした講演活動を積極的に行っている。2010年よりスポーツジムにも通うなど、新境地を開拓中。

ご支援ください。

ISFは市民による独立メディアです。広告に頼らずにすべて市民からの寄付金によって運営されています。皆さまからのご支援をよろしくお願いします!

Most Popular

Recommend

Recommend Movie

columnist

執筆者

一覧へ