【連載】コロナ・ワクチン問題を考える(小川みさ子)

第2回 議会で質し続けるマスク着用、ワクチン接種の危険性

小川みさ子

2020年新学期、「新型コロナウイルス感染防止による緊急事態宣言」が全都道府県対象となり、鹿児島県の塩田康一知事が全ての学校に対し臨時休業を要請したことで学童保育も休みになりました。当然ながら学校給食も中止、学校を再開してもメニューを減らした「簡易給食」で子どもたちも急激な生活変化を強いられました。

News headline that says “Infection spread”

 

給食関連事業者に対する支援の一方で、棚上げされた児童生徒への影響について母親たちからの声を5月臨時議会、6月議会と届けたのをキッカケに、コロナ関連の質問を重ねることになりました。まさか2年後に小児にまでワクチン接種が拡大するとは思ってもみない頃でした。

早速20年9月議会では、PCR検査陽性=感染ではないこと、日本の厚生労働省データにある1日当たりの死亡者の各死因(新型コロナ、がん、自殺者、交通事故、インフルエンザ、入浴中の事故)を数値で示し、なぜ新型コロナだけを恐れるのかと迫りました。

※厚労省の死亡数・死亡率(人口 10 万対)死因分類別・統計表https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai20/dl/gaikyouR2.pdf

次いで12月議会では、接種するかしないかは国民自らの意思に委ねられるものであることを周知すること等を付帯決議とし、第203回臨時国会に提出され12月2日に可決成立した。12月9日に公布、スピード施行された改正予防接種法に関する質疑を交わしました。いよいよワクチン接種の準備が整ったのだと不吉な気分に襲われました。

思いがけず21年1月に臨時議会の開催。四半世紀議員をしていますが1月に臨時議会というのは初めてのこと。案の定、2月からのワクチン接種準備に34億円という補正予算案が上程されたのです。

お国の命令に従い地方自治体に実施選択の自由はないかと問い、SARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)の時も含め過去に例のない臨時接種であること、コロナワクチンの種類、特徴、効果とリスク、科学的知見に関する市民への情報提供について、また接種しないことでの差別やいじめ、不利益な取り扱いをしないという周知方法を質し、新型コロナウイルスワクチン接種へ道を開くことになる34億円の補正予算案に1人で反対しました。

3月議会では、いよいよワクチン接種開始ということで急増した市民相談、更にマスクをできない子どもの保護者からの相談を基に、マスク着用についてのWHO(世界保健機関)と厚労省の見解による幼児のマスク不要説、健康被害に対する学校の対応、長崎大が研究発表したコロナ治療薬に関して質疑を交わしました。議会終了後、FMトーク番組に出演し、新型コロナワクチンの真実やマスク不要論について語り、1人でも多くに真実を伝えたいというパーソナリティと意気投合!

いよいよ6月議会では、医療従事者・高齢者のワクチン接種予約状況、10代の重症者・死者はゼロ(当時)なのに5月31日に接種対象者の年齢を12歳からに引き下げた根拠と集団接種への見解、ワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)、PCR検査のCt値(Threshold Cycle)による判定操作、財産・仕事・自由を失い自殺者が出始め、コロナリスクより犠牲が多過ぎるという現実、

菅義偉総理(当時)の「ワクチン接種1日100万回」を実現するための医療現場への提案~大規模接種事業や接種執行側への報酬アップ、新型コロナウイルス存在認定の科学的根拠を示す論文等の鹿児島県に対する公文書開示請求の不開示について、厚労省の人口動態統計20年の死亡者137万人中、新型コロナウイルスの死亡者数は3466人で僅か0.25%であること、増えつつあるワクチン接種後の死亡者と副反応を無視して、重大な懸念は認められずと評価する問題、

2類から早く5類感染症(季節性インフルエンザと同等)の扱いにするべき、職場における接種の判断時の上司からの押しつけや同調圧力の事例報告、mRNAワクチンは人類史上初の遺伝子ワクチンで23年5月までは世界的に治験中(人体実験中)であることについての認識、副反応など経過観察が必要で子々孫々への計り知れないワクチンの影響、

市から届いた説明書(ファイザー社製)に現時点では感染予防効果は明らかになっておらずワクチン接種にかかわらず適切な感染防止策を行う必要があると記されている件、ワクチン接種対象者に対するインフォームドコンセントの徹底、ワクチン「有効性」95%というが99%以上の人が接種する、しないに関係なく発症しないという事実、山積する問題点を掲げ質疑を交わしたのでした。

色々な問題点が指摘され明らかになり、自らの判断に委ねられると法律で謳われてもなお、ワクチンへの期待が膨らむのはなぜなのか? 残念ながら市民の判断に失望さえ感じる日々です。

A woman is getting vaccinated by a senior adult doctor in his doctor`s office.

 

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小川みさ子 小川みさ子

1952年鹿児島市平川町生まれ。たぱこ屋の長女で看板娘。教師であった父の転勤にともない、清水小(現在国分北小)、国分中、帖佐中、加治木高校、鹿児島純心女子短期大学を経て社会人となる。学生時代から市役所、県庁、電話局、郵便局、書店、文房具店、マーケツト等数多くのアルバイトを経験し、鹿児島大学生化学教室に勤務する。障がい者介護ボランティアに関わり、学生結婚後、子育てと同時に有機無農薬農産物の提携運動、石けん派生協〈グリーンコープかごしま〉の活動、反原発運動に長年関わり、教育、福祉、環境、人権、平和をテーマに世界12か国を飛ぴ回る。離婚を経て、現在は子ども1人との母子家庭。女性政策研究会、民衆の闘いを写真に残す会、日本婦人会議、共生ネツトTekuTekuなど多くの女性間題研究グループに属す。フエミニズム思想の持ち主でもある。ドキュメント映画制作、著書多数。1996年市民参加のまちをつくるため鹿児島市議に立候補、当選をはたす。「税金の無駄遺い」をなくすため現在も奪闘中。

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