田中一郎「いちろうちゃんのブログ」2023年5月29日 (月)
社会・経済その他田中一郎「いちろうちゃんのブログ」2023年5月29日 (月)
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気候変動に関する私の7つの質問に(科学者としてでなく一般市民として)答えられますか?=胡散臭い「人工排出CO2による地球温暖化」説を根拠なく妄信するのは「似非宗教カルト」信者と同じ行為です、原発推進の加担に結果します
前略,田中一郎です。
気候変動に関する私の下記の7つの質問に(科学者としてでなく一般市民として)答えられますか?
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1.エルニーニョ現象とラニーニャ現象というスペイン語で表わされる地球の気候現象のうち、男の子の名前はどちらでしょうか? また、それぞれの現象はどういうものですか?
2.太陽風とはどういうものですか?(地球上の気候変動や気温に大きく影響していると言われています)
3.銀河系宇宙の中での太陽系の動きと、地球上の気候変動・気温との関係はご存じですか?
4.太陽系の中での地球の公転と、地球上の気候変動・気温との関係はご存じですか?
5.太陽の黒点の数は何を示していますか? また、その黒点の数と地球上に降り注ぐ宇宙線の量との関係はどうなっていますか? 更に、地球上に降り注ぐ宇宙線の量と地球上の気候変動・気温との関係はご存じですか?
6.地球上の気候変動・気温は、様々な多くの要因で変化していると言われています。それを人工排出CO2だけに限定する理由と、その(科学的実証的)根拠は何ですか?
7.IPCCのスタッフたちが地球上の気候変動・気温をゴマカシていた「クライメート・ゲート」事件というものが2009年に発覚しましたが、この事件についてご存じですか?
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上記の7つの質問に、自分なりにきちんと答えられないのであれば、まずは、気候変動に関する国内外の多くの科学者たちの議論、特に「人工排出CO2による地球温暖化」説がおかしい、と主張している、圧倒的多数の科学者たちの議論を少し勉強してみてください。てっとりばやくは、上記すべてについて、下記をご覧になれば一目瞭然になります。活字が苦手な方も心配無用です。下記にご紹介する広瀬隆氏の議論は(その主要な内容は国内外の宇宙物理学者・地球物理学者・地質学者などの学説の紹介です)、19本の講演録画にまとめられており、その講演の中で、カラー版でわかりやすくきれいなスライドショウがなされていますから、よく理解できると思います。
(関連)「GX脱炭素電源法案」は「脱炭素」で国民をだまして進める「原発原子力やりたい放題法案」だ:「人工排出CO2による地球温暖化」説に科学的根拠はない=世界の多くの学者たちは地球の気候を「宇宙からの影響」と見ている- いちろうちゃんのブログ
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(関連)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html
(関連)(報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html
(参考)優れた女性科学者に贈られる猿橋賞を受ける宇宙気候学者:宮原ひろ子さん(朝日 2023.5.8)
https://www.asahi.com/articles/DA3S15630249.html
(宮原ひろ子さんは広瀬隆氏の説明の中に何度も出てくる宇宙物理学者の1人です)
また近々、下記の通り、たんぽぽ舎主催で講演会を行いますので、是非聞きに来てください。
◆(予約必要)(チラシ)(6.24)「原発大暴走&リニア新幹線を斬る」講演会:広瀬隆・川村晃生(全水道会館)
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhTNq7OJQoxH5l3hj?e=mDLVCs
(6/24 午後1時 水道橋の全水道会館です)
(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)
更に、最近書店で下記の図書を見つけました。読み始めていますが、この新書の最初の論文(丸山茂徳東京工業大学名誉教授著「過去1000年間の地球の気温変化を大気中CO2の増減では説明できない」)は、上記でご紹介する広瀬隆氏の説明と全く同じ内容です。活字を読まないと気が済まない方は、この新書をご覧になるといいでしょう。
(この新書は論文集になっているので玉石混交の可能性があります。批判的な観点を必ず持ってご覧ください。これからの時代は、100%信じる・信じない、というような態度をしていては判断を誤ります。相対的に、真偽の可能性にウェイトを掛けて、評価する訓練をいたしましょう)
◆地球温暖化「CO2犯人説」の大嘘-丸山茂徳/ほか著 川島博之/ほか著 掛谷英紀/ほか著 有馬純/ほか著(宝島新書:2023年2月出版)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034436883&Action_id=121&Sza_id=C0
<言葉の説明>
(1)気象庁 – エルニーニョ-ラニーニャ現象とは
https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/data/elnino/learning/faq/whatiselnino.html
(2)エルニーニョ現象、ラニーニャ現象とは?日本への影響は | お天気.com
https://hp.otenki.com/4496/
(3)太陽風 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E9%A2%A8
胡散臭い「人工排出CO2による地球温暖化」説を根拠なく妄信するのは「似非宗教カルト」信者と同じ行為です、原発推進の加担に結果します。必要なのは「脱原発」であって「脱炭素」ではありません。化石燃料・資源は、地球環境を破壊しないように、適切に効果的に使えばいいのです。石炭・石油・天然ガスを、野放図に、使いたい放題使ってもいい、などと言っているのではありません。環境破壊を許さないということは、チッソ水俣・昭和電工新潟や富山イタイイタイ病(カドミウム)や四日市ぜんそくの時代(1970年公害国会)も今も、全く変わっていません。
私は、「人工排出CO2による地球温暖化」などよりも、生物多様性の破壊(特に熱帯雨林や冷帯針葉樹林の破壊)の方が心配です。パーム油をバイオマス資源だ、再生エネだ、などと言って大量に輸入して平然としている日本のありように、唖然とします。サカサマですよ。パーム油は熱帯雨林の天敵です。
(参考)パーム油の問題 – ウータン・森と生活を考える会 (HUTAN Group)
https://hutangroup.org/palmoil
今日の「再生可能エネルギー」ブームもまた、困ったものだと思っています。メガソーラーはそのほとんどが森林破壊=環境破壊=地域社会破壊の代物ですし、ソーラーシエアリングは一部の作物を除いて農作業の邪魔になります。大事なことは、ソーラーシェアではなく、食料自給率の引上げです。また、地上風力発電は低周波公害があり、人の居住地域には建設できません。また、地熱発電も大半が自然環境破壊となるだけでなくコスト高であり、更に、バイオマスなどは、まったくのインチキ、という他ありません。森林を大量に伐採してそれを燃やして発電して、それがエコ、なんですか? バカバカしい限りですよ。それを言うなら、化石燃料だって、かつて植物だったのですから、バイオマスです。要するに、再生可能エネルギーというものを厳しく選別して、環境破壊型を許さないという態度が必要なのです。(最近では、福島原発事故で放射能に汚染された森林を伐採してバイオマス発電に使え、などと言っている愚かな主張が、脱原発派の中からも出てきています)(ソーラーパネルは、家屋やビルや工場の屋根、公共施設=高速道路の中央分離帯など、に設置していくべきです。ペロブスカイトという次世代型パネルも開発されてきていて、これが実用化すれば、建物の壁など、さまざまなところに自在に設置できるでしょう。適切な再生エネを増やす、ということについて、何の異議もありません)
いわゆる「食わず嫌い」をして、批判に耳を傾けないまま「人工排出CO2による地球温暖化」説を信奉し、まるで「似非宗教カルト」の信者のごとくふるまう「自称(似非)環境派市民・団体」が大量に生まれているように思えます。そしてそれが、原発と核を推し進める勢力により利用され、石炭火力叩きから化石燃料叩き、CO2悪者論に昇華されて行き、まんまと彼らのワナにからめとられてしまっているように、私には見えます。
現代日本の再生可能エネルギー電源などは、電力の世界だけでもわずか10%にすぎません。しかもその多くは環境破壊型の可能性があります。もちろん電力業界も経済産業省も政治家どもも、再生可能エネルギー電源を大きく増やしていくことなどは本気ではありません。彼らが推進したいのは、再生エネ電源ではなく、脱炭素電源であり、それはとりもなおさず原発・原子力です。そして彼らは、電力以外の世界の脱炭素など、どこ吹く風です。だまされてはいけないのです。
こんな再生エネを大黒柱に据えて、脱原発をやりながら脱炭素をやれば、どうなりますか? たちまち大停電となり、その結果は、「こんな停電になるんだったら、原発も必要悪として、ある程度維持しなければいけない」という原発・核を推進する勢力の言いぐさに押し切られ、いよいよ原発推進は本格化していくでしょう。これこそ、原発推進・「脱炭素」のショックドクトリンです。その日は、愚かな「脱炭素」市民運動・社会運動をやめない限り、時々刻々と近づいていると言っていいでしょう。
繰り返しますが、化石燃料は、環境破壊が起きないように、大事に上手に使えばいいのです。そして、日本社会をポスト産業社会の国として、省エネ、だけでなく「少エネ」(電源は「オンサイト・コジェネ」です)=つまり地方分散分権型の社会にしていくことで、エネルギーをたくさん使わなくてすみ、かつQOL=生活の質を落とさない経済社会に、時間をかけて変えていくのです。ビジネススタイルをまず転換し、そのあとライフスタイルも変えていきます。そのためのプランを考え抜く、これがこれからの市民運動・社会運動の大きな課題です。情緒的な「脱炭素」運動ではありません。
私は科学者ではないですので、「人工排出CO2による地球温暖化」説が誤りである、と断定は致しません。しかし、胡散臭くて、インチキ臭くて、こんなものに依拠して、市民運動・社会運動を展開することは出来ない、と考えています。ましてや、「脱炭素」を理由に「原発推進」をやむなしと受け入れる、などということは、断固として拒否いたします、そう考えています。みなさまのご理解に期待しております。
草々
(追)「人工排出CO2による地球温暖化」説を提唱してやまない、江守正多さん、斎藤幸平さん、平田仁子さん(気候ネットワーク)、あなたたちは、広瀬隆氏の公開討論会の申し出から逃げ回っていないで、堂々と応じて、議論を闘わせてはいかがですか? また、彼らの主張をひっきりなしに月刊誌に掲載し、他方で、岩波書店『科学』には原発・放射能・被ばくの問題について、いっさいの論文を掲載しなくなり、脱原発・脱被ばく・核被害者完全救済から「敵前逃亡」した岩波書店さんも、彼らと広瀬隆氏との公開討論会を企画されてはどうでしょうか? 今こそ「人工排出CO2による地球温暖化」説を巡り、活発な議論が展開されてしかるべき時です。
草々
※なお本稿は、2023年5月 29日 (金)
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