マリー・ホーソン: なぜエスタブリッシュメントはこれほどRFKジュニアにおびえているのか?(上) 翻訳:嶋崎史崇

マリー・ホーソン

原文は↓
https://www.zerohedge.com/political/why-establishment-so-scared-rfk-jr
2023年6月10日掲載

アイキャッチの写真は原文サイトから引用しています。

デイジー・ルサーが記録しているように(https://www.theorganicprepper.com/government-paid-censors/)、OP(訳注:掲載元のOrganic Prepper)はデプラットフォーム(訳注:プラットフォームからの排除)によって多くの被害を受けている。これは経済的に非常に困難なことだが、私たちだけではない。定期的に排除される最大の公人の一人は、大統領候補のロバート・F・ケネディ・ジュニアだ。RFKは常に追放され、”反ワクチン論者 “として中傷されている。しかし、彼は本当に狂っているのだろうか?

RFKジュニアの背景
RFK Jr.は、もちろん幼少期に父親と伯父が暗殺されたことを除けば、有名で恵まれた家庭に生まれた。長い間、RFKジュニアは環境弁護士として有名だった。彼は1980年代、ヘロインで逮捕された際に裁判所から命じられた社会奉仕活動の一環として、ハドソン川の清掃に携わるようになった。その社会奉仕活動に触発された彼は、ハドソン川の浄化に取り組む複数のグループと協力するようになり、最終的に1999年にウォーターキーパー・アライアンスを設立した。

しかし、彼の環境ヒーローとしての地位は長くは続かなかった。2005年、彼はワクチンで傷ついた子どもたちの親たちから連絡を受け、ワクチン論争に参入した。それ以来、RFK ジュニアに関する記事で彼を “反ワクチン論者 “と表現しないものを見つけるのは難しい。

約15年間、(私も含めて)ほとんどの人は、彼や反ワクチン運動全般を変人として見下していた。私は子どもたちに予防接種を受けさせ、医療関係者が私たちの健康を守ってくれると信じて育てた。

新型コロナウイルス禍が起きるまでは。

「カーブ(訳注:感染の波)を平らにするための2週間」が数カ月、時には数年になるにつれ、多くの人々が、以前は信頼されていた機関の多くに何か深い問題があることに気づき始めた。私たちは、事業が閉鎖され、生活が破綻するのを目の当たりにした。様々な決定は、普通のアメリカ人、つまり中小企業を経営し、公立学校のような機関を頼りにしているような人々の最善の利益のためになされていなかったのだ。

ワクチン接種が始まると、事態はさらにおかしくなった。自然免疫は完全に無視され、国民は長期的な影響について試験されたことのないこの治療のモルモットとして、自らを差し出すことを期待された。ワクチン接種が義務化され始めると、RFKジュニアが医療行為に関する親の選択の権利を擁護したことが、より合理的に聞こえるようになった。

多くの嘘と操作が行われていることが明らかになった。私は「公式」の声をますます疑うようになり、RFK ジュニアのような人物の意見に耳を傾けるようになった。私は彼の著書『ザ・リアル・アンソニー・ファウチ』を、発売されるとすぐに購入した。

全部読んだ。全492ページにわたって、次から次へと詐欺の詳細が書かれている。すべての問題でRFK ジュニアの意見に賛成することはできないかもしれないが、彼が自分が論じている対象をよく知っていることは、誰も否定できない。そして、誰も彼を名誉毀損や中傷で訴えていない。このことは、この本がおおむね正確であると私に考えさせるようになった。

『ザ・リアル・アンソニー・ファウチ』は100万部以上売れ、2万3000件以上のレビューがあり、(訳注:5段階評価の平均で、と思われる)4.8の星を獲得しているが、レガシーメディアからの書評は皆無である。

では、なぜ民主党は彼を恐れているのか?

142で、RFK Jr.は、自分はレガシーメディアで定期的に記事が取り上げられる人気ゲストスピーカーだったのに、完全にのけ者にされるようになったことを語っている。水路の清掃から転じて、製薬会社を批判するようになったとたん、彼の地位は急変した。しかし、彼は十分な財力を持ち、ケネディの名前もあり、消えてはいない。

一般市民が新型コロナへの対応にますます不信感を抱くようになると、人々はRFKジュニアのような非主流派の声に耳を傾けるようになった。 彼の非営利団体「Children’s Health Defense」は、2020年に寄付収入が倍増した。

2022年1月に開催された彼の “Defeat the Mandates “(ワクチン義務化に反対)集会には3万人以上が参加した。

『ザ・リアル・アンソニー・ファウチ』が出版された後、タッカー・カールソンはRFK ジュニアをより定期的に招くようになった。RFKジュニアが民主党大統領候補として出馬する計画を発表した4月19日、2人はインタビューを行った。その5日後の4月24日、FOXはタッカーを解雇した。タッカーがRFK ジュニアに大きなプラットフォームを与えようとしたことが、解雇の理由の一つではないかと憶測を呼んだ。

RFKジュニアは、ラッセル・ブランドやジョーダン・ピーターソンなどのインタビューを受けている。「クレイジー」「過激派」というレッテルを貼られ続けてきたにもかかわらず、さまざまなホストとのやりとりを見ていると、彼は決して「クレージー」でも「過激派」でもないように見える。

大きな社会的圧力の後、インスタグラムは彼が大統領選への立候補を表明した時点で、彼の元のアカウントと選挙用アカウントを復活させなければならなかった。元ツイッターCEOのジャック・ドーシーは、MSM(主要メディア)の反発を受けつつも、RFKを支持した。彼を黙らせるのは難しい。

(下)に続く

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