田中一郎「いちろうちゃんのブログ」2023年9月29日

田中一郎

いちろうちゃんのブログ2023年9月 29日 (金)より

(報告)(9.26)オルタナティブな日本をめざして(第91回)「台湾有事と日本外交・日米同盟」(孫崎享さん:新ちょぼゼミ)(2023年9月26日)

「いちろうちゃんのブログ2023年9月 29日 (金)」全文は以下からご参照をお願い致します。
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/09/post-3c31b0.html

 

前略,田中一郎です。

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去る2023年9月26日(火)、水道橋のたんぽぽ舎において、標記「日本の司法・裁判所を立て直す制度改革(第3回目):うんざりするほどに神経を逆なでする日本の裁判所の反社会的・反国民的判決(その2)(新ちょぼゼミ)」を開催いたしました。

今回は、「日本の司法・裁判所を立て直す制度改革」シリーズの第3回目として、いよいよ日本の裁判所のひどい判決を具体的に見ていただきました(次回以降も続きます)。まさに反社会的・反国民的で、私たちの「正常な神経」を逆なでするような判決が山のように積みあがっています。社会正義を棚上げにし、巨悪権力犯罪を免罪して、その被害者・犠牲者を切り捨てる、対米隷属・行政追従・首相官邸忖度は当たり前、憲法判断からは逃げ回り、巨大資本などの支配階級の利益はきちんと守り、無実の人を冤罪で有罪にする、まさに「憲法の番人・法治国家の砦・法秩序の守り手」であるはずの裁判所・裁判官が、「憲法の破壊者・法治国家の墓堀人・無法地帯と化す法廷」となるありさまです。

ヘーゲル曰く「理性的なものは現実的であり、現実的なものは理性的である」(近代哲学)
田中一郎曰く「合法なものは非合法であり(一般市民)、非合法なものは合法である(権力者・大資本)」(日本の裁判所)

今回を含めて、これから見ていただく日本の裁判所のロクデモナイ判決の数々は、日本の裁判所・裁判官とその判決に対して、みなさまに「うんざり」を私と共有していただくためのものです。「裁判所・裁判官はひどいと聞いていたけれど、実際、こんな判決を出しているのか!」「なんだこの判決は、ほんとにふざけるな! だな、これは」「もう許せん、こんなものを放置しておくわけにはいかないぞ!」「こいつら(裁判官ども)は一体誰のために、何のために仕事をしているんだ!」、たとえばこのようなお気持ちになっていただくために、私の非力な力でプレゼンを続けていきます。

それは、みなさまの「こんな裁判所・裁判官は、何とかせにゃ、いかんぞえ」という強いお気持ちが、このどうしようもない日本の裁判所・裁判官、検察・検察官、警察・警察官を変えていく原動力になるからです。言い換えれば、デタラメな司法・検察に対するみなさまの、つまりは広範な有権者・国民の怒り・憤りが、日本の司法を転換させていくと、固く信じているからです。

第1回目のプレゼンの中でも申し上げていますが、日本の司法改革(第二次司法改革になります)は政治改革よりもハードルが高く、政治改革なくしては司法改革はきちんとできません。だからまずもって、日本の政治をまともなものにする政治改革は緊急の課題です。残念ながら、それができていない。情けないですが、未だに政治はダメのままです。しかし、だからと言って、司法の改革については何もできないかというと、そうでもないのです。私は、政治改革と司法改革を並行して進めていけばいいと思っていますし、第三権力である司法がちゃんと機能すれば、政治改革も容易になっていくだろうと思っています(処方箋もこのシリーズの一環で提案する予定です)。

千里の道も一歩から、です。私たちの目の前に立ちふさがる、この日本の司法・検察・警察という「巨大な暗黒の壁」を「アリの一突き」から始めて、えっちらおっちらと掘り崩していきましょう。ものごとを裁判の中だけで解決する、などという「タコツボ」発想にならずに、裁判もまた「世直し」の1つの手段ととらえ直し、みんなで力を合わせて「遊撃戦」を展開していきましょう。

以下、当日の資料と録画を添付して、簡単にご報告申し上げます。

◆(当日録画)20230926 UPLAN 田中一郎「うんざりしてほしいプレゼンテーション」 – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=epVJEo0OG9M

(第1回)(拡散希望)(報告)(7.20)日本の司法・裁判所を立て直す制度改革(第1回目):日本国憲法の「司法」関連条文から裁判や裁判所の抜本改革を考える(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-c71de4.html

(第2回=前回)(拡散希望)(報告)(9.14)日本の司法・裁判所を立て直す制度改革(第2回目):うんざりするほどに神経を逆なでする日本の裁判所の反社会的・反国民的判決(その1)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/09/post-16959c.html

(前半、及び最後の「脱線タイム」関連資料)
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1.推薦図書・ご紹介図書

(1)5Gクライシス-加藤やすこ/著(緑風出版)

(2)電磁波の何が問題か どうする基地局・携帯電話・変電所・過敏症-大久保貞利/著(緑風出版)

(3)同盟は家臣ではない 日本独自の安全保障について-孫崎享/著(青灯社)

(4)東京電力の変節 最高裁・司法エリートとの癒着と原発被災者攻撃-後藤秀典/著(旬報社)

(5)日米安保と砂川判決の黒い霧 最高裁長官の情報漏洩を訴える国賠訴訟-吉田敏浩著(彩流社)

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(6)「ポチの告白」2008年版予告編 – YouTube

(7)日独裁判官物語 – 動画 Dailymotion

(8)映画『福田村事件』公式サイト

(9)テアトル新宿 – 日本映画の今を写し出す邦画専門の映画館

(10)(別添PDFファイル)PFAS血中濃度「健康被害恐れ」が住民の67% 多摩7市は都が汚染で井戸止めた地域 市民団体分析:東京新聞 TOKYO Web

(11)(別添PDFファイル)米軍基地と工場から漏出した全国「(PFAS)汚染水」マップ(『週刊現代 2023.7.29,8.5』)

(12)PFASピーファス(有機フッ素化合物)汚染 – 環境と人体を蝕む「永遠の化学物質」の規制に向けて – JEPA

(13)(報告)(6.24)「原発大暴走&リニア新幹線を斬る」講演会:広瀬隆さん・川村晃生さん(全水道会館:2023年6月24日)- いちろうちゃんのブログ

(14)活かされなかった被害住民の声「ストップ・リニア!訴訟」事業認可の取り消し認めず(イントロ部分)(樫田秀樹『週刊金曜日 2023.7.28』)

(15)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は①老朽原発、②環境破壊型「再エネ」、③旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ

(16)(タダの毒物)「新型コロナ」mRNAワクチンをめぐる直近情報:(1)新型コロナ変異株は「人工製造物」だった(宮沢孝幸京都大学准教授:ISF独立言論フォーラム)(2)ワクチン問題研究会記者会見(IWJ)他- いちろうちゃんのブログ

(関連)宮沢孝幸・ウイルス学者(京都大学医生物学研究所 准教授)の著書

(1)ウイルス学者の責任-宮沢孝幸/著(PHP研究所:2022/4)

(2)コロナワクチン失敗の本質-宮沢孝幸/著 鳥集徹/著(宝島社新書:2022/8)

(3)ウイルス学者の絶望-宮沢孝幸/著(宝島社新書:2023/2)

(17)パンデミック条約の恐怖
国民の命と健康を守る国家主権を放棄させ、締約国の医療・保険・衛生・健康政策をWHOの統制下に置かせるための「売国奴」条約が2024年5月をリミットに締結・批准されるというのは本当なのか!?(上記の宮沢孝幸氏のインタビューの中でも出てきた話)

(1)中学生でも分かる「WHOのパンデミック条約の改定が問題になっている理由」ー 誰がWHOを動かすかで人類の未来が変わってしまう!- | 全国有志医師の会|Volunteer Medical Association

(2)WHOのIHR国際保健規則(2005年版)の改訂案とパンデミック条約【1】 | 全国有志医師の会|Volunteer Medical Association

(3)WHOのIHR国際保健規則(2005年版)の改訂案とパンデミック条約【2】 | 全国有志医師の会|Volunteer Medical Association

(18)復活するスパイ防止法:国家重要情報非公開化と対米隷属国家の「国民選別制度」がSC(セキュリティ・クリアランス)制度だ:(必読重要論文)「大軍拡とSC(セキュリティ・クリアランス)制度法制化の危険性(井原總『経済 2023.9』)」- いちろうちゃんのブログ

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(以下、当日使いました様々な資料を私のレジメとともに下記に並べておきます)
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(0)(別添PDFファイル)裁判所・裁判官による不当な法廷運営

(1)(別添PDFファイル)(レジメ)日本の司法・裁判所を立て直す制度改革(その1)(田中一郎 2023年7月20日)

(2)日本国憲法 司法
関連資料1
関連資料2

(3-1)軽薄な判決に傍聴者は怒った:傍聴記(添田孝史) – 福島原発刑事訴訟支援団

(関連)福島原発、裁かれないでいいのか-古川元晴/著 船山泰範/著(朝日新書)

(一般の業務上過失事件の場合の予見可能性・回避可能性ではなくて、過酷事故の場合には国を滅ぼしかねない原発・核燃料サイクル施設の場合には、どこまで予見義務を果たしたかを厳しく問うこと、また、回避義務をどこまで努力して果たしたかを厳しく問うことが、基本的な刑事・民事の裁判の争点でなければならない。しかし、日本の弁護士界は、井戸川裁判(福島被ばく訴訟)の原告弁護団長の古川元晴弁護士をのぞき、全ての弁護士たちが「予見可能性・回避可能性」を争点にして裁判を争っている。この弁護士界の「横並び体質」は異常という他ない。:田中一郎)

(3-2)原発事故で国の責任認めない判決 「実際の津波は試算された津波と規模異なる」避難者訴訟で最高裁が初判断:東京新聞

(関連)(3-2)福島原発刑事訴訟支援団ニュース第14号 青空 – 福島原発刑事訴訟支援団
(6.17最高裁判決「国に責任は無い」は、2つの意味で民事訴訟違反のお粗末判決である=詳しくは上記を参照)

(3-3)東電株主代表訴訟
関連資料1
関連資料2

(関連)東芝の「巨悪」を逃がす大甘判決(『FACTA 2023.5』)

(東電株主代表訴訟の東京地裁裁判長=朝倉佳秀氏が下した判決とは思えないアマアマの判決、同じ裁判長だというのがショック)

(3-0-1)(別添PDFファイル)佐川氏尋問 二審も認めず、大阪高裁 公文書改ざん12月判決(東京 2023.9.14、日刊ゲンダイ 2023.9.15)

(3-0-2)(別添PDFファイル)情報開示訴訟でまさかの「全面敗訴」…赤木雅子さんは意識が遠のき、椅子からずり落ちた(日刊ゲンダイ 2023.9.16)

(関連)「森友改ざん訴訟」まさかの敗訴に赤木雅子さんは法廷でくずおれた「私、負けたの?」 抗議の声で騒然とする中、裁判長は…《法廷レポート》 – 文春オンライン

(関連)赤木雅子さん控訴審手続き 裁判所に響いた「そんなこと言わないでよ!」の悲痛な叫び|日刊ゲンダイDIGITAL

(関連)(別添PDFファイル)赤木雅子さんの法廷闘争(前川喜平 2023.9.17)

(3-0-3)(別添PDFファイル)安倍内閣 臨時国会3カ月応じず、国会召集訴訟上告を棄却、最高裁1人が反対意見(東京 2023.9.13)

(3-0-3)(別添PDFファイル)国会召集「内閣に義務」、最高裁判決 議員への賠償は認めず(朝日 2023.9.13)

(3-0-4)(別添PDFファイル)<社説>見舞金再び認めず 不条理極まりない判決だ 琉球新報

(4)再審法の改正に関する請願:請願の要旨:参議院

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次回は10/11の「新ちょぼゼミ」(下記)の際にご説明を続けます。引き続き司法・裁判所が下した最近の具体的なロクデモナイ判決(続き)を簡単なコメント付きでご覧いただこうと思っています。

◆(予約必要)オルタナティブな日本をめざして(第92回):「どうした、どうする、NHK」(長井曉さん:新ちょぼゼミ)(2023年10月11日)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/08/post-9975fd.html

(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー その1:2017-2023)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-2462a9.html
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草々

 

 

「いちろうちゃんのブログ2023年9月 29日 (金)」全文は以下からご参照をお願い致します。
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