皆さん、おはようございます。
3月16日のウクライナ情報ですが、❶孫崎 享さんのコメント(2024年3月15日)、❷パリ市長、ロシア除外希望 五輪「来てほしくない」(KYODO, 2024年3月14日)、❸ウクライナの監督による映画『マリウポルの20日』が、アカデミー賞の「最優秀ドキュメンタリー映画」部門を受賞した(2024年3月12日)、❹ザハロワは、ウクライナとハイチという2つの国が同時に崩壊する可能性を予測した(2024年3月12日)、❺BRICS:バンク・オブ・アメリカが米ドル暴落の警告を発する(2024年3月7日)、❻知っておくべきオバマの裏の顔とロシアから見たウクライナ侵攻(2024年2月26日)、❼ ドイツ軍幹部のクリミア大橋攻撃会話漏洩の衝撃。第三次世界大戦の導火線を消せ米国務省ヌーランド氏退任、カート・キャンベル氏国務副長官就任発表(2024年3月7日)、❽トランプの元戦略家Steve Bannonがビクトリア・ヌーランドに通告(2024年3月6日)、❾制裁にもかかわらず、ロシアの石油・ガス収入は2月に前年比80%増 – Bloomberg(2024年3月6日)、❿DSスパイ ヌーランド 辞任。ヌーランドはディープステートのスパイの一人 人道に対する犯罪に加担(2024年3月6日)、⓫「これこそ我々が最も恐れるべき専制政治である」(2024年3月5日)、⓬報道出来ないんだよ、強敵過ぎて(2024年3月5日)、です。
❷❸はオリンピックも映画産業も反ロ宣伝の道具に成り下がっている有様を示しています。❼❽❿はヌーランドですが、❽はすごみがありますね。日本のウクライナ報道は、さすがに戦況やウクライナ支援体制については実態を無視できなくなりつつありますが、「悪のプーチン」像を前提として「ロシアによる侵略」説を振り回しているのでこの戦争の本質をミスリードし続けています。私は微動だにせず、わが信じる道を歩みます。
昨日も『ウクライナ戦争論』の注文が5部10部と入りました。中にはロシア文学に長年なじんできた人々からの注文もありました。ロシアに親近感を持ってきた人々は、西側の反ロ一辺倒のウクライナ報道に何となく肩身の狭い思いを抱いてきたかもしれませんが、アメリカ政治の戦略的非情さ、ウクライナのネオナチの非人道の数々をしっかり認識すべきでしょう。何しろこの戦争の本質は、他国の政権を傀儡化させてアメリカに屈服させ、「敵」と見なした政体を疲弊・凋落させようと企てたアメリカと、その流れに乗って非人道の限りを尽くしてロシア語話者に民族浄化まがいの軍事弾圧を加えてたウクライナのネオナチ汚染政府の蛮行にこそにあるのであって、それ以外ではありません。先だって立命館の『国際平和ミュージアムだより』の連載覧「遊心雑記」に「ウクライナ戦争と腰痛」というエッセイ(添付)を書いたら、それを読んだ人々からかなりの注文がありました。
さて、3月16日の追加のウクライナ情報ですが、❶メルケルの告白とミンスク合意の裏側 ~ Merkel’s Confession and Behind the Minsk Agreements(日本語字幕)(2023年12月8日)、❷Never forget The Children of Donbass(決して忘れないで-ドンバスの子供たち、2024年3月6日)、❸ブリンケンは避難民の子供の親を殺害、母親に成りすまして逃走した、アゾフ戦闘員を2023年度「最も勇気ある女性」として表彰した‥(2024年3月6日)、❹岸田政権は米国の代わりにウクライナに金を出すのか?日本をATM替わりに使わせてなるか(2024/03/14)、❺NATOはロシアと戦う能力がない!スコット・リッター(2024年3月13日)。❻ロシア勝利なら「欧州の信用ゼロ」 ウクライナ侵攻 マクロン仏大統領(2024年3月15日)、❼ プーチン氏が成功と主張するロシア戦時経済、市民の不満はほぼ皆無(Bloomberg, 2024年3月15日)、❽バイデン氏の“記憶の衰え”を示す動画、320万回超表示 一般教書演説で高齢懸念払拭も失言続く(2024年3月15日)、❾ハンガリー懐柔に補助金は「公金悪用」 欧州議会、欧州委を提訴へ(朝日新聞、2024年3月15日)、❿韓米仏の武器輸出が大幅増…ロシアは「半分」に(ハンギョレ、2024年3月15日)、です。❶は既知の情報ですが、まとまった良い映像です。
さて、今日は新聞『思想運動』の頼まれ原稿の続きに取り組みましょう。みなさんもお元気でお過ごし下さい。
あんざい
3月16日ウクライナ情報の拡大とダウンロードはこちら
※ウクライナ問題関連の注目サイトのご紹介です。
https://isfweb.org/recommended/page-4879/
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
2024.02.09
・ISF主催トーク茶話会:原一男監督を囲んでのトーク茶話会のご案内
2024.02.08
・ISF主催トーク茶話会:天野統康さんを囲んでのトーク茶話会のご案内
※ISF会員登録およびご支援のお願いのチラシ作成しました。ダウンロードはこちらまで。
ISF会員登録のご案内
「独立言論フォーラム(ISF)ご支援のお願い」
安斎育郎
1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ
ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。