【連載】安斎育郎のウクライナ情報

3月17日のウクライナ情報

安斎育郎

皆さん、おはようございます。

なじかは知らねど、『ウクライナ戦争論』の注文がまた毎日10部20部と続き始めています。郵便局通いは当分続きそうです。昨日は頼まれエッセイの執筆、伝言館ミュージアム・グッズの開発・試作、ウクライナ情報の整理に加ええt、長女一家が来たので多色刷りの一日でした。

さて、3月17日の追加のウクライナ情報ですが、(1)フランシスコ法王、ウクライナ戦争終結に向けた協議を呼びかけ。カタール、アルジャジーラ放送 (AI日本語音声) 2024年3月12日、(2)ウクライナ兵士、平均年齢43歳…50万人の新兵確保に難航(yahooニュース、2024年3月15日)、(3)なぜ西側の戦車はウクライナで全滅するのか?(2024年3月15日)。(4)ロシアの大統領選挙に出馬表明するプーチン大統領。電子投票も使うけどドミニオン製ではないから安全(2024年3月14日)、(5)ウクライナ危機を生んだのは誰か? 露ウに民主化運動を仕掛け続けた全米民主主義基金NED PartⅠ(遠藤誉、2023年10月4日)、です。(5)の遠藤誉さんの論文が長いので、本数は少ないです。(1)、(2)、(3)のような情報が平気で出てくるようになりましたね。日本では多くの人が、「悪のロシアを勝たせてはならない。悪と戦っている善のウクライナを応援しなければならない。欧米や日本の支援で、ウクライナは負ける筈はない。勝つはずだ」と考えているようですが、そもそもこの紛争がなぜ起こったのかを事実に即して考えれば、この戦争を仕掛けたアメリカの意図が見て取れたはずなのですが、ほんとにほんとに西側の情報戦に洗脳されてしまいました。人々はこのようにして戦争政策に引きずられていく─その実例を現在進行形で目の当たりにしています、困ったもんだ。

嘆いてばかりいないで、頑張りましょうね。みなさんもお元気でガンバらっしゃい。

あんざい

3月17日ウクライナ情報の拡大とダウンロードはこちら

 

 

※ウクライナ問題関連の注目サイトのご紹介です。
https://isfweb.org/recommended/page-4879/

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

2024.02.09
・ISF主催トーク茶話会:原一男監督を囲んでのトーク茶話会のご案内

2024.02.08
・ISF主催トーク茶話会:天野統康さんを囲んでのトーク茶話会のご案内

※ISF会員登録およびご支援のお願いのチラシ作成しました。ダウンロードはこちらまで。
ISF会員登録のご案内

「独立言論フォーラム(ISF)ご支援のお願い」

安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

ご支援ください。

ISFは市民による独立メディアです。広告に頼らずにすべて市民からの寄付金によって運営されています。皆さまからのご支援をよろしくお願いします!

Most Popular

Recommend

Recommend Movie

columnist

執筆者

一覧へ