【連載】安斎育郎のウクライナ情報

5月19日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようございます。昨日、宇治の地元で、「詩人尹東柱記念碑建立委員会」主催の宇治川ハイキングがあり、私は碑の前で一行を出迎え、20分程の講話をする係でした。尹東柱の詩の韻について、そして、磯田道史さんの「歴史は韻を踏む」という認識について触れ、長野の昭和俳句弾圧不忘の碑を紹介しつつ、来年が治安維持法100年であり、治安維持法廃止80年であることに注意を喚起しました。集会後、宇治の教会で開かれた懇親会では、図らずも歌合戦の態を呈し、私はハリー・ベラフォンテの”Jamaica Farewell”を歌いました。美味しい韓国料理を頂きながらアルコール度数19度の日本酒を味わい、楽しい心の交流の場でしたが、準備担当の皆さん、ご苦労様でした。心より感謝します。それに、わがパートナーには家➡記念碑、記念碑➡教会、教会➡家と移動のドライバーをやって頂き、大変助かりました。感謝です。碑の前で『ウクライナ戦争論』5冊を普及して頂きました。ありがとうございました。

さて、今日のウクライナ情報ですが、❶「キエフにとって悪夢」(CNN,2024年5月15日)、❷こんなこと言ってる人もいた(2023年12月28日)、❸米サリバン補佐官の弁(2024年5月15日)、❹連合通信社、ウクライナ軍の移動に関する大規模な情報漏洩を報告(2024年5月16日)、❺ロシア軍に降伏したハリコフ地方の捕虜たち(2024年5月16日)、❻ シュミット元判事は、フィツォ暗殺未遂の理由はウクライナに関する彼の立場にあったのではないかと考えている(2024年5月16日)、❼キエフの地下鉄(2024年5月16日)、❽ウクライナ人より(2024年5月16日)、❾ロシアはウクライナに納入されたすべての軍事装備を破壊する-外務省報道官(2024年5月15日)、❿米ウクライナ安保協定、合意近付く 米国務長官「10年間支援する」(朝日新聞、2024年5月15日)、です。❼の「キエフの地下鉄』は不気味です。

さあ、今日は5月21日の「第73回種の会」の講演の資料を作らねばなりません。テーマは「少子化の問題点」「釈迦は一人なのになぜこんなに多くの仏教宗派があるのか」「嫉妬」の字の由来、「フィンランドの小型地下原発」の4つです。頑張りましょう‼皆さんも元気で‼

あんざい

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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