【連載】安斎育郎のウクライナ情報

6月18日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようございます。昨日は、ウクライナ情報の整理に加え、予定通り、日中友好協会からの頼まれ原稿の執筆に取り組みました。京都在住のKさんから、次のようなメールが来ました。「最新版の「ウクライナ戦争論」を20冊送っていただきたいのですが在庫はあるでしょうか?「ウクライナ戦争論」を東京の親しくしている女優に送りました。それを彼女が作・演出家に読ませたところ、間も無く上演される舞台に「戦争論」のことが脚本に挿入されたとのこと!冊子そのものも小道具として使うので、先生の所に直接注文があったのではないでしょうか。なので妻と2人で急遽、日程調整して観劇する事にしました。さてどんな使い方をするのか楽しみです。女優の話によると作・演出家の坂手氏(燐光群)が相当刺激を受けたそうです」とあります。たしかに女優さんと演出家さんから注文が来た心覚えがあります。どんな内容か、報告を待ちましょう。

さて、今日のウクライナ情報ですが、❶ 当事国の片方がいない平和会議は成り立たない ウクライナ会議への専門家らの見解(Sputnik, 2024年6月16日)、❷ゼレンスキー、プーチンの紛争終結提案を拒否。そして今?(2024年6月16日)、❸ 矢野義昭氏のドル支配の見方(2024年6月16日)、❹スイス大統領ヴィオラ・アムヘルト(2024年6月16日)、❺ 逆キューバ危機 | ダニエル・コヴァリック国連安保理で語る(2024年6月16日)、❻ プーチンとラブロフが語るウクライナ和平の条件とは?(2024年6月16日)、❼キューバとロシア軍のある意味での「緩さ」にびっくり(2024年6月15日)、❽【プーチン大統領・露外務省演説】 ロシアはヨーロッパに攻撃を加えない(2024年6月14日)、❾並んで:西側はロシアの石油とお金の狩りを開く-キャメロン(2024年6月14日)、❿ドイツ人の約80%が、ウクライナはロシアとの紛争に負けるだろうと考えている。 これは『フォーカス』誌がINSAに依頼した調査結果である(2024年6月13日)、です。

イタリアのサミットといい、スイスの平和会議といい、敗者のメンツ立て・慰労学芸会みたいな感じで、事態の平和的解決には全く役立たないどころか、ウクライナ人の命を無用に失わせる期間の延長にしかならないでしょう。ロシアの凍結資産の運用益を勝手に使うなどはドロボーそのものです。ただでは済まされないでしょうね。

さあ、今日は雨でラジオ体操はないかもしれないなあ。明日はみんなで昼食会だから、仕事をして明日の楽しみに備えよう。そういえば、昨日は7月24日の京都の民間企業の講演会のレジュメを送ったんだっけ。それに、この間つくった伝言館の「原発悔恨・伝言の碑」のミニチュア版20個も現地に送ったんだっけな。今日も楽しくガンバロウ!皆さんも元気で‼

あんざい

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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