本当にワクチンを打つべきなのか? ウィルス「不存在」をめぐる科学的議論◉神山徹(紙の爆弾2024年8・9月号掲載)
社会・経済政治#ウィルス #存在証明 #科学 #ワクチン #免疫 #抗原 #抗体 #コッホの四原則 #感染症#COVID -19 #子宮頸がん
接種開始から約3年で、過去の全てのワクチン(約45年間)の被害件数の1.5倍という空前の健康被害を生んだ新型コロナワクチン(mRNAワクチン)について、接種中止を求める声が、日増しに高まっている。
ただし、それ以外のワクチンについては、出生直後から何種類もの接種が、変わらず推奨され続けている。本稿ではそれらを含めたワクチン全体について、立ち止まって考えてみたい。
そもそも、ワクチン接種が推奨されるために、不可欠な要件が二つある。
一つは、対象となる病原性ウィルスが存在すること。
二つ目は、そのウィルスに対応する「獲得免疫」が存在することである。
当然のようでも、この二つが存在しなくては、病気の原因となるウィルスの感染を予防するためのワクチン接種を推奨することはできない。
まず、病原性ウィルスの存在を証明するためには、ウィルスを「分離」して、「同定」(一つの物質と決定すること)して、その病原体の感染性、病原性を証明しなくてはならない。
獲得免疫を証明するためには、病原体の抗原(免疫応答を引き起こす物質)に特異的に抗体(抗原を体外へ排出するタンパク質)が結合して、その後の感染を予防することを証明しなくてはならない。
しかし、本当にこれら不可欠な事柄が証明されているのかを見た時、実は大きな〝壁〞が存在しているのだ。
「コッホの四原則」を満たすウィルスは証明されていない
ある病原体が特定の病気の原因である、すなわち病原性を持つ病原体であることを証明する〝黄金律〞と認識されているのが「コッホの四原則」である。その四原則を次に示す。
①最初に、特定の症状を呈した人から常に検出されること(検出)
たとえば天然痘であれば、他の水疱と明確に区別できる水疱から天然痘ウィルスが必ず検出できること。
②次に、その特定の患者からはほぼ純粋な状態で分離できること(分離同定)
天然痘の水疱から、ほぼウィルスだけの純粋な状態で分離できること。
③その病原体の純粋な培養を、感受性のある動物・人に接種すると、同じ特定の症状を示す疾患が現れること(感染実験)
純粋な天然痘ウィルスだけを接種した人に、再び天然痘に特徴のある水疱が現れること。
④ ③により同じ特定の症状を表した動物・人から再び純粋培養の形でその菌・ウィルスが検出できること(検出)
接種して発症した人の天然痘に特徴のある水疱から、天然痘ウィルスが検出できること。
理にかなった、誰しもが納得する原則ではないだろうか。ドイツの医師ロベルト・コッホは1876年、この原則を用いて炭疽菌による病気が感染症であると証明したと報告されている。
しかし、他の多くの疾患、特にウィルスが原因と教えられる感染症が、この原則に正確に従って証明されたことは、実は、ほぼない。
コッホ自身が行なった、この四原則に従って炭疽菌が病原体であることを証明したという実験についても、詳細が検証できないためいくつかの疑問が残るのだが、この四原則は現在も論理的であり、科学的であると認められている。
病原体が外から体内に侵入し、増殖することが病気の原因であるとする病原体病因説の父と評されるのが、同じくドイツのルドルフ・ルートヴィヒ・カール・ウィルヒョー博士である。
だが、彼は晩年(1902年)、「私がもし人生をやり直すことができるなら、細菌が病気の原因ではなく、病気の組織という本来の生息する場所を求めてそこにやってきていることを証明するために一生を捧げる」と言ったと伝えられている。細菌やウィルスが病気の原因ではないことに気付いたウィルヒョー博士の後悔の発言だ。
彼の言葉は別の言い方をすれば、「ゴミに集まるハエはゴミの原因ではない」ということである。
すなわち、病気の組織に増えてくる細菌やウィルスは病気の原因
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