【連載】安斎育郎のウクライナ情報

7月15・17日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようございます。昨日はウクライナ情報の整理もさることながら、新日本出版社の企画にも取り掛かって、大忙しです。例のキエフの小児病院爆撃問題については、昨日送ったエッセイに少し情報を付け加え改訂版(添付)を一応完成させました。こちらをご利用下さい。

さて、今日のウクライナ情報ですが、❶ ロシアのプーチン:今後「BRICS」が独自の議会を設立すると発表(2024年7月12日)、❷【速報】トランプ氏の選挙集会で複数の発砲音 トランプ氏は避難し「無事」|TBS NEWS DIG(2024年7月14日)、❸トランプ前大統領銃撃される。東部ペンシルベニア州で遊説中。陣営が「無事」と声明 。トランプ前大統領の無事を心からお祈りいたします。卑劣な攻撃を最も強い言葉で非難します。(2024年7月14日)、❹こういうことで大統領選の帰趨が決まるのもなあ(2024年7月14日)、❺スコット・リッターが暴露: プーチンはナトーの幻想に強烈な平手打ちを食らわせた!ウクライナは破滅する(2024年7月14日)、❻ Russia News】7/13 時事ネタ土曜版です🫡‼️(ニキータ、2024年7月14日)、❼ウクライナの強制動員(2024年7月13日)、❽【ウクライナ】女性兵士倍増…1万人以上が最前線で戦闘任務に(日テレ・ニュース、2024年7月14日)、❾「大統領ではなく側近が重要な決定」 米民主下院議員が疑念、バイデン降ろし止まらず(Forbes, 2024年7月13日)、❿ペペ・エスコバル 誰がウクライナの病院を爆撃したのか?(ジャッジング・フリーダム、2024年7月14日)、です。

ウクライナ戦争は、もともとオバマ政権以来ジョー・バイデンとすでに退任したヴィクトリア・ヌーランドが50億ドルの巨費を投じてユーロ・マイダン・クーデターを画策してウクライナに傀儡政権をつくり、ウクライナのNATO加盟をテコにロシアを戦争に引きずり込んで国力を疲弊させ、対ロ経済制裁によってヨーロッパNATO諸国のロシアからの天然ガス輸入を禁止してアメリカ産ための「アメリカの戦略戦争」でしたが、その点では成功したものの、ロシアは疲弊するどころか経済的に発展し、BRICSや上海協力機構の発展で構造的なドル離れが一層進む気配ですね。その上戦況はロシアが圧倒的で、戦争を起こしたよたよたバイデン爺さんの選挙戦の間ははっきり負ける訳にもいかず、傀儡だったはずのゼレちゃんが「ウソつきクレクレタコラ」みたいになってあれくれこれくれと小英雄ぶって振舞ったものの結局は殆ど手ぶら帰り、イタリアのメローニのほかには次には出席できないような人々がNATO的慰労会で強がり合い、慰め合ってはみたものの、招かれたメンバー外のウソつきゼレちゃんは小児病院自爆をロシアのせいにするぐらいの下手な芝居しか演じられず、舞台の外ではハンガリーやインドやサジアラビアが余計な役回りを演じている。もう一極支配のグローバリズムから多極化に向かう趨勢は止まらずアメリカによるドル支配が崩壊の方向に向かう流れも止められず、誰かがNATO75周年式典は葬式みたいだったし、続くNATO会議はサーカスみたいだったと言いましたが、もう危ないことはやめましょうよ。

さあ、がんばらんばならん一日の始まりだ。皆さんもお元気で‼

あんざい

みなさん、こんにちは。明日から4日間(7月17日~20日)は東京、福島の旅です。20日までのウクライナ情報を順次お送りします。まず17日分です。

あんざい

7月15日のウクライナ情報の拡大とダウンロードはこちら

7月17日のウクライナ情報の拡大とダウンロードはこちら

 

※ウクライナ問題関連の注目サイトのご紹介です。
https://isfweb.org/recommended/page-4879/

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☆ISF主催公開シンポジウム:日米合同委員会の存在と対米従属 からの脱却を問う

☆ISF主催トーク茶話会:浜田和幸さんを囲んでのトーク茶話会のご案内

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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