【連載】安斎育郎のウクライナ情報

7月25日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようございます。昨日は京都は祇園祭のあと祭り。12時から1時間半近く、立命館大学国際平和ミュージアムで産經新聞のインタビューを受け、喫茶店で小1時間‟”killing the timeをしてから夕方の講演会場の烏丸京都ホテルに行きました島津系列の建設会社である太平工業株式会社の安全大会の記念講演で、「人はなぜ騙されるのか」がテーマの1時間半の講演。マジック実演付きで楽しんでもらいました。立命館時代の教え子が何人かいて、食事の席に懐かしそうに挨拶に来ました。家を出たのが10時45分、家に帰りついたのが20時40分。やっぱり一日仕事になりました。

さて、今日のウクライナ情報ですが、❶ スコット・リッターは嘆く(2024年7月23日)、❷「鉤十字があるのに、なぜロシア語を話すのか?(2024年7月23日)、❸ トランプ暗殺未遂事件の闇(2024年7月23日)、❹伊藤貫氏によるトランプ暗殺未遂事件の動画(新日本文化チャンネル桜、2024年7月23日)、❺ケネディ氏、トランプ氏支持か 本人同士が協議と米紙報道(2024.07.23)、❻ ロシアの対日本逆制裁(2024年7月24日)、❼クリチコ、和平実現のためゼレンスキーに国民投票の実施を提案(2024年7月21日)、❽ロシアの勢いが戻ってきた(2024年5月30日)、❾NATOは常に世界支配の道具だった | 歴史家ジェフ・リッチ博士(2024年7月23日)、❿ウクライナが虐殺問題を解決しない限りEU加盟は認めない=ポーランド国防相(2024年7月24日)、⓫ウクライナ外相、「ロシアとの対話用意ある」と発言=中国外務省、です。

❶のスコットの嘆きはそのまま日本の嘆きでもありますね。❺は本当だとすれば、トランプ有利に働きますが、ケネディ派の中には戸惑いや反発も出るかもしれません。❼⓫など、ウクライナ関係者の蠢きは、ウソつきで約束破りの常習犯ゼレンスキーの言説を含めて、何かが起こる予兆のように思われます。

さあて、ラジオ体操の後新日本出版社の出版企画のページ割りを最終的に決めて、執筆を進めましょう。この前出演したISF(独立言論フォーラム)の映像を見たと言って『ウクライナ戦争論』の注文がそれなりに入りました。昨日会った産經の記者にも送りましょう。では、皆さん、お元気で‼

あんざい

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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