【連載】安斎育郎のウクライナ情報

7月28日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようございます。昨日はまたまた『ウクライナ戦争論』の注文が50冊ありましたが、あと3日で改訂第11版が来ますので、うまくバトンタッチが出来そうです。新版には先日のキエフ小児病院ミサイル爆破事件のインチキも解明してありますが112頁建てになったので、1冊350円になりました。昨日50冊注文を寄越したか方からは、「『ウクライナ戦争論』は、はだしのゲン、戦争中毒に次ぐ平和と社会運動のバイブルです」と書いてありました。すごいですね。昨日はまた、「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」(私は副代表)の理事会がオンラインであり、原爆被災80周年を前に活発な意見交換がありました。

さて、今日のウクライナ情報ですが、❶ ウクライナの臓器売買、各臓器の値段。どこの国が買うのか?(2024年7月22日)、❷イスラエルの五輪参加にパリで抗議活動、パレスチナ人の虐殺停止を要求(2024年7月24日)、❸ウクライナでは学校の昼休みに子供達が「私たちの父はバンデラ」を楽しく歌います(2024年4月5日)、❹ウクライナ人の必死の河渡理【2024年7月25日】、❺ゼレンスキー大統領は戒厳令とラーダへの動員を延長する法案を提出(2024年7月25日)、❻ ポーランドがウクライナ西部の領土を奪取し始めた━これはロシアとポーランドの戦争につながるのか(2024年7月23日)、❼ロシア軍がノボショロフカ ぺルバヤとボルチェを占領 ウクライナ部隊テレグラムで悲痛の訴え(原伸一、2024年7月26日)、❾米国の政治的混乱はウクライナにどのような影響を与えるか。ジョン・ミアシャイマー、アレクサンダー・メルクーリス、グレン・ディーセン(2024年7月、❿特別軍事作戦 7月20日~26日の概要 露国防省(2024年7月26日)、です。❿によれば、戦場では1週間でウクライナ兵約14,000人が命を失っているという!早く戦争をやめんかい!

言うまいと思えど今日の暑さかな。皆さん元気で‼

あんざい

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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