【連載】安斎育郎のウクライナ情報

7月30日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようございます。昨日は新日本出版社の本の構成をさらにこねくり回して、「あれも入れたい、これも入れたい」病と闘っていました。重い荷物をもって郵便局にも通いました。パソコンの挙動がおかしいと感じたら、キーボードの電池がなくなりつつあるためでした。アメリカの知人から『ウクライナ戦争論』の英語情報が欲しいというので、関連資料を送りました。3日ほど前に書いた「わが恩師ジョセフ・ロートブラット」というエッセイを「平和のための博物館国際ネットワーク」の編集委員超のキヤ・キムに送ったら、次号に掲載したい旨の連絡が来ました。静岡の粕谷たか子さんからは8月1日に出来上がる『ウクライナ戦争論』改訂第11版の注文が入りました。112頁、フルカラー、図版満載、350円、送料はレターパックライトなら7冊で370円、レターパックプラスなら10冊で520円です。秋には大幅な郵便料の値上がりがありますね。

さて、今日のウクライナ情報ですが、❶ カマラ・ハリス旋風?ハリスがトランプを逆転???-日本のマスコミが「ハリスがトランプを逆転」と報じているが、事実と違う(及川幸久、2024年7月27日)、❷あんた何様?(2024年7月28日)、❸プーチンを悪魔に仕立て上げた言説オンパレード(2024年7月27日)、❹ロシア外務省 人身取引世界反対デー ウクライナの状況 マリア・ザハロワ報道官 Russia MFA Briefing 2024/07/24、❺ウクライナ移民がウクライナ大使館前で抗議活動、「我々は帰国しない」(2024年7月28日)、❻昨年のウクライナの「攻撃」は「愚か」だったと、アゾフ連隊の参謀長が語る(2024年7月27日)、❼スコット・リッター、カナダ人に大演説(2024年7月27日)、❽クピャンスク方面、ステルマホフカ。ロシア軍がウクライナ軍の塹壕拠点を次々と掃討(2024年7月27日)、❾宇に供与のF16は単なる時代遅れの兵器の1つ=ブラジル人専門家(2024年7月28日)、❿世界は少しずつロシアを支持し始めた=ハンガリー首相(2024年7月27日)、です。❿はまさにそういう傾向なんですね。

皆さん元気で‼

あんざい

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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