日本のマスコミがほとんど報じない「ニュース」 №2

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今回は少し“軽め”の話題をご紹介しましょう。
「パリ・オリンピック」が開幕しました。「オリンピック」そのものに対する評価はさて置き、今回は少し違った角度から見てみたいと思います。

1、オリンピックの開催当局は、中国の水泳選手31人に対し、一人平均21回(!)の薬物検査を実施しました。因みに、「白人圏」のアメリカは6回、オーストリア は4回です。
言うまでもなく、これまでも中国の「薬物汚染」が特段に問題視されたことはありません。

アスリートにとって、競技前のこうした負担は精神的にも、肉体的にも大変なストレスになることは言うまでもないでしょう。悪意の“嫌がらせ”に過ぎません。

2、面白いのは、この“嫌がらせ”はアメリカの連邦調査局(FBI)の圧力によるものだったことです。
あの「FBI」です!「パリ・オリンピック」と何の関係があるのでしょうか???文字通り、「反中」の為なら“見栄も外聞もお構いなし”と言ったところでしょうか。
そればかりか、「FBI」が中国選手に対し、直接「刑事調査」を要求しました???

勿論、こうしたばかげた要求が通るはずがないことをアメリカも充分知っています。
案の定、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)のトップは:“アメリカは他国の薬物問題をとやかく言う前に、自国選手の管理に専念しなさい”と諫めています。

アメリカが、「ウイグル」等と同様、人々に「中国選手は違法薬物を使用してメダルを取っている」というネガティブイメージを植え付ければ充分なのでしょう。

3、ではなぜ「水泳」なのでしょうか?これまで「水泳競技」に「黒人選手」がほとんどいなかったことからも分かる通り、「水泳競技」は「白人」の独断場であり、「白人」の「優越性」を“自己陶酔”するアイテムの一つでした。
これまで、アメリカをはじめ、多くの「白人国家」では、黒人は「プール」にさえ入れない時代が続いていました。「宿敵=中国」が水泳競技で「金メダル」をごっそり取ることに、「白人」の“プライド(?)”が許さなかったのでしょう・・・・

4、話しは変わって・・・「パリ・オリンピック」の開幕式は鮮やかなものでした。
パリの夜空を覆う一千機を超えるドローンが描き出す花火やイメージ画像はなかなか見応えのあるものでした。ところで、このドローンやその操作手段や技術を含め、そのすべてが「中国製」だと言うのをご存じでしたか?

このドローンのみならず、各種の通信設備から、選手送迎の自動運転の電気自動車や数々の競技器具、果ては会場警備用のロボット等のハイテク製品から、更にはキャラクターグッズに至るまで、開催備品類の約80%が「メイド イン チャイナ」だと言われています。
「パリ・オリンピック」と言うよりも、「中国ハイテク製品展覧会」と言った方が“適切”と揶揄する報道もちらほら見受けられます(*勿論「日本」は除く・・・)。

5、無論こうした状況に反発も起こっています。「サプライチェーン」の遮断や「中国製品」に対する課税強化を推し進め、中国の“過剰生産”キャンペーンをくり広げている最中ですから、当然と言えば当然です。現に議会ではこうした現状に対し反発する議員(特にいわゆる「反中議員」)が少なからずいます。
しかし、いくら反発してもどうしょうもないのです。
これだけ短期間に、これだけ高品質の物資を生産し、確実にパリまで輸送できる国が他にあろうはずがないという現実の前で、口を閉ざすしかないでしょう・・・

今回の「パリ・オリンピック」が映し出した「世界」は、「欧米」がいくら「交易」や「先端技術」などで中国に対し「制裁と封じ込め」を行おうとも、徒労に終わると言うことをはっきりと示しています。
「欧米(+ポチ)」がいくら認めたくなくとも、「世界」は確実に変わったのです!!

2024/7/28  墨面

本記事は日中友好ネット記事からの転載になります。

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