【連載】植草一秀の「知られざる真実」

【連載】知られざる真実/2024年8月26日 (月) 123便墜落の真相解明不可欠

植草一秀

日本政治が自公と第二自公によって牛耳られることになれば日本は終わる。

日本は完全な米国植民地になる。

敗戦後の2年間だけが日本の希望の時期だった。

「戦後民主化」が一気呵成に遂行された。

その金字塔が日本国憲法。

日本国憲法が施行されたから、ぎりぎり日本の民主主義が残存した。

しかし、1947年から強烈な揺り戻し=逆コースが始まった。

対日占領政策を大転換した米国は、日本の旧軍人、旧官僚を活用して民主主義を根底から制限した。

そして、日本に対する軍事占領を継続する日米安保=行政協定体制を構築した。

1955年体制が確立されたのである。

それでも、辛うじて日本の革新勢力は生き延びた。

2009年には日本の主権者国民が「革新政権」樹立を選択し「革新政権」が誕生したが、政権内部に潜む対米隷属派が、この「革新政権」を破壊した。

日本植民地支配を継続しようとする勢力にとって2009年の政権交代は最大の教訓になった。

これを「悪夢の民主党政権」と呼び、日本において二度と「革新政権」が誕生することがないよう、新たに新体制を構築する運動が推進されている。

新体制とは日本の政治体制を「自公と第二自公の二大勢力体制」に移行させるもの。

 

立憲民主党が改変の対象であり、立憲民主党が共産党を含む野党共闘を完全廃棄して、維新や国民などと連携して「第二自公」を創設する方向に事態が誘導されている。

日本の主権者がこれを許すのかどうか。

これが次の総選挙の隠された最大焦点になる。

「ガーベラの風(オールジャパン平和と共生)」はこの問題意識に立ち、9月4日の国会イベントを開催する。

主権者である国民にとって重要なのは「政局」でなく「政策」。

どのような政策が遂行されるのかが何よりも重要。

そこで、「災害=原発」、「食料=自給と安全」、「消費税」の三つの政策に焦点を絞り、政策を基軸にした選挙支援体制構築を目指す。

国会イベントの概要とプログラム案は以下の通り。

「災害・食料・消費税
総選挙 で 日本 を アップデート
〝ガーベラの風″国会イベント」
日 時:2024年9月4日(水)午後3時~6時
会 場:衆議院第二議員会館多目的会議室
主 催:ガーベラの風(オールジャパン平和と共生)

プログラム案(敬称略)
日本政治の根本問題    元内閣総理大臣 鳩山 友紀夫
原発・温暖化問題の真相 新ちょぼゼミ主宰 田中 一郎
食料自給と食の安全     VISION21代表 安田 節子
独立・命・成長        衆議院議員 原口 一博
消費税減税・廃止       衆議院議員 川内 博史
消費税問題          衆議院議員 たがや 亮
消費税減税・廃止      政治経済学者 植草 一秀
日航123便墜落の真相解明 JAL訴訟原告 吉備 素子
総選挙に向けての連帯     参議院議員 小池 晃
総選挙に向けての連帯     衆議院議員 末松 義規
総選挙に向けての連帯     参議院議員 福島みずほ
主権者国民による主体的行動と独立宣言 作家 真田 信秋
総選挙に向けての〝ガーベラの風″イニシアティブ採択

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参加は無料で事前申し込みが必要。

info@alljapan25.com

まで、お名前、よみがな、電話番号を明記の上、9月4日イベント参加希望と明記の上、メールをお送り賜りたい。

残席わずかのため、間もなく受け付けを終了する予定なので、参加希望者はお早めに申し込み賜りたい。

 

今回のイベントではJAL123便墜落事件に関するセッションを設ける。

JAL123便墜落事件については、8月9日、11日、12日にもブログ記事、メルマガ記事を掲載した。

この事件に関して決定的に重要な事項は、2013年9月に運輸省航空事故調査員会による

「62-2-JA8119(航空事故調査報告書付録)
(JA8119に関する試験研究資料)」
https://bit.ly/3KAt8Kr

が公表されたこと。

8月12日付ブログ記事
「成仏できない123便犠牲者」
https://x.gd/iA6sg

に記述したが、上記「付録」の101頁に

「18時24分35.64秒ごろに前向きに、また、36.16秒ないし36.28秒ごろに下向きに、それぞれ異なる異常な外力が作用したことが確からしく考えられる。」

と明記された。

ここに記された時刻は公表されているボイスレコーダー書き起こし記録に記載された、

「18時24分35、36秒に「ドーンというような音」」

と完全に一致するものである。

墜落で夫を失われた吉備素子さんが、フライトレコーダー等の開示をJALに求める訴訟を提起したが裁判所がこの請求を棄却した。

しかし、墜落の真相を知ることは犠牲者遺族の権利であり、JALの社会的責任である。

イベントでは吉備素子さんご自身が登壇され、真相解明を求める訴えをお話になる。

真相解明を求める世論を喚起することが必要だ。

 

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スリーネーションズリサーチ株式会社
http://www.uekusa-tri.co.jp/index.html

メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」
http://foomii.com/00050

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植草一秀 植草一秀

植草一秀(うえくさ かずひで) 1960年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒。大蔵事務官、京都大学助教授、米スタンフォード大学フーバー研究所客員フェロー、早稲田大学大学院教授などを経て、現在、スリーネーションズリサーチ株式会社代表取締役、ガーベラの風(オールジャパン平和と共生)運営委員。事実無根の冤罪事案による人物破壊工作にひるむことなく言論活動を継続。 経済金融情勢分析情報誌刊行業務の傍ら「誰もが笑顔で生きてゆける社会」を実現する『ガーベラ革命』を提唱。人気政治ブログ&メルマガ「植草一秀の『知られざる真実』」を発行。1998年日本経済新聞社アナリストランキング・エコノミスト部門1位。『現代日本経済政策論』(岩波書店、石橋湛山賞受賞)、『日本の独立』(飛鳥新社)、『アベノリスク』(講談社)、『国家はいつも嘘をつく』(祥伝社新書)、『25%の人が政治を私物化する国』(詩想社新書)、『低金利時代、低迷経済を打破する最強資金運用術』(コスミック出版)、『出る杭の世直し白書』(共著、ビジネス社)、『日本経済の黒い霧』(ビジネス社)、『千載一遇の金融大波乱』(ビジネス社、2023年1月刊)など著書多数。 スリーネーションズリサーチ株式会社 http://www.uekusa-tri.co.jp/index.html メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」 http://foomii.com/00050

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