【連載】安斎育郎のウクライナ情報

8月29日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようございます。案の定、昨日はINMPからは約束の資料は届きませんでした。伝言館の特別展は、10月は「阻止して良かった!珠洲原発」にしましょう。これはもうパネルの印刷もできているし、後は貼るだけです。のろのろ台風がちょっと心配です。9月2日にちゃんと移動できるかどうか。3日には立命館から大学院生らが来館し、講話する約束です。INMPの資料が来ないとすれば、立命館の企画展示室でやるジャネット・ランキン展のパネル選びと印刷をやりますかね。

さて、今日のウクライナ情報ですが、ウクライナ紛争の長期化は「軍産複合体の操作」=中国特別代表(2024年8月27日)、❷スイス平和エネルギー研究所が暴露した「ウクライナ戦争の裏側」の衝撃 世界は真実の半分しか見ていない(2022年5月31日)、❸クルスクのアメリカ兵Z(2024年8月23日 )、❹8月27日の戦況(2024年8月27日)、❺長距離ミサイルでの露領攻撃案は「火遊び」=ラブロフ外相(2024年8月27日)、❻IAEA事務局著 クルスク原発に原子力事故のリスク発生と明言(2024年8月27日)、❼しっかり考えろ!日本の国会議員とメディア ロシアのウクライナ侵攻の真実|鈴木宗男(2024年8月24日)、❽ロシア領侵攻で高まる世界戦争への発展可能性(東洋経済、2024年8月27日)、❾ロシア・クルスク原発「深刻な原子力事故が起きる恐れ」IAEA事務局長が警鐘(2024年8月26日)、❿中国人民解放軍(PLA)兵士がロシアに到着(2024年8月26日)、です。

クルスク侵略は時間延ばしではあったも、ウクライナ戦争の帰趨を決めるようなものにはならないでしょう。❷はちょっと古いですが、ときどき復習した方がいいですね。❿はちょっと不気味です。

さあ、今日はラストスパートで新日本の本に取り組みます。原稿本文よりも絵図面を描く時間が圧倒的に長いです。きょうも3~4枚絵図面を描くでしょう。がんばろ!

皆さんもお元気で‼

あんざい

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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