【連載】今週の寺島メソッド翻訳NEWS

寺島メソッド翻訳ニュース――終末期に入った米国

寺島隆吉

<記事原文 寺島先生推薦>
America Is Entering End Times
筆者:ポール・クレイグ・ロバーツ(Paul Craig Roberts)
出典:本人ブログ 2024年8月12日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年8月27日

2020年の大統領選挙を覚えている人はおられるだろうか? トランプは広範囲に選挙活動を展開し、膨大な数の聴衆を集めていた。熱狂はいたるところにあった。いっぽうバイデンは数回人前に出たが、彼の選挙集会に出席した人はいなかった。トランプは2020年の選挙で2016年の選挙よりも多くの票を獲得したが、バイデンは歴史上のどの大統領よりも多くの票を獲得した。どういうわけか、有権者は目に見えない候補者を選んだことになってしまった。

激戦州では、トラックで運ばれた投票箱が到着して、開票作業が真夜中に中止された。その投票箱の一部は州外からのものであり、届いたのは民主党が管理していた開票所だった。その票はほぼすべてバイデンに投じられたもので、開票が再開されるとトランプ氏の優勢は消えた。

同じことが今年の11月に起きるだろう。トランプ支持者、つまり明らかに正当な有権者の大多数は、トランプが勝つ、と考えている。トランプに投票する人々は活気にあふれ、熱意は高い。カマラの集会にトランプ並みの人出があるのを見た人はいるだろうか?トランプは2020年と同様に再び勝利するだろうが、民主党が激戦州の票を数えることで、カマラが「勝利」するだろう。

私が報告したように、売女マスコミはカマラを特に激戦州で優位に立つ強力な候補者に仕立て上げるのに忙しい。偽の世論調査ではカマラが優勢だ、と報じられている。なぜ米国の有権者は国境開放やロシアやイランとの戦争、LGBT+の祝福と正常化を望み、また学校の白人児童が自分たちや親は人種差別主義者であり、間違った性別の身体に生まれる可能性があると教えられることを望むのか、についてだれも説明したことはない。

民主党が明確にしたように、カマラに投票する米国民は、まさにこのような状況を望んでいるのだ。米国民が私の考え以上に堕落していない限り、大多数はカマラには投票しないだろう。

だが、彼女はいずれにせよ勝つだろう。

バイデンは辞任せざるを得なかった。民主党は、バイデンが再び選挙を盗めるほどの接戦を繰り広げることはできないと分かっていたからだ。先月の時点では、民主党ですらカマラを望んでいなかったという事実は、記憶の穴に葬り去られた。カマラは、米国史上最強の大統領候補の一人として報道機関によって作り上げられている。

共和党の資金集め担当者自身が、民主党の選挙盗みに加担している。私は、民主党がより多くの資金を集めているためトランプが負けるかもしれないという資金集めの訴えを何度も受けている。通常は鋭い洞察力を持つマージョリー・テイラー・グリーンからも。日和見主義的な共和党の資金集め担当者は、トランプが負ける可能性を強調することで、選挙戦は接戦でトランプが負ける可能性があるという売女マスコミのプロパガンダを支持している。これほど愚かなことができるのは共和党だけだ。共和党の資金集め担当者が、選挙は五分五分だという売女マスコミの意見に同意しているため、選挙は完全に盗み取られる状態になっている。

そしてそうなるだろう。激戦州では選挙を盗む手法が合法化されている。

共和党と米国民が2020年と2022年の選挙を盗まれたことを受け入れたのと同じように、彼らは2024年の選挙の盗難も受け入れるだろう。内戦やそれに類するものは起こらないだろう。米国民は、自分たちが政府に対する支配を取り戻すためにできることは何もない、ということを教えられることになるだろう。

カマラが軍隊を持たない最高裁を無視し、銃を取り上げても、米国民は抵抗しないだろう。 もし米国民が盗まれた選挙に抵抗しないなら、憲法修正第1条の破壊に抵抗しなかったように、憲法修正第2条の取り消しにも抵抗しないだろう。

カマラ政権の2年目までに、合衆国は建国の父たちが築いたものの名残さえ残っていないだろう。合衆国は史上最悪の暴政国家となるだろう。

若い白人異性愛男性への助言は、まだできるうちに米国から出て行くことだ。あなたがたにはホロコーストが迫っている。あなたがたは悪者扱いされ、二級市民に貶められるだろう。大学入学や雇用、出世で差別される可能性がある。人種差別的な告発から自分を守ることは許されない。白人の自己防衛は人種差別的であり、人種差別の証拠と見なされるからだ。今日の白人異性愛男性米国民の立場は、ナチスドイツのユダヤ人やガザのパレスチナ人の立場と同じだ。

希望は常にあるが、希望には戦士が必要だ。米国には戦士がいるのか、それとも従順な弱虫しかいないのだろうか?
https://www.youtube.com/watch?v=EmTz7EAYLrs

 

本記事は、寺島メソッド翻訳NEWS「終末期に入った米国」2024/08/28の転載原稿になります。

 

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寺島隆吉 寺島隆吉

国際教育総合文化研究所所長、元岐阜大学教授

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