【連載】安斎育郎のウクライナ情報

9月5日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようごうございます。

昨日は予定通り、パソコンにへばりついていましたが、ラジオ体操人の意見も入れて、遊びで添付の台風マンガも描いてみました。今日みんなに配ります。『ウクライナ戦争論』の注文が11冊入りましたので、今日発送します。

さて、今日のウクライナ情報ですが、ウクライナのNATO加盟は支持しない(スロバキアのフィッツォ首相、2024年9月2日)、❷ コメディアン時代の台本をそのまま使ってる(2024年9月2日)、❸ウクライナテロリスト捕虜の話(2024年9月2日)、❹ウソとホント(2024年9月1日)、❺【拡大BRICS】NATO加盟国のトルコはいよいよ公式にBRICS加盟申請を発表! NATOは終了(石田和晴、2024年9月4日)、❻AfDとサーラ急上昇、ショルツと緑の党敗北(2024年9月4日) ※20分弱です、❼ロシアは容赦しない ロシアはNATOとウクライナ軍の戦闘力に打撃を与えた!、❽ウクライナにおける臓器売買(2024年9月4日)、❾ウクライナの人事(2024年9月4日)、❿ダグラス・マクレガー クルスクにおけるロシアの増援 – ウクライナの最後の抵抗!(2024年9月2日)、です。

このところドネツク戦線でのロシアの進軍速度が非常に早まっていることや、ウクライナのクルスク侵攻の初期の戦術的成功と戦略的大失敗について論じている情報が多いのですが、私の情報発信ではほどほどにしています。それでもウクライナが敗北に向かっていることはお分かりでしょう。国内報道は相変わらずですが、NHKは特にひどい感じですね、ロシアが学校やホテルや病院を標的にすることがあるのは、一般人を殺すためではなく、そういうところを軍事関連施設として使っているからこそ攻撃対象にしているので、それをゼレンスキーが声高にロシアの非人道性をアピールする材料に使い、自分たちがドンバスの人々を無差別に殺戮してきた事実などには一言も触れません。民心は言われている以上にゼレンスキー政権から離反しているようですが、独裁的権力に物を言わせて戦場に行きたくないウクライ人を障がい者と言わず病者と言わず強制動員しています。可哀そうですが、ウクライナは大統領が和平交渉に臨むことを法律で禁止しているので、どうしようもありません。まあ、アメリカ大統領選挙が終わるまでは、アメリカが与したウクライナで決定的敗北にはしたくないのでしょう。この戦争の本質がどんどん透けて見えてきました。サウジアラビア、アラブ首長国連邦、イラン、アゼルバイジャン、トルコ、タイ、マレーシアなどのBRICS参加も、ウクライナ戦争以上に重大な動きです。しばらく観察を続けましょう。

今日はラジオ体操で添付の短風漫画を配ります。時々やる私のおちゃらけをみんな楽しんでいるようです。では、お達者で!

あんざい

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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