【連載】安斎育郎のウクライナ情報

9月9日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようごうございます。9月も第2週、ラジオ体操で空を見上げると幾分秋の雲を感じるようになりました。昨日は、近く立命館でやるギャラリー展示「ジャネット・ランキン展」のパネル制作に取り組みましたが、今日もその続きです。『ウクライナ戦争論』の注文が10冊ありました。改訂第11版は1冊350円の安値ですが、読んだら人にも読ませたくなるようで、昨日の10冊注文者も、最初は試しに1冊注文された方でした。10月からレターパックが値上がりですね。

さて、今日のウクライナ情報ですが、ドネツクのカルロフカはドンバス紛争開戦の地、解放は住民の悲願(2024年9月6日)、❷ 「失敗に終わったクルスクへの奇襲攻撃」矢野義昭 AJER2024.9.6、❸【9/6 ロシア・ウクライナ紛争】クルスク侵攻部隊は、占領維持か撤退か?、❹ゼレンスキーがクレバを解雇したのは、ロシアとの和平を望んだからだ – アレストビッチ(2024年9月6日)、❺解任されたクレバ外相への冷やかしコメント(2024年9月5日)、❻元CIA職員の証言「CIAは諜報機関ではありません。秘密工作を行う機関です。秘密工作の一環として、主にアメリカ国民を対象とした偽情報工作を行なっています」(2024年9月5日)、❼これはクレイジーだ┃NATO兵士は、ウクライナ軍の人員が大幅に減少する中、クルスクに大量に到着し続けている、❽「日本国政府とウクライナとの間のウクライナへの支援及び協力に関するアコード」への署名(外務省、2024年6月13日)、❾【ウクライナ越境攻撃】ロシアのクルスク州への侵攻について武田邦彦先生が伊藤貫さんに話を聞いてくれました(虎ノ門ニュース切り抜き、2024年9月5日)、❿ロシアの志願状況(2024年9月6日)、です。❾は伊藤貫さんの必見映像です。この映像で質問者役を務めている武田邦彦氏とは原発問題で見解が違うところがありましたが、このビデオでは主役は伊藤さんです。この間のゼレンスキーのクルスク侵攻の問題を含めて整理できるでしょう。

さあ、1年1か月続いているラジオ体操とフォークダンス、今日も頑張って一日の弾みをつけましょう。皆さんもお元気で。

あんざい

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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