【連載】知られざる真実/2024年9月13日 (金)123便訴訟吉備様と国会議員面談実現
核・原発問題政治9月4日に開催した「ガーベラの風(オールジャパン平和と共生)」主催の国会イベント
「災害・食料・消費税 総選挙で日本をアップデート」
https://x.gd/uYEIt
にJAL123便墜落事件に関して訴訟を提起された犠牲者遺族の吉備素子様をお招きした。
総選挙に向けて「ガーベラの風」が提示する戦術は
「政策を基軸にした連帯の構築」
である。
私たちは
「政策には関係なく、とにかく野党が集まればよい」
の立場を取らない。
主権者にとって重要なのは「政策」であって「政局」ではない。
根幹の政策についての考え方を共有する市民と政治勢力、議員候補者が連帯する。
基本政策を共有する候補者を一選挙区に一人選別して支援する。
このプロセスを経て当選を果たした議員が国会の過半数議席を占有すれば、基本政策を基軸にした政権を樹立できる。
基本政策が一致しない政治勢力が「野合」して、仮に政権を樹立できても、すぐに空中分解するだろう。
だから、基本政策の共有が何よりも大事になる。
基本政策のテーマとして「災害・食料・消費税」を挙げた。
題して「新3S政策」。
災害の核心は原発。
日本の原発は大地震に耐えられるように作られていない。
大地震で廃刊が破壊されるとフクシマ事故が再現される。
したがって、日本は原発を完全廃止するしかない。
また、地域に根差した農業を振興し、食の安全を確保しなければならない。
「経済安全保障」が叫ばれるが、その核心が「食料」である。
経済問題で最重要であるのが消費税。
税収が激増しており、財政が景気抑圧にシフトしている。
少なくとも財政運営を中立に戻す必要がある。
現在の日本で景気を支える役割を果たす中核は財政政策だ。
インフレが亢進し、日本円が暴落したなかでの金融緩和政策は正当性を持たない。
異常な金融緩和政策を修正する一方、超緊縮の財政政策運営を中立に戻す必要がある。
財政を中立に戻す際に補正予算でバラマキをすれば、その政府支出は一握りの政府癒着企業に集中投下される。
2020年度から23年度の4年間に史上空前の補正予算バラマキ財政が展開された。
これを排除して一般の主権者に恩恵が行き渡る方法を取る必要がある。
それが消費税減税の主張。
この三つ以外に、もう一つ大きな政策の柱がある。
対米隷属を排して日本の自主独立を実現すること。
この点についてはイベント冒頭で鳩山友紀夫元総理が基調演説でじっくりお話しくださった。
この対米自立問題と絡むのがJAL123便事件。
意見を述べられた吉備素子さまは最愛の夫を123便墜落で失なわれた。
ただひたすら、123便墜落の真相を明らかにしたいとの思いで活動を続けられている。
フライトレコーダー音声は一部しか公開されていない。
未公開部分に墜落の真相を明らかにするデータが存在する可能性が高い。
そこでJALに対してフライトレコーダー等の完全開示を求める訴訟を提起したが裁判所が請求を棄却した。
そこで、私たちは吉備様を国会イベントにお招きして、生の声広くお届けすることにした。
同時に「ガーベラの風」では、吉備様と何名かの国会議員との面談の機会を設営した。
裁判所が門前払いするなら、国会の場で真相解明を迫るしかない。
国会議員との面談実現は容易ではなかったが、ついに実現した。
今後は国会議員のお力で真相解明を迫ってゆきたい。
末松義規衆議院議員、原口一博衆議院議員、川内博史衆議院議員との面会が実現した。
また「ガーベラの風」運営委員も務めておられる山田正彦元農林水産大臣も吉備さまと面談くださった。
123便事件の真相解明に向けて「ガーベラの風」は今後も活動を続けてゆきたいと考える。
ご多忙の中、面談に応じてくださった国会議員ならびに山田元農水大臣にはこの場を借りて厚く謝意を示したい。
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植草一秀(うえくさ かずひで) 1960年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒。大蔵事務官、京都大学助教授、米スタンフォード大学フーバー研究所客員フェロー、早稲田大学大学院教授などを経て、現在、スリーネーションズリサーチ株式会社代表取締役、ガーベラの風(オールジャパン平和と共生)運営委員。事実無根の冤罪事案による人物破壊工作にひるむことなく言論活動を継続。 経済金融情勢分析情報誌刊行業務の傍ら「誰もが笑顔で生きてゆける社会」を実現する『ガーベラ革命』を提唱。人気政治ブログ&メルマガ「植草一秀の『知られざる真実』」を発行。1998年日本経済新聞社アナリストランキング・エコノミスト部門1位。『現代日本経済政策論』(岩波書店、石橋湛山賞受賞)、『日本の独立』(飛鳥新社)、『アベノリスク』(講談社)、『国家はいつも嘘をつく』(祥伝社新書)、『25%の人が政治を私物化する国』(詩想社新書)、『低金利時代、低迷経済を打破する最強資金運用術』(コスミック出版)、『出る杭の世直し白書』(共著、ビジネス社)、『日本経済の黒い霧』(ビジネス社)、『千載一遇の金融大波乱』(ビジネス社、2023年1月刊)など著書多数。 スリーネーションズリサーチ株式会社 http://www.uekusa-tri.co.jp/index.html メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」 http://foomii.com/00050