【連載】安斎育郎のウクライナ情報

9月15日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようございます。昨夜、東京・福島3日間のl旅路から帰りました。9月12日の戦没摘画学生慰霊美術館「無言館」が立命館傘下に入って最初の理事会・評議員会には、これまで理事長を務めた窪島誠一郎氏は今度は共同館主という位置づけで出席し、もう一人の共同館主に就任された内田也哉子さん(樹木希林さんの娘さん)も出席されました。私は新体制の中で「評議員」を務めることになりました。新理事長は立命館の志方専務理事で、理事には立命館大学国際平和ミュージアムの君島東彦館長も含まれています。2つ3つ意見を述べた後、私は福島に向かいました。定宿が確保できず、いわきのルートイン連泊で、10月からやる伝言館の特別展「阻止て良かった!珠洲原発」のパネルの準備と英語のキャプション付け、9月30日から立命館国際平和ミュージアム企画展示室やる(伝言館主催の)「非戦の人ジャネット・ランキン展」の準備を精一杯いたしました。夜京都に帰着すると、さほど熱心でないわが家の阪神ファンぶりにとってはめでたくも、1位の巨人がビリのヤクルトに負け、2位の阪神が3位の広島に勝ち、4位のDeNAが5位の中日に負けるという、これ以上ない結果が起こっていました。

さて、今日のウクライナ情報ですが、❶特別軍事作戦 9月10日の概要(露国防省、2024年9月10日)、❷露領奥深くへの攻撃許可は、前から決まっていた=ラブロフ外相(2024年9月12日)、❸英外相がウクライナを訪問、百年の支援を約束(2024年9月12日)、❹チェルノブイリに匹敵する核惨事のリスク=ラブロフ外相(2024年9月12日)、❺ウクライナ・中東情勢、批判ばかりで議論深まらず 米大統領選討論会(朝日新聞、2024年9月11日)、❻ロシア、西部クルスク州で反撃開始と主張 占拠された10集落を奪還と(BBC, 2024年9月13日)、❼越境攻撃のウクライナ軍に正念場か ロシア国防省「10集落奪還」(朝日新聞、2024年9月13日)、❽ミアシャイマー教授の見解(2024年9月14日)、❾ネベンジア国連ロシア大使の弁(2024年9月11日)、❿BRICS:自由を求める国々の急進展(2024年9月10日)、です。長い映像もあって全部丁寧に見るのは大変ですが、ウクライナ戦争の性格や戦況を過不足なく理解するためには、ゼレンスキーや西側のウソ情報に惑わされてはいけませんので、多少おっくうでも頑張ってみましょう。

さて今日は日曜日、旅の疲れを癒しながら次の仕事に取り掛かりましょう。皆さんもお元気で‼

あんざい

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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