【高橋清隆の文書館】2024年09月30日 「WHOの独裁反対!」、8000人が感染症に名を借りた国民統制に反対 “50万人永田町”へ

高橋清隆

WHOから命をまもる国民運動(共同代表:林千勝、井上正康・敬称略)主催の「国民集会パレードデモ有明」が9月28日、東京都江東区の東京臨海広域防災公園(防災公園)で開かれ、感染症に名を借りた国民統制に約8000人が抗議の意思を示した。

夜は思い思いのメッセージボードを掲げ、「WHOの独裁反対!」「フジテレビは真実を報道せよ」などとシュプレヒコールを上げながら、お台場方面へデモ行進。到着後、林氏は「フジテレビが本当に報道しないかどうか見よう。われわれは拡散、拡散」と呼び掛け、「50万人永田町」の目標に掲げ、参加者を鼓舞した。

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シュプレヒコールを上げながらデモ行進する「代表梯団」(2024.9.28、あけみ橋付近で筆者撮影)

この集会は4月13日の池袋、5月31日の日比谷に続く大規模集会として企画された。国際的な公衆衛生上の緊急事態を口実にした行動制限や言論統制に反対するもので、午前10時から午後6時まで防災公園で国会議員や識者、インフルエンサーの演説やコンサートが行われたほか、お台場と豊洲(とよす)の2方面へのデモ行進が実施された。

登壇したのは、原口一博衆院議員や川田龍平参院議員、井上・林の両共同代表、国際ジャーナリストの堤未果氏やチャンネル桜の水島総(みずしま・さとる)社長ら20人以上。25日からの「第6回国際危機サミット(ICS6 Tokyo)」に出席したクリスティーネ・アンダーソン欧州議員らもマイクを取った。コンサートでは、和楽器ソウルバンドのHEAVENESE(へヴニーズ)が歌と演奏を披露した。

参加人数の正式発表はまだないが、ある梯団(ていだん)のリーダーによれば、午前1500人、午後8000人、夜1000人が集結したとみられる。

午後6時、お台場方面へのデモ行進が防災公園を出発した。6つのほど梯団のうち、筆者は井上・林の両共同代表が率いる「代表梯団」に帯同させてもらった。参加者の手には「武見は紅麹(べにこうじ)に濡れ衣をきせんな!!」「日本人大虐殺 3発目の原爆」「自己増殖(レプリコン)ワクチン コスタイベで日本人殺すな!」などと書かれたメッセージボードが掲げられている。

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出発を待つデモ行進参加者(2024.9.28、防災公園で筆者撮影)

警察官に誘導されながら、暮れた街にシュプレヒコールを響かせる。

「WHOの独裁反対!」
「プランデミックを阻止せよ!」
「緊急事態条項反対!」
「国民への強制措置反対!」
「自治をはく奪する地方自治法改悪を廃止せよ」
「インフル等政府行動計画を廃止しろ!」
「メディアはこの集会・デモを正確に報道せよ」
「フジテレビは真実を報道せよ」

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お台場へ向かうデモ隊(2024.9.28、青海・有明南連絡線で筆者撮影)

しかし、警察との事前交渉で、フジテレビ本社前までのルートは認められなかった。手前の「夢の広場」下で解散になる。2.1キロの距離を38分かけて練り歩いた。

「夢の広場」では、林氏が握手攻めに遭う。「広島から来たんです」「ありがとうございます」「私は大阪から来ました」などと言葉を交わしていた。

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林氏(左)に握手を求め、行列ができる(2024.9.28、「夢の広場」で筆者撮影)

大阪市内から来た56歳の男性は、電飾の付いたのぼりをリュックにくくり、どこでも演説できるハンズフリーマイクを装着した出で立ちで参加した。「これなら、どこでも行けるんです。1人でも。桃太郎と呼んでいます」と笑顔を見せる。参加動機を「とにかく、(国民統制の条約や法律を)つぶしたいだけ」ときっぱり。

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大阪から来た男性会社員。電飾付きののぼりが目を引く(2024.9.28、「夢の広場」で筆者撮影)

会社員で有給を取ってきたという。普段から啓発チラシをポスティングしたり、街頭で配布したりしている。「なかなかもらってくれませんが、コロナワクチンの解毒方法を書いたチラシは、食い付きがいいんです。免疫力を上げるんですが」。

「10、11月が決戦、命懸けで子や孫を守ろう」と林氏

林氏を中心に、100人以上の人垣ができた。自然な展開で、林氏が演説を始める。

「(状況を)理解してるのは、立憲民主党のごく少数派だけ。立憲が政権を取ったって駄目。じゃあ、どうするか。われわれが主導権を取って、言うことを聞かせるんだよ」と切り出した。

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林氏(中央)の話を聞こうと円陣ができる(2024.9.28、「夢の広場」で筆者撮影)

「米国でトランプが政権を取れたのも、190年、200年戦っているから。その成果が出た」と分析。フランスやドイツ、イギリス、カナダの国民運動を例に、「大体、半分戦ってるんですよ。日本は皆さんを含めて1、2%。二百数十万人だけど、98%は分かってない。投票に行くのはその半分。小選挙区制だから、その50%の半分を取れば、政権が取れるけど、宗教的な政党も付いていて、18%で天下が取れる。政党の中でも意見が分かれ、今回見てみれば分かるように、ひっついたり離れたりの力学で、1割未満で天下が取れる」と計算を披歴。

天下を取った勢力を「はっきり言って、ウォール街の代理人」と断じ、「金もうけの仕組みの中で、われわれの命なんて何とも思ってないのが今の政治。残念ながら本当に。武見(敬三・厚労相)だって、われわれの命を何とも思ってないはずだ。でなければ、あんな発言できない」と評じた。

「今日、明日、見よう。フジテレビが本当に報道しないかどうか。われわれは拡散、拡散、拡散で。いよいよ定期接種が始まったら、次の行動に移ろうよ。皆さん、どうですか」と問い掛けると、「ヨーッ、そうだ」と歓声と拍手が湧いた。

「10月と11月が決戦」と説き、「頑張ろう、頑張ろう、頑張ろう」と唱和した。

「具体的には、何をやるんですか」とやじが飛ぶ。「50万人永田町ですよ」と応じた。1960年代の安保闘争や、バングラデシュで学生が首相公邸になだれ込んで辞任に追い込んだ例を挙げ、「われわれは違法なことはしないけれども、命を守る国民が数十万人永田町に自発的に集まれば、腰抜けの閣僚はみんな逃げますよ。だから、われわれの意気込みを見せよう、命懸けで見せよう、命懸けで子供や孫を守っていこうじゃないか」と参加者を鼓舞した。

フジテレビやウェブニュースは早速、悪宣伝

フジテレビは今回の集会・デモを報じた。ただし、「【独自】「デモ参加に1万円」“サクラ募集”に数千人が殺到 報酬受け取った参加者も…若者に広まった情報はデマか本当か」との見出しの悪宣伝として。しかし、主催団体とは関係がなく、参加者の一部に善意から派生した逸脱行動である。しかも、当人は謝罪をしている

他にも、「ゴミを撒き散らすデモ行進に、有明・豊洲の住民は怒っています」と題するウェブニュースがあった。しかし、前述の謝罪した当人たちが29日夜、豊洲コースで清掃活動を実施している。

WHOから命をまもる国民運動は、「みんなで配信しようぜ! 動画投稿プロジェクト」を開催中。「#この映画カメラマン5万人」のハッシュタグを付け、今回の集会・デモの動画をSNS(会員制交流サイト)に投稿することを呼び掛けている。

国民の自由を守る動きをマスメディアが無視・悪宣伝する中、どれだけこの危機意識を広められるかが問われている。

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※なお、この記事は「高橋清隆の文書館」2024年9月30日のブログ記事 からの転載であることをお断りします。

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高橋清隆 高橋清隆

反ジャーナリスト。金沢大学大学院経済学研究科修士課程修了。元ローカル新聞記者。著書に『偽装報道を見抜け!』(ナビ出版)、『亀井静香が吠える』(K&K プレス)、『山本太郎がほえる~野良犬の闘いが始まった』(Amazon O.D.)など。翻訳にデーヴィッド・アイク『答え』第1巻[コロナ詐欺編](ヒカルランド)。2022年3月、メディア廃棄運動を開始。 ブログ『高橋清隆の文書館』http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/

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