【高橋清隆の文書館】2024年10月7日不愉快なテレビマンたち

高橋清隆

テレビ局の人間は、鼻持ちならない印象が強い。自分たちの作る映像が広く流されるという自負からか、どこに行っても威張っている。まれに人当たりがいい人もいるが、やっている仕事は本質的にろくでもない。


有明集会を非難する不自然なニュース動画

九月二十八日に東京臨海広域防災公園で開かれた「国民集会パレードデモ有明」(主催・WHOから命をまもる国民運動)について翌日から、悪宣伝が展開された。FNNプライムオンラインは「【独自】「デモ参加に一万円」“サクラ募集”に数千人が殺到 報酬受け取った参加者も…若者に広まった情報はデマか本当か」と題するニュースを報じた。
反ワクチンの主催者はデモを成功させるため、SNS(会員制交流サイト)でサクラとなるアルバイトを募集したが、十分に支払わず、もめたとの内容だ。

十月一日には、このテレビ版と思われる映像がユーチューブにアップされていた。
フジテレビの記者が「休日で偶然その辺を歩いていたら、いつもは人通りが少ない道路なのに(若者が)たくさんいる。たばこを吸ったりビールを飲んでいた。何をしているんだろうと思って話しかけにいった」との状況設定になっていた。

ニコニコ動画でマスコミやワクチンなどの問題を提起している『親日の一般人チャンネル』様が疑問視していたが、「休日で偶然」なのになぜ、カメラクルーや音声さんを帯同させているのか?

この動画が指摘しているように、事後に謝罪文を出した「桜響明隊」が約百九十人に一万円を渡す計画をフジテレビが知り、SNS上に「歩くだけで一万円」の投稿を自ら拡散した可能性はないのか?
支払えないほどのサクラの動員を図るために。

さらに言えば、「桜響明隊」とその「友人の経営者」は、外部の干渉なしに独自で小遣いを渡すことを考えたのか?

私はテレビ局の人間に、昔から不快感を抱いてきた。
ローカル新聞記者をしていた頃、地域の祭りを取材に行った。
参加者は九九パーセント以上日本人なのに、一人いた外人ばかりにカメラのレンズを向けている。
私はたまらず、「おい、なんで外人ばっかり撮るんだ。偏向しているじゃないか」と注意した。

彼らがカメラを回しているとき、こちらがレンズの視界に入りそうになると、いつも腕をつかんでくる。だから、これくらい言わなくてはと思った。いや、それでは足りないほどだ。
亀井静香・旧国民新党代表の記者会見に行っていた頃、一度ICレコーダーを間違えて回収しようとしたら、記者に居丈高に怒鳴られたこともある。

田舎で完全無職だった頃(今も大差ない)、小遣いをもらってそばを食べに行った。
席で注文の品を待っていると、ガヤガヤと男女七、八人の集団が入って来る。
テレビを作っている人間らしい。
「○○テレビは」などと大きな声で執拗(しつよう)に連呼している。
仲間と騒ぐ権利はあると考えるから、そばに集中することに。
しかし、聞き捨てならない言葉が飛び出した。

「えー、何この局。チャンネル変えようよ」
「おー、やってる。やってる。俺たちのだ」

当時、まだ私は国際カルトに洗脳されていて、NHKが大好きだった。
「不特定多数のいる公共の場では、公共放送を見るのが常識だろう」と注意したい気持ちに駆られたが、それが自分の一番いけない部分だとも自覚していた。
正義感が強すぎて、どこへ行っても衝突が絶えなかったから。

〈自分は一人。ここでは大勢の人がその番組を楽しみにしているんだから、それを許してやるのが大人というものじゃないか〉

そう自分に言い聞かせ、お金を置いて店を出て来た。しかし、今考えれば、私は二重に間違っていた。

NHKの職員は民放や制作会社の人間より比較的柔和な人が多いし、番組での語り口も丁寧で礼を失するようなことはない。しかし、その分、一層たちが悪いとも言える。
その手口で、何も知らない人たちをだましてきた。
CO2地球温暖化説のうそを流して産業活動を制限し、コロナ脅威のうそを騒ぎ立て行動を制限し、特定国への敵対心をあおり、戦争を起こしてきた。
国の借金を問題視し、国民をここまで貧しくした。

私が「日本経済復活の会」の幹事長をしていた頃、NHKの有名男性アナウンサーが取材に来た。
ホームページで共感を得たとのことで、われわれの説明を熱心に聞き、積極財政に一層の理解を深めた様子で「必ず番組にするから」と約束して帰った。
ところがその後、何度電話しても「不在」で、結局放送はなかった。私には予想通りだったが。

民放・公共放送問わず、根源的な意味で誰も幸せにしない。
テレビマンは、国際カルトのアジェンダ(実現目標)遂行を円滑にする宣伝を担い、報酬を得る人だ。

有明での宣伝工作を解明すべきだと主張する人もいるかもしれないが、やらせかどうかはさまつな問題だと思っている。
国民にとって重要なのは、マスメディアが「反ワク=悪」の宣伝をしたという事実である。
真相究明の労を取るより、テレビを捨てた方が効果的だ。
他の部分では、どうせだまされているのだから。

テレビ局に対し、私は取材時の接触以外にも、番組内容について幾度も公開質問状を出したり、その回答を得るために電話してきた。
その全てが不愉快だった。

テレビを捨てると思いの他、不愉快が減る。


フジテレビ報道を疑問視する『親日の一般人チャンネル』様の動画

Dt-8XPdVAAoufIs

👆宣伝が使命のテレビ(「なみー」様のX投稿より拝借)

※なお、この記事は「高橋清隆の文書館」2024年10月7日のブログ記事からの転載であることをお断りします。

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

★ISF(独立言論フォーラム)「市民記者」募集のお知らせ:来たれ!真実探究&戦争廃絶の志のある仲間たち

※ISF会員登録およびご支援のお願いのチラシ作成しました。ダウンロードはこちらまで。
ISF会員登録のご案内

「独立言論フォーラム(ISF)ご支援のお願い」

高橋清隆 高橋清隆

反ジャーナリスト。金沢大学大学院経済学研究科修士課程修了。元ローカル新聞記者。著書に『偽装報道を見抜け!』(ナビ出版)、『亀井静香が吠える』(K&K プレス)、『山本太郎がほえる~野良犬の闘いが始まった』(Amazon O.D.)など。翻訳にデーヴィッド・アイク『答え』第1巻[コロナ詐欺編](ヒカルランド)。2022年3月、メディア廃棄運動を開始。 ブログ『高橋清隆の文書館』http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/

ご支援ください。

ISFは市民による独立メディアです。広告に頼らずにすべて市民からの寄付金によって運営されています。皆さまからのご支援をよろしくお願いします!

Most Popular

Recommend

Recommend Movie

columnist

執筆者

一覧へ