☆寺島メソッド翻訳NEWS(2024年10月20日)バイデン政権が出した、米軍による米国民に対する武力行使を容認する指令をトランプはスルー。この道はハルマゲドンに続く。
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。
2日前の10月14日、私は米国国防総省が出した新しい指令5240.01に関する記事を投稿した。この指令は、米軍と米国民の関係を根本的に変えるものだ。大統領選挙の1か月前に発行されたこの新しい指令によると、米軍は米国民に対して介入し、米国民に対して致命的な武力を行使することが許されることになる。
https ://www.paulcraigroberts.org/2024/10/14/the-biden-regime-has-just-issued-a-very-suspicious-directive-permitting-military-intervention-in-us-domestic-affairs/
その記事で私は、民主党が選挙に負けたあとにクーデターを企てているのでない限り、なぜ長年確立された政策をこのように劇的に再定義し直すのか、と問いかけていた。
このような政策の劇的な変化には、私が問いかけた推測的な懸念よりも多くの検討を必要とするはずなのだが、ほとんど注目されていないようだ。
自分たちの自由を守るために前進してくれる最後の手段が軍隊である、と確信している愛国者たちは、この国防総省指令5240.01に警戒すべきだ。
そして、トランプを米国の救世主とみなしている愛国者たちは、この指令に対するトランプの反応に警戒すべきだ。10月13日の「フォックス・ビジネス」のインタビューで、トランプは選挙結果発表後に混乱が起きると予想しているか、と尋ねられた。トランプは「自身の支持者からは混乱は起きない」と答えたが、この発言は民主党が選挙を盗む事態が生じるならば、驚くべき発言だ。トランプは、カマラが敗ければ左派ウォーク派から混乱が発生する可能性がある、と考えているようだが、「必要なら州兵、本当に必要なら軍隊で簡単に対処できるはずだ」と考えているようだ。つまり、トランプ氏は指令5240.01を受け入れた、ということだ。
https://www.theepochtimes.com/us/trump-says-his-supporters-wont-cause-election-chaos-5740625?autoemail=pcr3%40mac.com&utm_source=deployer&utm_medium=email&utm_content=&utm_campaign=new&utm_term=
トランプがこの指令を受け入れたとすれば、その指令が自分に不利になるような使われ方をしたとしても、どうやって文句を言うことができるだろうか?
大統領選挙まであと数日だというのに、トランプ氏はまたもや特権階級の支配者層で構成された助言者たちの掌中にいるようだ。トランプの助言者とは誰なのか? 彼らには常識があるのか? トランプはなぜイスラエルによるパレスチナ虐殺やイラン攻撃に同調しているのか? トランプは軍安保複合体と大イスラエル構想に仕える単なるもう一人の戦争屋にすぎないのか?
トランプは、不均衡な貿易赤字を理由にして中国に敵意を向けるよう国民に訴えている。しかし、米国製造業の海外移転を強制したのはウォール街だった。中国との貿易赤字は、米国企業が海外で生産した製品を米国に持ち帰って販売することで生じているのだ。トランプに、真の問題点を知らせる助言者が一人もいないのはなぜだろうか。
トランプには感謝しなければならない。トランプは米国が苦境にあることを認識しており、この問題に対処しようとする人物として唯一浮上した人物だ。しかしトランプはただの不動産開発業者だ。真の問題点もその歴史も知らない。トランプの最初の任期では、自身が打倒すると宣言していた人々を政府要職に任命し、結果その人々がトランプを打倒したことで、トランプが人を判断する能力に欠けていることが証明された。
国防総省司令5240.01や中国やイスラエルに対するトランプの立場から判断すると、トランプは何も学んでおらず、より優れた助言者もいないようだ。
私の意見では、トランプは何がなんでも大統領になるべきだ。そうなることで、米国はあと4年間は持ちこたえられるだろうからだ。ただそうなったとしても、その結果、我が国が再生する可能性は低い。問題は先送りされることになるだけだろう。
米国民に自分たちが直面している現実を認識させるのは難しい。米国民はあらゆる国民の中で最もお気楽な国民だ。米国民は海と軍事力のない友好国に囲まれて暮らしている。米国民が世界を支配できたのは、第二次世界大戦ですべての好敵手を滅ぼしたからだ。
クレジットカードと学生ローンの借金で暮らしてきた米国民は、苦難を知り始めているかもしれないが、9/11やイスラム教テロリストと大量破壊兵器、コロナ禍、ロシアによるウクライナ侵攻、イランの核兵器、中国の脅威、トランプが牽引した反乱、プーチンによるソビエト帝国の復活、白人至上主義者による奴隷制の復活など、政府から聞かされる欺瞞に満ちた話にもかかわらず、国民の大部分は依然として自分たちを破壊しようとしている政府を信頼している。
では、いま何をなすべきなのか?
何が起きているのか理解できていないお気楽な国民が特権階級の支配層とどう付き合えるというのか?
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※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS(2024年10月20日)「バイデン政権が出した、米軍による米国民に対する武力行使を容認する指令をトランプはスルー。この道はハルマゲドンに続く。」http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-2752.html
空の転載であることをお断りします。
また英文原稿はこちらです⇒How Do We Get Off the Road to Armageddon?
筆者:ポール・クレイグ・ロバーツ(Paul Craig Roberts)
出典:本人ブログ 2024年10月16日
https://www.paulcraigroberts.org/2024/10/16/how-do-we-get-off-the-road-to-armageddon/
国際教育総合文化研究所所長、元岐阜大学教授