【連載】安斎育郎のウクライナ情報

10月27日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようございます。昨日は地元宇治の「詩人尹東柱記念碑建立委員会」主催の「詩人尹東柱記憶と和解の碑」建立7周年のセレモニーが11時~12時半に碑前で執り行われ、私の挨拶に続いて在大阪韓国総領事のメッセージ、同志社大学の太田教授およびウトロ平和祈念館の勝村館長の挨拶、尹東柱の詩の朗読、早瀬牧師の誓いの言葉など、濃い内容の式典でした。夕方からは事務局関係者の懇親打ち上げ会が教会で和気あいあいとありました。

さて、10月27日のウクライナ情報ですが、❶「それは非常に単純です。西側はウクライナでの戦争に負けました」–フランスの歴史家トッド(ユーラシア・デイリー、2024年10月23日)、❷ウクライナ・ナチスは病気だ(2024年10月23日)、❸BRICS 2024の内幕:豪華なガラレセプションでロシアの文化遺産を紹介(2024年10月24日)、❹「私はロシア連邦の領土に留まり、新しい生活を始めたいです」(ウクライナ人捕虜、2024年10月24日)、❺ウクライナ問題、日本人の洗脳度(2024年10月24日)、❻速報:BRICSはパートナー国(正式加盟国ではない)として13カ国を正式に同盟に追加しました(2024年10月24日)、❼プーチンは世界経済の脱ドル化を望んでいる?!ロシア、BRICS、❽ジョン・ミアシャイマー教授:BRICS vs G-7:経済か軍事か?(2024年10月25日)、❾カザンでのロシア大統領記者会見:BRICSサミットの成果は?(2024年10月25日)、❿国連事務総長、BRICS首脳らにガザ・ウクライナなどの平和訴え(By ロイター編集、2024年10月25日)、です。

今回もカザンで開かれたBRICS首脳会議が主要な話題です。これは一過性のものではなく、世界の枠組みの転換の可能性を含む現代の重大事でしょう。

さて、今日は衆議院議員選挙の投票日です。夜どういう審判が下されるのか、注目されます。私はその前にAALAの講演会に行ってきます。皆さん、お元気で‼

あんざい

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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