【連載】安斎育郎のウクライナ情報

10月31日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようございます。昨日はラジオ体操+フォークダンスを楽しみ、参加者の中にわが家の花壇に置いてあったトールペイントの人形さん(制作:安齋喜美江さん)ととても良く似た雰囲気の女性がいますので、その人形に私がリニューアルの手を加えて差し上げました。とても喜ばれました。昨日はウクライナ情報の整理後、福島の平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」(館長:安斎育郎)の事務局から言われている「お守りグッズが不足気味」という要請に応えて50個ほど制作しました。今日は10月26に執り行った尹東柱記念碑建立委員会の行事参加者に礼状を7通書きます。『ウクライナ戦争論』改訂第12版は、本日付で500部印刷したのですが、すでに150部近く売れてしまいました。

さて、10月31日のウクライナ情報ですが、ジョージアの選挙結果(2024年10月27日)、❷ワシントン・ポスト紙のリサ経済評(2024年10月27日)、ウクライナはロシアとの戦争を終わらせるために領土を放棄すべきだ – 米副大統領候補J.D.バンス氏(2024年10月27日)、❹マリア・リボワ・ベロワ大統領全権代表(子どもの権利担当)の話(2024年10月28日)、❺オデッサ市民の抗い(2024年10月26日)、❻ウクライナ軍兵士、「食肉処理場」に送られた経緯を語る(2024年10月27日)、❼ジョージア(グルジア)議会選挙99.3%開票時点(2024年10月27日)、〈関連情報〉 選挙に敗北した野党を率いてカラー革命を起こそうとしているジョージア大統領サロメ・ズラビシビリ、❽ウクライナの元国会議員ボンダレンコさん(2024年10月27日)、❾露国防省 長距離攻撃への応答をすでに研究=プーチン大統領(2024年10月27日)、❿BRICSは「アジアの世紀」到来を後押しできる=タイ外相(2024年10月27日)、です。❶と❼は第二のウクライナにされかねないジョージアの選挙結果です。ジョージアは大統領がジョージア在住の元フランス大使でEU派、議会は野党が圧倒しました。❸はついにバンスも公言し始めたウクライナ戦争の終結情報です。

さあ、今日も楽しく頑張りましょう。皆さんもお元気で‼

あんざい

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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