【連載】安斎育郎のウクライナ情報

11月7日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようございます。昨日はトランプ当選劇を見ながら、予定通り2025年の伝言館カレンダーの編集にとりくみました。今日、丹治杉江事務局長と片山一美会計担当の意見を入れて修正します。余白の時間に、伝言館のお守りグッズを30個ぐらいつくりました。『ウクライナ戦争論』の注文が15冊あり、今日送ります。

さて、11月7日のウクライナ情報ですが、❶トランプvsハリス:無作為に選んだロシアのタクシー運転手にインタビュー(2024年11月4日)、❷ミアシャイマー教授は、ウクライナ戦争の交渉による解決は見込めないと予想(2024年11月4日)、❸ロシア軍がウクライナの要塞を占拠した後に公開した戦利品(2024年11月4日)、❹ゼレンスキーの「勝利計画」で各国のウクライナ支持が低下(2024年11月29日)、❺欧州経済は終わり?3人の中央銀行家が語るヨーロッパの苦境(2024年11月4日)、❻ロシア兵がウクライナ軍の護衛から逃れる様子をご覧ください!(2024年11月3日)、❼特別軍事作戦 11月04日の概要 露国防省(2024年11月4日)、❽ウクライナ緊急支援を訴えるUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の認識違い、❾11/5 ロシア・ウクライナ紛争】戦況とロシア軍の光ファイバー・ドローン(2024年11月5日)、❿セイモア・ハーシュ、改めてノルドストリーム問題を語る(2024年8月7日)、〈関連情報〉「ドイツは恥ずべきことにノルド・ストリームの屈辱的な破壊を甘受した」、〈関連情報〉ウクライナの4人の妨害工作員が舟を使ったという考えは、もっともらしい説明ではなく、妄想であるとビルト紙でさえ断定している(2024年11月5日)、〈観連情報〉2018年のトランプ「ドイツはロシアのエネルギーに依存しすぎていて危険だ」、です。

在任中に中東でさんざん勝手をやったトランプが、どう中東情勢をコントロールするのか。上院も共和党が多数派になった今、身の周りを固め、事実上のトランプ党となった共和党が大統領と示し合わせてどのような外交・安全保障政策を打ち出すのか、しばし見極めねばなりません。

さあ、今日は伝言館カレンダーを仕上げ、やりかけの10日の小田原の講演の資料の完成を目指します。まずは、ラジオ体操で汗をかいて、体を冷ましがてら伝言館グッズを商品の域にまで仕上げ、順次仕事をこなしましょう。皆さんも季節の変わり目をお元気で‼

あんざい

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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