【連載】知られざる真実/2024年11月13日 (水)不倫暴露選挙後先送りの理由
政治国民民主党の倫理規則。
https://new-kokumin.jp/about/protocol3
第2条(倫理規範)
1.本党に所属する党員は、次の各号に該当する行為・言動(以下「倫理規範に反する行為・言動」という)を行ってはならない。
一、汚職、選挙違反及び政治資金規正法令違反並びに刑事事犯等、政治倫理に反し、または党の品位を汚す行為
2022年6月、18歳の女子学生に飲酒させたとして「パパ活」疑惑が報じられ、自民党を離党した衆院議員(当時)の吉川赳氏について、玉木雄一郎氏は次のように述べた。
「自身が説明責任を果たし、議員辞職するかを判断すべきだ」
「国会議員の出処進退の話なので、ご自身が判断する問題だと思います。
ただ、それまで属していた自民党や岸田派ということもあってね、国民のみなさんがどう判断されるのかだと思います。」
YouTubeチャンネル・ReHacQ(リハック)の高橋弘樹プロデューサーが10月30日の生配信番組出演を玉木氏がドタキャンしたことを明らかにした。
高橋氏はXで
「10/30に玉木さんがワインバーに行っていた夜…この日はReHacQで玉木さん・石丸さんで生配信する予定の日でした」
と説明。
「少し前になって『多忙につき、リスケしてほしい』と党から言われ、『27日の総選挙で躍進したから忙しいんだろうなー』位に思って『いいですよ』とお答えしたのにこれは…笑」
と発信。
さらに
「地味にスタッフ抑えたり、共演者のスケジュール抑えてたりするわけだし、基本性善説で生きているので、けっこう凹みます」
「高松市観光大使に負けないように、もっと強いメディアにならなきゃと思いましたし、政策の話はとても大切なので、11月下旬に2回いただいてるスケジュールはリスケ・キャンセルにならない様、心から祈ってます。
なんならワインも用意しておきます」
と発信した。
ニュースサイト「Smart FLASH」は、10月30日に都内のワインバーで玉木氏が不倫相手の小泉みゆき氏と密会している様子などを報じた。
玉木氏の行動について起業家の鈴木円香氏は9月に行われた玉木代表の議員活動15周年パーティーに妻とともに不倫相手が参加していたことについて、
「パーティーに奥さんとお相手の方、両方連れていったって、これも人間としておかしいんじゃないの?って思いました」
と指摘し、
「街頭演説でおわびしてダメージコントロールしたことになっているんでしょうけど、本質的に政権交代を人生かけて本気でやろうとしている人が、今この時代にこんなことをやったら何が起こるかって、全部分かるじゃないですか。
その程度の覚悟で政治やってたの?
街頭演説でだまされないって思っています」
と述べた。
元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏は、
「家族をずっと裏切ってたこととか、相手方の女性に対しても不誠実な対応を、ある意味取っていたことも事実で」
「そうやって自分の欲望のためにいろんな人にウソをついてやるような人なんだなっていうところは思った」
と述べるとともに、
「今回の報道が衆院選の前に出てたら結果は変わってたんだろうなっていうところはありますよね」
とコメントした。
メディアはネット上に「不倫より減税」、「不倫より政策実現」、「政治能力と家庭の事情は別」などの声があることを喧伝するが、メディアが国民民主を大宣伝する背景を押さえておく必要がある。
総選挙で自公が過半数を大きく割り込んだ。
野党陣営が結束すれば政権交代が実現する。
政権交代によって実現可能な最重要政策は「消費税減税」と「企業団体献金全面禁止」。
日本の既得権勢力は、この二つだけを絶対に阻止したいと考えている。
この目的のために国民民主バブルを創作した。
国民民主バブルは「消費税減税」と「企業団体献金の全面禁止」を封殺するための最大兵器である。
その国民民主バブルを崩壊させた今回のスキャンダル表面化である。
この際、国民民主バブルを完全に消去することが望ましい。
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植草一秀(うえくさ かずひで) 1960年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒。大蔵事務官、京都大学助教授、米スタンフォード大学フーバー研究所客員フェロー、早稲田大学大学院教授などを経て、現在、スリーネーションズリサーチ株式会社代表取締役、ガーベラの風(オールジャパン平和と共生)運営委員。事実無根の冤罪事案による人物破壊工作にひるむことなく言論活動を継続。 経済金融情勢分析情報誌刊行業務の傍ら「誰もが笑顔で生きてゆける社会」を実現する『ガーベラ革命』を提唱。人気政治ブログ&メルマガ「植草一秀の『知られざる真実』」を発行。1998年日本経済新聞社アナリストランキング・エコノミスト部門1位。『現代日本経済政策論』(岩波書店、石橋湛山賞受賞)、『日本の独立』(飛鳥新社)、『アベノリスク』(講談社)、『国家はいつも嘘をつく』(祥伝社新書)、『25%の人が政治を私物化する国』(詩想社新書)、『低金利時代、低迷経済を打破する最強資金運用術』(コスミック出版)、『出る杭の世直し白書』(共著、ビジネス社)、『日本経済の黒い霧』(ビジネス社)、『千載一遇の金融大波乱』(ビジネス社、2023年1月刊)など著書多数。 スリーネーションズリサーチ株式会社 http://www.uekusa-tri.co.jp/index.html メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」 http://foomii.com/00050