【連載】今週の寺島メソッド翻訳NEWS

☆寺島メソッド翻訳NEWS(2024年11月16日):オランダ保健大臣、パンデミック政策は「軍事作戦」と認める。

寺島隆吉

※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。

オランダのフレール・アゲマ保健大臣は、議会でオランダのパンデミック対策が「国家安全保障・テロ対策国家調整官(NCTV)と国防の指揮下で実施されていること、そして“NATOの義務”に従わなければならないこと」を認めた。 彼女は、セース・ファン・デン・ボス(Cees van den Bos)氏などの研究者がWob文書*に基づいて以前に明らかにしたことを確認した。すなわち、コロナ対策はNCTVによる「クーデター」であったということだ。かかりつけ医のエルス・ファン・ヴィーンは、コロナ危機の中で彼女や他の重要な医師たちに何が起こったのか、ようやく理解できたと語っている。「これは軍事作戦であり、保健大臣はNATOとNCTVに従っている」と。
*WOB文書とは、特定のファイルフォーマットであるwob形式のファイルを指す。これは通常、プログラムによって扱われるオブジェクトファイルであり、適切なソフトウェアを用いて開く必要がある。

10月24日木曜日、フルール・アゲマは議会史上初めて、「NATOの義務」に従った自分の行動を説明した保健大臣となった。そして、ペーピン・ファン・ハウウェリンゲン議員(自由民主党)は、一度ではなく6回も繰り返し訴えた。アゲマ大臣が議会で、パンデミックへの備えは条約上の義務に関連しており、諜報機関であるNCTVが担当していると述べた3分間のビデオが、瞬く間に広まった。ファン・ハウウェリンゲン議員は直ちに、議会の質問に答えることを約束した。

アゲマ大臣は「回復力」に関する討論の席で発言した。同大臣は、オランダは「複合的な脅威、軍事的脅威、自然災害、新型パンデミック」など、あらゆる種類の災害に備えなければならないと述べた。また、同大臣は、オランダの回復力を「大幅に強化」する必要があると述べ、次のように付け加えた。

「NCTVと国防省の指揮の下、春には行動計画を策定する予定です。」

大臣就任直後に、回復力とNATOとの義務について説明を受けたことを彼女は語たった。

「その説明を受けて以来、私は国防省とともに、NATOの委託を果たすために必要なものを洗い出しています。NCTVの指揮の下、その作業を行なっています。多くの省庁がこの作業に関わっています。パンデミックへの備えと治療の回復力との間に重なるところがあるかどうかを尋ねたところ、重なりがあることが分かりました」。彼女はさらに、「コロナ危機に関して我々が持っているのと同じ方策を、あなた方も望むはずだ」、と付け加えました。

Xでのアゲマの出演について最初にコメントした人物の一人は、研究者のセース・ファン・デン・ボス氏でした。「クーデター」という見出しで、彼はNCTVをNATOの「バミルーク*」と表現しました。
*「バミル-ク」という用語は、NATOの文脈で使われることがあり、特に国家の自由に関する議論や、特定の情報機関の廃止に関する発言と関連しています。

「NCTVが完全に廃止され、このような影の政府が二度と足場を固めることがなければ、この国は初めて真の自由を手にすることができるでしょう。これが民主主義の実現を阻む最大の障害です」、と彼は述べた。

さらに、「NCTVを制御することはできない」、とも付け加えた。

「NCTVはコロナ期間中に示されたように、白紙委任状を与えられています。」

ファン・デン・ボス氏によると、コロナはすでに終息したから(「もうその話はやめよう」)と考えている人々は、次の厳しい「現実に思い知らされる機会」が待っているという。同氏はアゲマ氏の「率直さ」に感謝した。

ファン・デン・ボス氏は以前、コロナウイルス危機においては、NCTVが指揮を執っていたと、この新聞でも指摘した。それは、2019年初頭にディック・スホフ氏の後任としてNCTVのトップに就任したピーター・ヤープ・アルベルスベルグ氏の下で行なわれた。2022年末、ファン・デン・ボスはNCTVが「クーデター」を犯したと非難した。危機管理はほぼすべて軍と情報機関の手に委ねられており、我が国ではNCTVがその任に当たっていた。危機管理組織の日常的な管理に加え、NCTVは議会プロセス(「時機の選択と相互の整合性」)の調整も任務としていた。2020年3月中旬の報告書によると、情報局はこれのために別のチームを立ち上げた。議会での投票について、報告書は次のように述べている。「野望と合意は驚くことではない」。これは、予想外の動議や新しい法律への修正を防ぐことを意図していたと思われる。

2023年初頭、ジャーナリストのエルゼ・ファン・デン・ハメレンは、ファン・デン・ボスの調査報道を基に、この新聞でNATOの役割について次のように述べている。「この文書は、少なくとも2019年から、つまり新型コロナウイルスによるパンデミックの1年以上前から、政府が『デマ対策』を目的とした大規模な組織を立ち上げていたことを示しています。この取り組みはNATOとEUが主導したものでした。

これは自国民を対象とした軍事作戦でした。人々を遠ざけるのではなく、彼らの行動に影響を与えることを目的としたものでした。

新型コロナウイルス感染症のパンデミックの際には、NATOは新型コロナウイルスへの対応に関するガイドラインを策定し、「ストラトコム(戦略的コミュニケーション)」を調整した。「ガイドラインは加盟国の外務大臣を通じて回覧された」と述べた。これが、今年になってスウェーデンがNATOに加盟したばかりなので、新型コロナウイルス危機において欧州で唯一、よりゆるやかな政策を採用した理由を説明しているのだろうか?

以前、ヴェルハイト(「真実」)の指導者ウィレム・エンゲル氏*は、同様の暴露を行なっていた。2022年11月22日にロッテルダムで行われた「扇動罪」の裁判で、エンゲル氏は政府が新型コロナ対策政策への批判者に対処するためにどのような活動を行なってきたかを詳細に述べた。 彼によると、これにはNCTV(司法)、AIVD(内務)、MIVD(国防)、PCD19(VWS)**の4つの省庁の機関が関与していた。
*ウィレム・クリスティアーン・エンゲルはオランダの活動家。2020年5月、彼はViruswaanzin(「ウイルスの狂気」)を設立し、後にViruswaarheid(「ウイルスの真実」)に改名し、その組織を率いてウイルス対策を批判している。
**PCD19は、オランダのVWS(健康・福祉・スポーツ省)に関連しており、危機管理に関与している省庁。

「彼らは危機管理チームを結成し、OM(内務省)や市長、司法当局、メディアなど、他の政府機関と協力して活動しました」と、彼は2022年11月27日付のDe Ander Krant紙で報告しています。「彼らは、マッピング[関連付け]、抑制、混乱を招くような軍事的手法を使用しています」

一方、医療界からの批判派は、アゲマ氏の暴露に強く反発しており、医療倫理学者のウェンディ・ミッテマイヤー氏もその一人です。

「4年目にして初めて、NCTVがコロナ危機時に指揮を執り、実行しなければならなかったと公に認める発言を聞きました。あれは軍事作戦でした。4年間、それを口にするのは許されませんでした。あれは陰謀論だったのです。大臣が正直に認めたことを評価します。大臣は指揮を執っていなかったのです。」

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一般開業医のエルス・ファン・ヴィーンは、この政策を身をもって経験した。「コロナが始まってからほぼ5年が経ち、何が起こったのかをより深く理解するようになりました」、と彼女は10月27日に報告した。このビデオとこの説明を聞いた後、私は実際にすべてを理解しました。それゆえ、批判者、特に批判的な医師に対する検閲が行われたのです。それゆえ、2021年に、表向きにはチェックボックス*に関するツイートが原因で、警察が訪問しました。したがって、私がデマを広めているという匿名で根拠のない報告書に基づく、監察官事務所からの手紙と調査がありました。したがって、政府とVWSがWOB文書を公開したがっておらず、それらが黒く塗りつぶされていて、OMTの議事録が国家機密であるかのように厳重に保管されています。NCTVはこの国を統治しているが、見て見ぬふりをしているのです。
*コンピューター画面でチェック印(✓)の出る枠。

彼女によると、ミュージアム広場で何度も目にした光景もまた、軍事作戦に当てはまるとのことだ。「あのデモは禁止され、罪のない市民が機動隊に踏みつけられ、警察犬に噛みつかれ、放水車が使われた。私たちは警察や司法によって虐待されました。今なら理解できるが、NCTVとアルベルスベルク氏もそれを承認していたのだ。あれは軍事作戦だったのです。」

彼女の投稿は2日間で22万5千ビューを記録し、多くの反応を引き起こした。その中には、ドイツの有力なコロナウイルス批判者の1人であるハノーファー・ライプニッツ大学の名誉教授で公共財政学のステファン・ホルムブルク氏によるコメントも含まれていた。昨年7月、彼はジャーナリストのアヤ・ヴェラスケス氏とともに、ドイツのコロナ・クライシス・チーム(RKIプロトコルと呼ばれる、オランダのRIVM国立公衆衛生環境研究所に類似したロベルト・コッホ研究所にちなんで名付けられた)の会議議事録の流出データセットが発表されたベルリンでの記者会見で講演を行なった。 ホンブルク氏は、ファン・ヴィーン氏の投稿は「ドイツの経験と完全に一致する」と主張している。リークされた#RKIFilesで判明したように、NATOの将軍ホルテルム(Holtherm)が、いわゆる「パンデミック」の指揮を執っていた。

アゲマのニュースは、米国におけるコロナウイルスワクチン製造についてロバート・F・ケネディ・ジュニアが繰り返し述べている内容とも一致する。彼によると、これは軍事作戦であり、米国国防総省(DOD)と軍産複合体が深く関与していた。国防総省が全面的に指揮を執り、製薬会社にブランド名使用料を支払ったため、人々はファイザーやモデルナから何かを得ていると思うようになった、と彼は述べた。.

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*同大臣は、コビッドと現在の「パンデミックへの備え」は、従来の言葉の意味での医療とは何の関係もない軍事作戦であると公然と述べた。「コビッド政策はNCTVとNATOの産物である」と。

※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS(2024年11月16日)「オランダ保健大臣、パンデミック政策は「軍事作戦」と認める。」
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-2798.html
からの転載であることをお断りします。
また英文原稿はこちらです⇒Dutch Minister of Health Acknowledges that The Pandemic Policy is a Military Operation. “The Ministry of Health Obeys NATO and NCTV”
オランダの新しい保健大臣が認める:「我々はNATO、米国、NCTV(国家安全保障・テロ対策国家調整官)の命令に従わなければならない。コロナウイルスは軍事作戦だった。」
筆者:アウトレイジ・ヒューマン(Outraged Human)
出典:OUTRAGEDのニュースレター   2024年11月6日
出典:Global Research  2024年11月88日
https://www.globalresearch.ca/new-dutch-health-minister-fleur-agema-nato-obligations/5872252

寺島隆吉 寺島隆吉

国際教育総合文化研究所所長、元岐阜大学教授

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