【連載】安斎育郎のウクライナ情報

11月18日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようございます。昨日は『ウクライナ戦争論』の発送、ウクライナ情報の整理の後、池坊の展示会を生きました。2020年の第10回国際平和博物館会議のとき、池坊の家元にビデオ講演をして頂いたのですが、植物のすべて(根から、茎から、枝から、緑の葉から、朽ちゆく葉から、花から、実から、何から何まで)を調和させて活かす日本の生け花に海外からも賛辞が寄せられました。東京から来ていたわが姪(ソラミミスト安齋肇の妹)の作品と、このウクライナ情報の読み手である山根和代さんのお妹君の作品を含めて、多種多彩な粗材の組み合わせが展開する世界は圧倒的ですが、わがパートナーの感想では何か全体として「池坊」という「見えない棒」が貫いているという雰囲気でした。

さて、11月18日のウクライナ情報ですが、❶【Russia News】11/16 土曜版時事ネタです🫡‼️(ニキータ伝〜ロシアの手ほどき、2024年11月16日)、❷岩屋外相 ゼレンスキー氏と会談(テレ朝ニュース、2024年11月17日)、❸ジョン・ミアシャイマー教授 「アメリカは中国と戦争すべきか? 」(2024年11月16日)、❹ロシアは戦争に勝った。でも平和は勝ち取れる?(2024年11月16日)、❺【戦況】11/10 日曜版は…🫡‼️(ニキータ伝〜ロシアの手ほどき、2024年11月10日)、❻ロシアがウクライナでNATOを追い詰める!ウクライナ兵士が「クラホヴォ」から集団で逃亡開始!(2024年11月16日)、❼スコット・リッター:ウクライナ軍の絶望 ― 徴兵年齢の引き下げが国家の緊張を引き起こす!(2024年11月16日)、❽ドイツが「パンドラの箱」を開いた……ウクライナの要請を無視して露独電話会談は開催(2024年11月16日)、❾BRICSは世界経済の未来 スロバキア欧州議会議員(2024年11月16日)、❿ドイツで訓練のウクライナ捕虜 脱走防止で缶詰(状態)だったと明かす(2024年11月15日)、です。

ウクライナ国民にとっての悲劇の戦争は、初心に帰って「ウクライナの中立化」と「ウクライナの非ナチ化」の方針が示されない限り、ロシアはやめようがないでしょう。『ウクライナ戦争論』に書いた通り、この戦争はロシアが勝たざるを得ない戦争であり、ウクライナ支援や前線での戦況がここまで落ち込んでいる状況では、アメリカとゼレンスキー政権の決断一つでしょう。

さあ、今日は折々の会で会報を配りフォークダンスをやり、郵便局から注文のあった15冊の『ウクライナ戦争論』を送り、ウクライナ情報を整理したうえで明日の「種の会」第75回例会の資料を印刷します。かもがわ出版から頼まれている本も書き進めよう。

皆さんもお健やかに‼

あんざい

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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