【連載】真田信秋の多事争論

連載:マトリックス洗脳社会 グローバル企業ディストピア(8)真田信秋

真田信秋

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□第二章 進むグローバル企業支配監獄

第二章では、私が最近、経験したグローバル企業とのやり取りを紹介させて頂く。この状態が、既に現在がディストピア社会になっていることを暗示している。さらにあらゆる情報がマイナンバーに統合された場合に、そして、そのマイナンバーを封じられた場合、我々は己を証明する手段を失い、存在そのものを消されかねない。このような危険性を、私は自分の経験を通して肌身で感じたことが、本書を書く動機のひとつとなった。

・アマゾンペイを活用したワンダーシェア社の詐欺的課金

私は、基本的に動画を撮影しても編集せずに投稿している。一発取りで加工をしないので編集の時間をかけずに言論活動を行うことができている。世間では、繊細に加工をして字幕も入れた動画が好まれるようであるが、私は、そこまで手をかけることはできない。動画の中身の言葉を理解してくれる人に私は情報発信をしているので、字幕があって、切り貼りして分かりやすく加工したような動画しか理解しない人に対するサービスを細かくやるつもりは、あまりない。そもそも字幕は人をバカにすると言われている。

基本的に動画加工をしない私でも、最低限の対応が必要になる場合がある。先日、購入したビデオカメラが、録画した動画を自動的に30分単位で分割保管するようになっていたため、動画を統合させるアプリが必要になった。検索して無料アプリを探したが、そこで紹介されていたワンダーシェアというアプリを使おうとしたところ無料ではなく有料版でしか画像の統合ができないようだったので、今後の事も考えて永久ライセンスを購入した。

その際、クレジットカード番号を入力するのが手間だったので決済をカードではなくアマゾンペイを利用した。ところがアマゾンペイで決済が完了したにも関わらずワンダーシェアのアプリでライセンスが付与されないままだった。私は即座に問い合わせ連絡をアマゾンペイのサイトからワンダーシェアに連絡したが一切連絡がなかった。アマゾンペイへの問い合わせや苦情には、即座に返答来たが、まったく問題が解決されなかったので、何度もアマゾンペイに問い合わせを行った。恐ろしいことに毎回違う回答が返ってきた。アマゾンペイからの回答の中に、15日経過した後に保証請求をアマゾンペイに対してできるというものがあったので、それを信じて15日を経過してから請求を行ったところ、数日して無事に返金処理がなされた。

しかしそれまで何度もアマゾンペイに対して、ワンダーシェア社がアマゾンペイを活用した詐欺的ビジネスをしているという事を連絡したが、私の苦情への返答が毎回、曖昧で、アマゾンペイというサービスに対して、そして、アマゾンという会社に対して非常に不信感をおぼえた。

ワンダーシェア社については複数の被害報告がサイト上で記載されている。アマゾン上での販売に対してすら、レビューで詐欺的であることが記載されている。そのことも何度もアマゾンペイに連絡を入れた。もちろん15日を経過するまでに、アマゾンペイのサイト上でワンダーシェア社にも何度も連絡を入れたが一切返答がなかった。

また、ワンダーシェア社が悪辣なのは、永久ライセンスを購入した顧客に対して勝手に追加の課金を行う設定をしていることである。私は、永久ライセンスを購入したにも関わらず、永久ライセンスが付与されなかっただけではなく、勝手に追加の課金がなされた。この追加課金についてもアマゾンペイに問い合わせたところ、サブスクリプションの購入がされているという回答が返ってきた。

なぜ永久ライセンスの決済をアマゾンペイでしただけなのに、追加のサブスクリプション課金をアマゾンペイ経由でされるのだろうか。ワンダーシェア社が勝手に追加の課金を発動させただけであるのに、なぜ、サブスクリプションを私が購入をした履歴になっているとアマゾンペイに言われるのだろうか。こちらの追加課金についても何度もワンダーシェア社にも、アマゾンペイにもやり取りしたが埒が明かなかった。こちらは、私がまったく発注もしていない課金であるため、クレジットカード会社から、キャンセル処理を行うように、クレジットカード会社にも連絡をした。

アマゾンペイとのやり取りのうちの回答の一つに、クレジットカード会社に連絡を入れるようにするのが良いとの回答があったためである。私は二度とアマゾンペイを利用しないことを誓った。結果的に、こちらの追加課金についてもアマゾンペイの保証対象として返金がなされた。私が何度か行ったアマゾンペイとのやり取りの中で、何度か、デジタル関係の購入は保証対象外という返答をしてきたものがあった。また保証対象かどうかは、サイトを見て自分で確認するようにとの回答も何度かあった。

デジタル関係の購入という分類がどういうものかという定義が明確に記されていないのに、どうしてそれが保証対象かどうかを、私が判断できるというのだろう。また、私はアマゾンで購入したのではなく、決済システムとしてのアマゾンペイというサービスを利用しただけであるので、アマゾンペイは決済サービス機能を提供しただけである。決済サービスの提供だけであるのに、物質の購入かデジタル品の購入かなど、まったく関係がないではないか。

どうしてアマゾンペイは、自社のサイトで詐欺の可能性が極めて高いとレビューが書かれている会社の商品の販売を継続し、また、当該会社に対してアマゾンペイを活用した他サイトからの決済を許しているのだろうか。アマゾンはAIを駆使したレビューのチェックやキンドル出版のコンテンツのチェックを行っている。そのようなAIの力を、詐欺被害を減らす方向に使うべきではないだろうか。

また問い合わせに対しては一件一見、真摯に対応すべきではなかろうか。やり取りした内容をまったく確認せずに、まったく違う回答を毎回してくるアマゾンペイも対応に恐ろしさを感じた。同様に海外ベンダーのサービスの似たような対応についても触れたい。この件には、もう一つ続きがある。ここまでのやり取りは全てネット上のやり取りで、アマゾンペイには一切、電話対応口がない。これが根本的な問題である。メールでまったくやり取りを確認せずに、毎回違う回答をしてきておいて、電話で問題を修正させる手段がないのだ。

さらには、クレジットカード会社の楽天カードとのやり取りでも、私はさらなるストレスを受けた。そもそも楽天カードのサイトで問い合わせ先が分かりやすく表示されていないため、何度も何度もサイト上でクリックを押さないと連絡先にたどり着かなかった。ネット上で問い合わせを行ったのちに、クレジットカードが停止され、再発行されるという連絡が届いた。私は問い合わせに対して、アマゾンペイ上で、ワンダーシェア社から追加の請求がされないようにワンダーシェア社向けに、アマゾンペイ決済の接続を解除したので、カードは停止しなくても大丈夫なことを記載したにも関わらず、楽天カードは私の長年使ったカード番号を停止したのである。記載した通りの対応にならなかったことに疑問を持った私は、不親切な楽天カードのサイトから何とか電話連絡先を探して電話を行った。しかし、オペレーターは私の問い合わせ内容もロクに理解せず、まともに対応できなかった。

アマゾンペイ、楽天カードという社会インフラとも言えるサービスを提供している会社が、なぜ詐欺ビジネスをしているワンダーシェア社をのさばらせているのか。おそらく相当な件数の被害が発生しているはずである。問い合わせ対応をしたくないために、どちらの会社も電話番号を表示していなかったり、見えにくいところに置いて、電話対応コストを抑制している。しかし、本当に対応コストを抑制するには、詐欺ビジネスをしている会社の決済を止めるように圧力をかけることである。楽天カードがアマゾンペイに圧力をかけ、アマゾンペイからワンダーシェアに圧力をかける。アマゾンペイは問題が改善されない場合、アマゾンペイという決済ツールをワンダーシェアに使わせない措置を取るだけで詐欺被害をとめられる。同様にアマゾンは自社のサイトにワンダーシェア商品を掲載しないという措置を取る必要がある。

ワンダーシェアは悪意の詐欺犯であるが、アマゾンペイと楽天カードは不親切で対応力がなく、不誠実ではあるが悪意ではない。しかし、もし三社が共謀して犯罪を行おうとすれば、被害者は泣き寝入りするしかない。このようなことがグローバル企業、特にビックテックにあらゆる領域を支配した後に、意図的な被害を起こされても、まったく問い合わせすらできずに搾取され続けるということが起こりえる。

現在の売国政府がやっていることは、これに近い。生物兵器ワクチンの人体実験を特例承認(2023年末のダイチロナからは通常承認)という形で行っておきながら、また死の手紙であるワクチンチケットに救済制度があると記載しながら、救済制度はろくに機能しておらず、申請から2年も待たされるという状態なのである。私は、最近は家の周りでは、できるだけ小さなお店で買い物を行うという購買行動を続けている。お茶も塩もアマゾンで一度買って味を確かめてから、お茶は静岡のお茶屋さんから直接買うようにして、塩も八丈島のお店から直接買うことにしている。

もう一つ事例をあげる。私は電子書籍と紙の書籍の両方をアマゾンで公開している。紙の書籍を出版することにしたのは、電子書籍ではなく紙でないと読まない方がいるということを、たまに耳にしたためであるが、それよりも、「日本国独立宣言論 私は独立を宣言する」の本を名刺代わりに配りたいと思ったからである。私は何度か、5冊や10冊という単位で発注したのだが、その際に、背表紙が汚れていることが何度かあったので問い合わせをした。やはり、二か所でたらいまわしにされ、何度連絡しても、たらい回しは終わらず、まったく解決されなかった。なぜ社内で連携して対応をしようとしないのか謎であった。話にならないので、私は最後の手段として返品を行い、代品の出荷を依頼した。

以前に発注した際に汚れていたのを返品する時間がなかったので、自分で、消しゴムで消すと綺麗になった。私は返品がしたいのではなく、他の方が発注した際に汚れた本が届かないように、製本工程を確認してほしいと頼んだのだが、まったく話が通じなかった。アマゾンとはそのような組織である。話をするのが無駄なのだ。結局、直近も、やはり表紙が汚れたものが届いた。彼らに言うのは無駄なので、自ら消しゴムで消した。彼らは問い合わせ対応をするのは嫌(問い合わせに対応する能力がなく)で、自分たちが物流コストをかぶっても返品という形を取ってほしいと思っているのだ。それでは、根本的な問題は、まったく解決しないにも関わらず、返品でしか対応できない構造になっている。

これが本であるから我慢もできるが、もし同じことが水道事業で発生したらどうだろうか。事の重大性は桁違いに高まる。水道が止められたり、水道水に汚れが混じっていて飲めなかった際に、連絡先が適切に公開されていなかったら、我々はどうすれば良いのだろうか。電話番号がのっておらず、オンラインの問い合わせで、何を言ってもたらい回しにされ続けたり、まったく状況が改善されず、長期にわたって水道水の悪化を許容させられるようなことになるのではないか。

私とアマゾンペイとのやり取りは保証申請ができるまでの15日と、申請が検討される数日をあわせて20日程度かかった。水道水が20日止まったり、汚れたままでは生きていけないのである。水道事業の民営化という水道事業の私物化は、絶対に許してはいけない。水道に限らず生活インフラに関わる部分は公共が責任を持って行うべきものである。

Wondershare Filmora は買ってはいけない。
https://note.com/d_o_o_b/n/n6863ec122bbd

「一番大切なことを先に述べます。私はWondershare Filmoraを購入したユーザーでした。永続ライセンスを利用していたので途中更新を求められ更新にお金も払いましたが、知らぬ間にサブスクにも入っていたことになっており月額2000円程毎月発生しておりました。」

アマゾン上でのワンダーシェア商品のレビューでは、永久ライセンスと言いながら、さまざまな課金が必要なことが記載されている
https://www.amazon.co.jp/product-reviews/B07T1GBJV7/ref=acr_dp_hist_1?ie=UTF8&filterByStar=one_star&reviewerType=all_reviews#reviews-filter-bar

こちらのアマゾンレビューでは詐欺であると記載されている。
https://www.amazon.co.jp/-/en/gp/customer-reviews/RB2Y6X1XMBFJ5?ASIN=B071YT8PCT

 

 

次回に続く

<連載:マトリックス洗脳社会 グローバル企業ディストピア(真田信秋)は、毎週土曜日に公開します。>

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真田信秋 真田信秋

真田信秋 ニコニコ動画、ニコニコチャンネルを中心に、多事総論チャンネルを展開中。 1977年生まれ、和歌山県田辺市出身。2004年より東京在住。 地方行政機関、民間企業10社以上の幅広い参画歴を持つ。 アマゾンキンドルにて電子書籍も公開している。 コロナ茶番前より医学不要論に習い、2017年10月より薬を一切飲んでいない。 ますます悪化する属国状態を憂え、国民、一人一人が独立宣言を行うことの結果として、国民総意の独立宣言を行う「日本国独立宣言」を唱えている。 独立言論フォーラム一般会員、ガーベラの風(オールジャパン平和と共生)、日本列島100万人プロジェクトの趣旨に賛同するものである。

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