【連載】安斎育郎のウクライナ情報

1月15日のウクライナ情報

安斎育郎

1月15日分です。

安斎育郎

1月15日のウクライナ情報
安斎育郎

❶ゼレンスキー、米国を脅迫⚠️ヴェリカ・ノヴォシルカの防衛は崩壊⚔️軍事概要 (2025年1月11日)
https://youtu.be/7MxDh5qKVOw
https://www.youtube.com/watch?v=7MxDh5qKVOw

❷ 【ソロス氏こそ民主主義への脅威、マスク氏ではない=伊首相】(2025年1月11日)
実業家のイーロン・マスク氏は自分の考えを述べているだけであり、各国の政党や団体に資金援助して政権交代を促している投資家のジョージ・ソロス氏こそ民主主義への脅威である。イタリアのメローニ首相がメディアの取材で語った。
ドイツでは、保守政党「ドイツのための選択肢」を支持するマスク氏の発言が選挙干渉に当たるかどうかの検討が進められている。こうした中、メローニ首相はマスク氏を擁護した。
「マスクは自分の立場を主張しているだけで、それは私たちも同じ。誰でも好き嫌いあるでしょう。ですが、内政干渉の危険性があると言うのであれば、有名人や富裕層が意見を表明するのはこれが初めてではないと言えます」
そのうえで、政党や団体に資金提供するソロス氏こそ真の脅威だと発言した。
ソロス氏は資金投機により多くの国で政権交代を組織したとして繰り返し非難されている。ソロス氏自身、ウクライナでは2004年のオレンジ革命、2014年のマイダン革命に貢献したことを否定していない。様々な国でソロス氏は内政干渉の疑いで告発されている。
https://sputniknews.jp/20250111/19489538.html

❸ ロシア産燃料への大規模制裁で世界の物価は更に高騰……バイデン氏から次期政権への置き土産(2025年1月11日)
米国はロシア産燃料に対する過去最大規模の制裁を発表したが、これにより米国を含むすべての国で燃料価格が上昇し、これは更なる政情不安定を引き起こす。
バイデン大統領はこの制裁でロシア経済にダメージを与えると豪語したが、ロシア側はすでに制裁回避の策を用意している。
ただし、制裁回避に伴いコストが上昇することから、燃料価格は上昇し、各国では政府に対する不満が相次ぎ、さらなる政権交代へとつながることは必至なようだ。
これにより、立つ鳥跡を濁すバイデン大統領は最悪の置き土産をトランプ次期大統領に用意した形となる。
https://sputniknews.jp/20250111/19489311.html

❹ 【切り抜き 桜無門関 年末SP】馬渕睦夫×水島総 年末対談「2025年、トランプ外交は世界をどう変えるのか?そして反トランプの日本は…(桜2025年1月1日)
https://youtu.be/rnMNOD-1Vus
https://www.youtube.com/watch?v=rnMNOD-1Vus

❺【切り抜き 真剣な雑談 年末SP】伊藤貫×水島総「来年はどうなる?アメリカと世界」[桜2025年1月11日]
https://youtu.be/EQvC7WRYXo0
https://www.youtube.com/watch?v=EQvC7WRYXo0

❻完全な狂気 – ウクライナの唯一の影響力は縮小し続ける |ゼレンスキー氏、NATO-ウクライナ最新情報を要請(2025年1月11日)
https://youtu.be/ZXH0WO9Zjzs
https://www.youtube.com/watch?v=ZXH0WO9Zjzs

❼ スコット・リッター:NATOの3000億ドルの欺瞞 – ウクライナの戦争努力はロシアによって粉砕された!(2025年1月12日)
スコット・リッターがウクライナの3000億ドルという途方もない援助と資産の意味を解き明かす中、ゼレンスキーが最近レックス・フリードマンに語った衝撃的な暴露をご覧ください。ゼレンスキーの物議を醸した発言の劇的な影響、ドナルド・トランプへの大胆な提案、そして世界金融の安定に対する差し迫ったリスクを探ります。これはウクライナ、ロシア、そして世界にとって何を意味するのでしょう
か? 今すぐ視聴して、語られなかった物語を明らかにしましょう。
https://youtu.be/tAGUxGY04Bw
https://www.youtube.com/watch?v=tAGUxGY04Bw

❽米国がロシアの石油に大規模な制裁、モスクワは肩をすくめる、バイデン氏「米国のガソリン価格は上昇する」、トランプ氏を標的に(2025年1月12日)
※安斎注:1時間17分もあるので、20分以降ぐらいから所々尾ご覧下さい。
https://youtu.be/PfP_84pwguk
https://www.youtube.com/watch?v=PfP_84pwguk

❾ロシア、バイデン大統領退任前に米英の制裁を「混乱」と非難、影響はないと主張(2025年1月12日)
モスクワへの圧力を強める最後の手段として、ジョー・バイデン政権は英国とともに、200以上の
団体、大手エネルギー企業、幹部、183隻の石油タンカーを標的とした、これまでで最も厳しい対ロシア制裁を発表した。ウクライナにおけるロシアの戦争努力を弱体化させることを目的としたこの措置は、クレムリンから厳しい批判を招いたが、キエフからはモスクワの金融およびサプライチェーンへの大きな打撃として賞賛された。
https://youtu.be/blFj4zNVr0I
https://www.youtube.com/watch?v=blFj4zNVr0I

❿フィコはロシアがガス供給を約束したと述べる一方、抗議者たちはフィコがスロバキアをロシアに引きずり込んでいると主張(2025年1月12日)
https://youtu.be/ID9W5LlUqqM
スロバキアのロベルト・フィツォ首相は、ウクライナ経由の燃料供給の回復を目指しながらも、ロシアは今年、必要であれば国内消費を賄うガスを供給すると述べた。
ロシアは今年、ガス供給義務を果たす予定であるとフィツォ首相は金曜日、議会で議員らに語ったが、その方法については明らかにしなかった。
一方、スロバキアの首都では数千人の抗議者が横断幕を掲げ、フィツォ首相がスロバキアをロシアに引きずり込んでいると非難するスローガンを叫んだ。
昨年、ウクライナを通過したガスは約135億立方メートルで、そのうち約30億立方メートルがスロバキアの消費分だった。
EUは、ウクライナ経由の輸送契約を延長する必要はなく、ロシアのガスを受け取っている国々は代替供給を利用できると述べている。
https://www.youtube.com/watch?v=ID9W5LlUqqM

⓫独極右政党「AfD」の首相候補、「ノルドストリーム」再開を約束(2025年1月12日)
ドイツの右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」から首相候補に選出されたアリス・ヴァイデル氏は、議会選挙で勝利した場合、ガスパイプライン「ノルドストリーム」を再開させると約束した。独紙ヴェルトが報じた。
AfDは11日、共同議長のヴァイデル氏を首相候補に正式指名した。AfDは現在、世論調査で保守系連合「キリスト教民主・キリスト教社会同盟(CDU/CSU)」に次ぐ第2位となっており、政治情勢はヒートアップしている。
昨年11月上旬、ショルツ首相がウクライナ支援や自国の財政政策をめぐる意見の相違からリントナー財務相を更迭すると、ドイツは政権危機に直面した。こうした中でリントナー氏は、自身が党首を務める「自由民主党」を連立から離脱させたため、連立政権は崩壊した。
12月中旬、連邦議会はショルツ首相に対する不信任決議を可決。シュタインマイヤー大統領は連邦議会の解散を正式に発表し、総選挙を2025年2月23日に実施することを決定した。
2022年9月、ロシアからバルト海を経由して欧州に天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム」が爆破された。2023年2月、ピューリッツァー賞受賞の米記者、シーモア・ハーシュ氏は、爆破はノルウェーの支援を受けて米国が実行したと主張。同パイプラインを通じてロシアから天然ガスを受け取っているドイツが、ウクライナへの支援調達をしたがらなくなることを米政府が懸念したためだと指摘した。一方、米当局は関与を否定している。

2025年1月15日 ウクライナ情報pdf → こちら

 

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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