☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年1月16日):アフリカのセネガル共和国からフランス軍が撤退!ブルキナファソやマリ、ニジェール、チャドなどアフリカ全体に広がる反植民地運動!!
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。
セネガルのウスマン・ソンコ首相。© Cem Ozdel/Anadolu via Getty Images
セネガルは防衛政策の見直しと国家主権の強化に向けた政府の取り組みの一環として、同国領土内の外国軍基地を全て閉鎖する、とウスマン・ソンコ首相が金曜日(12月27日)に発表した。
セネガル首相は国会での一般政策発表の中でこの決定を発表し、西アフリカに位置するこの国の今後25年間にわたる変革戦略を概説した。
「共和国大統領は、近い将来にすべての外国軍事基地を閉鎖することを決定しました」とソンコ首相は述べた。
首相は特定の国名を挙げなかったが、セネガルに軍隊を駐留させている外国はフランスのみである。
フランスは、武装蜂起への対抗に失敗したとの認識や、干渉や侵略の非難によって巻き起こった反フランス感情の高まりの中で、アフリカの旧植民地のいくつかで挫折を味わっている。
フランスが旧宗主国であったマリについては、10年に及ぶ反乱鎮圧作戦「バルカン作戦」の一環としてサヘル地域に5000人以上の兵士を派遣していたが、2021年5月のバマコでのクーデター後の関係悪化によりフランスがマリから軍を撤退させた2022年後半にこの作戦は終了した。
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2022年12月、フランスは中央アフリカ共和国(CAR)とロシアの関係が緊密になったことを理由に同国から軍を撤退させた。ブルキナファソやマリ、ニジェールはいずれもフランスとの軍事提携を解消し、2011年以来サヘル地域を悩ませてきたテロ対策の支援をロシア当局に求めた。
今月初め、フランスはサヘル地域に残っていた最後の同盟国が昨年11月に二国間軍事協力協定を破棄したことを受けて、チャドから軍の撤退を開始した。旧フランス植民地であるチャドは、この条約はもはや同国の安全保障の現実や、完全な主権に対する政府の期待を反映していない、と主張している。
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就任から1年も経っていないセネガルのバシル・ディオマエ・フェイ大統領は、先月末、AFP通信とのインタビューで初めて、フランス軍の駐留を同国から撤退させる決定を発表した。同大統領は、フランス軍基地は西アフリカに位置するこの国の主権とは「相容れない」と述べた。
フランスは現在、セネガルに350人の兵士を駐留させているが、西アフリカと中央アフリカにおけるより広範な軍の再編成の一環として、その部隊を100人に削減する予定である。
※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS(2025年1月16日)「アフリカのセネガル共和国からフランス軍が撤退!ブルキナファソやマリ、ニジェール、チャドなどアフリカ全体に広がる反植民地運動!!」
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また英文原稿はこちらです⇒Senegal to close all foreign military bases – PM
この決定は、アフリカ諸国に残るフランスの基地にも適用される。
出典:RT 2024年12月28日
https://www.rt.com/africa/610112-senegal-foreign-military-bases-closure-decision/
国際教育総合文化研究所所長、元岐阜大学教授