【連載】ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会 メールマガジン
ノーモア沖縄戦

メールマガジン第322号(2024年12月29日):「ミサイル弾薬庫がやってくる」

ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会

ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会 
メルマガ第322号

「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」 賛同者・呼びかけ人の皆さま、いつも活動をご支援いただき、誠にありがとうございます。新しく賛同いただいた方々へ、メルマガのバックナンバーをこちらでご覧いただけます。http://nomore-okinawasen.org/category/mail/

(今回のメルマガ)
今回のメルマガは京都・祝園(ほうその)ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワークの                                                   油谷 京子さんからの寄稿です。自分たちの町が標的になるのでは、地震や災害時にはどうなるのか、長射程ミサイル配備、弾薬庫新設に対して、さまざまな不安がふくらむ中、ネットワークを立ち上げた油谷さんの切実な思いが詰まった本稿をお読みください。前回からのメルマガでお伝えしています『MBSドキュメンタリー「映像’24」ミサイル弾薬庫がやってくる』をぜひご覧下さい。(配信期限 2025年1月13日まで)

最後に説明会を求めるオンライン署名について案内があります。ぜひご賛同ください。

(お知らせ)
「ミサイル弾薬庫がやってくる」Tverでの配信決まりました

前回のメルマガで紹介しました毎日放送のドキュメンタリー「ミサイル弾薬庫がやってくる」ですが、Tverでの配信が決定しました。以下詳細を案内いたしますので、ぜひごらんください。

🌟MBSドキュメンタリー 「映像」シリーズ
「ミサイル弾薬庫がやってくる」
京都の祝園(ほうその)弾薬庫の問題を追った、初のドキュメンタリー番組です。12月24日から3週間、TVer(ティーバー・見逃し無料配信動画サービス)で公開されます。ぜひご覧ください!
拡散のご協力もよろしくお願いします。
配信はこちらから⇒https://tver.jp/series/srhw3ou4ml

MBS映像’24「ミサイル弾薬庫がやってくる」2024.12.22
―今メディアの力、草の根の力に励まされながら―
  このメルマガの原稿を依頼されたとき、正直戸惑った。
バックナンバーを拝見するに従い、沖縄、南西諸島をはじめ、各地で武器弾薬の増強を憂い二度と戦争をしないという強い意志で声を上げ行動されている人たちからの力強いメッセージにたじろいだ。
私はといえば、そんな軍事の町からは遠い、京都の片隅で傍観者として日々暮らしていたのだから。
勿論平和に対する思いも人並みには持ち合わせているし、「9条の会」アピールに賛同する詩人の輪などに連なってはいるけれども、ひどく呑気で他人事であった。
非戦や反戦を叫びながらも、安全な場所からの見物でしかなかった。

 それが突然1年前、我が町京都府精華町と隣接する京田辺市に跨る陸上自衛隊祝園(ほうその)分屯地に弾薬庫8棟が増設される計画が発表され、当該地の住民となった。
これは、2022年の安保三文書の改訂で「敵基地攻撃能力」の保有が明記され、防衛省はおよそ10年をかけ全国で弾薬庫130棟を新たに整備することを策定したことによる。
関西文化学術都市などという恵まれた田園都市に、突然長距離ミサイルがやってくるという、一体この町の弾薬庫で何が起こっているのだろう。この国はどうなっていくのだろう。
有事の際に標的になるのでは、
地震や災害時にはどうなるのか、

 様々な不安の声から、今年3月「京都・祝園(ほうその)ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワーク」が生まれた。
酷暑の8月、とにかく知らなくてはと大学習会を開いた。550人が集まった。
その後のピースパレードでは300人が歩いた。
デモなど見たことのない町の精華役場から300人もの草の根の人達が平和の声を上げて行進した。
併せて、今何が弾薬庫に起こっているか、まず地域住民に詳しい説明が欲しいと近畿中部防衛局に説明会を求める署名集活動も始まった。足で稼いで署名を集めた。
防衛局などという日頃縁のない役所に6067筆の署名をもって出かけた。
いまだ、説明会はない。
守ってくれるはずの防衛などというものが、いかに住民に不誠実で、脅威にさえなることを猛暑の大阪の防衛局で思い知らされた。

軍隊は住民を守らない、沖縄の歴史で学んだことだ。
専守防衛の自衛隊も変質し、反撃能力をもち戦争をする国になろうとしている。
やられる前に叩き潰す!?やれば暴力は連鎖する。
抑止のための軍事施設が、さらなる暴力を呼ぶ。
世界では殺戮が続き、この国の防衛政策は何処までも危うく、何処までも好戦的で、戦後が戦前に変わっていくその境に私たちは生きているのだが、注意深く情報を集めないと目隠しをされて日常の中に私たちは沈んでいく。

非力な私たちには、好戦的な大国の思惑や駆け引きや国防の問題をどうしたらいいのやら見当もつかないで、ただ平和平和と唱えるばかりであったが、学習する中で、大きな国防の計画と町にやってくるというミサイルの話と繋がった。
南西諸島や沖縄、東アジアと連帯などといわれても、実のところどうしてよいのか判らなかった。
でも、この暮らしの中に人殺しの兵器が置かれるとなれば、答えは簡単だった。
学ぶ。声を挙げる。行動する。
沖縄や南西諸島、九州の人たちの抱える問題が自分事とし鮮明に見えた。
声を上げ始めた私たちほうそのネットにも少しずつ仲間が増えた、町の内外に連帯が生まれた。
当事者となって本土の私たちが見て見ぬふりをしてきた沖縄や南西諸島の痛みや怒りがやっとわかった。
いまこそ、私はノーモア沖縄戦命どぅ宝の会の人々に連帯させてもらえると強く感じる。
京都祝園からノーモア沖縄、NO MORE WARと、ともに声を挙げさせていただきたい。

そして、顛末が映像になることになった。

ほうそのネットの結成後程なく毎日放送の亘さんによる取材が始まった。
住民に寄り添い、時には防衛相や元統合幕僚長に困難な取材を重ね、列島の軍事化を俯瞰して、ミサイル弾薬庫の問題を浮き彫りにし、テレビの前の私たちに伝えてくれた。
報道の自由度ランキングが70位のこの国で、ギリギリのところでの踏ん張りだったと思える。
腰の引けたメディアのなかで光る映像だった。
この間登場する防衛関係、行政関係者が男性ばかりであるのに、若いクルーと制作にあたった亘さんが女性であったことにも、とても力を貰えた。
ことさら、男女を意識するべきでないけれど、まさに戦争は女性の顔をしていない!
暮しの中で命をまもることに女たちは敏感だ。勿論ここにつながる男たちも。

最後に
『MBSドキュメンタリー「映像’24」ミサイル弾薬庫がやってくる』
制作ありがとうございました。
ドキュメンタリー番組に力と大きな勇気を頂きました。
私たちの活動がこの番組を生んだと自負もします。
メディアと住民が共に頑張るとき大きな力に抗うことができると改めて痛感いたしました。
皆さま、どうぞ配信をご覧ください

油谷 京子(京都・祝園(ほうその)ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワーク)
                                                  
説明会が開かれるまで、署名を集めていきます!(QRコードを読み込んでください)
オンライン署名     
問合せ・連絡先:hosonomissilemag24@outlook.jp
「二度と沖縄を戦場にさせない」
当会の活動を拡げていくためにも、みなさまの積極的なご支援をお願いいたします。
ご支援は、以下の口座(ゆうちょ銀行)にて受け付けています。(一口500円から)

【ゆうちょ銀行から振込される場合】
記号 17040
番号 01742091
名義 アラカキヒトミ(会計担当)

【ゆうちょ銀行以外の金融機関から振込される場合】
店名 七〇八(ナナゼロハチ)
店番 708
預金種目 普通預金
口座番号 0174209
名義 アラカキヒトミ(会計担当)

☆沖縄県内金融機関の口座も開設しました!

金融機関:沖縄銀行
支店名 :美里支店
店番号 :311
種  別:普通
口座番号:2177361
口座名義:ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会(ノーモアオキナワセンヌチドウタカラノカイ)

※口座名義は「ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会 会計 新垣仁美」が正式名ですが、銀行によると振込む際の口座名義は、 上記の会名までで通用するそうです。

金融機関:琉球銀行
支店名 :コザ十字路支店
店番号 :504
種  別:普通
口座番号:1132657
口座名義:ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会(ノーモアオキナワセンヌチドウタカラノカイ)

※沖縄銀行と同じく、口座名義は「ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会 会計 新垣仁美」が正式名ですが、銀行によると振込む際の口座名義は、上記の会名までで通用するそうです。
皆さまの日頃のご声援に心から感謝します。
引き続き、「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」をよろしくお願いいたします。
ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会 公式サイト
http://nomore-okinawasen.org
賛同フォーム

宮城(内海)恵美子(独立言論フォーラム理事、ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会発起人)

(「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会 メールマガジン第322号」から転載)

 

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「独立言論フォーラム(ISF)ご支援のお願い」の動画を作成しました!

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「ノーモア沖縄戦の会」は「沖縄の島々がふたたび戦場になることに反対する」一点で結集する県民運動の会です。県民の命、未来の子どもたちの命を守る思いに保守や革新の立場の違いはありません。政治信条や政党支持の垣根を越えて県民の幅広い結集を呼び掛けます。

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