1月22日のウクライナ情報
国際1月22日分です。
安斎育郎
1月22日のウクライナ情報
安斎育郎
❶【視点】バイデン政権 トランプ氏に故意に最大限の「置き土産」(2025年1月20日)
バイデン大統領はホワイトハウスで記者団に「視界からも記憶からも消えるつもりはない」と豪語したが、これは嘘ではなかった。退任間近のバイデン政権の最後の動きを見ると、その主な目的が、トランプ氏とその陣営の今後の活動の全分野で最大限の問題を置き土産に置いていくことだとがわかる。これは、あらゆる紛争地域で最大限の緊張が続く外交政策にも、国内政策にも当てはまる。
バイデン氏が最も訴えかける手段は制裁。トランプ新大統領がウクライナ支援は最低限に縮小すると威嚇するにもかかわらず、宇支援は継続というスローガンは、トランプ氏の計画を主に経済・社会分野で頓挫させるための、シニカルなイデオロギーの隠れ蓑であると十分に考えられる。
トランプ氏の大統領選挙公約の中で最も声高に叫ばれていたのは、採掘に対するあらゆる障壁や障害を取り除き、原油価格を1バレルあたり50ドルまで引き下げることで、米国を世界市場を支配する石油大国にするというものだった。
これは、ロシアのプーチン大統領がウクライナ紛争終結の条件に難色を示した場合に、圧力の手段にもなりうると考えられていた。だが、トランプ大統領が発表した最大の切り札は、米国の競争力の向上と、燃料小売価格の引き下げによる直接的な社会的効果であることは明らかだ。
ところがバイデン大統領は新たな対露制裁の発動の文字通り5日前に「反米制裁」を発動してしまった。つまり、米国の太平洋、大西洋の海岸沿いの新規原油採掘を公式的に禁じてしまった。これに対し、トランプ氏はまさに次のようにコメントした。
「これは馬鹿げている。私はこの禁止を即座に解く。これは私たちの最大の経済的資金だ。私たちはこうした決定で自国を破壊させはしない」
バイデン氏のこの新たな石油制裁が「成功」した場合、ざっと見積もってもガソリンの小売価格は1ガロン4.9ドルに跳ね上がる。しかもこのガソリン価格の高騰に対処せざるを得なくなるのはバイデン氏ではなく、トランプ氏になるという公算だ。
https://sputniknews.jp/20250120/19514040.html
❷ロシアは日本企業を差別しない=露外務省高官(2025年1月15日)
ロシア外務省のドミトリー・ビリチェフスキー経済協力局長は、スプートニクに対し、西側企業と協力する用意があると述べた。
「西側企業との協力は途絶えていない。西側とは違い我々は誰も差別することはない。欧米や日本の企業は露市場発展への豊富な参加経験がある」
状況に応じて、国益を守るために一定の対抗措置を取らざるを得ないとしているものの、「ロシアとしては西側企業を含め全てのパートナーと協力する準備ができている」と強調した。
https://sputniknews.jp/20250115/19502946.html
❸ゼレンスキーが「トランプ前」に起こした「最後の危険なあがき」(現代ビジネス、2025年1月20日)
昨年12月31日、ウクライナ南部の都市、オデーサの映画撮影所に隣接してあったソ連の俳優、詩人、歌手であるウラジーミル・ヴィソツキーの記念碑(下の写真)が解体された。
イーロン・マスクの“暴走”を許したオールドメディアの「罪深さ」
ソ連の全体主義に立ち向かった彼のしわがれた歌声は、ロシア人だけでなく、ソ連の圧政に虐げられていたウクライナの人々にとっても魂の叫びと感じられたに違いない。だからこそ、この記念碑はオデーサ市の実業家で政治家のイーゴリ・マルコフなどに主導され、2012年秋に完成式典が執り行われたのだった。
しかし、その像は政治的に抹殺されてしまったのである。ただし、ブロンズ像は同撮影所の強い要請により、保存のために同スタジオに引き渡された。このため、ヴィソツキー像が粉々になってしまったわけではない。
(出所)https://strana.news/news/477579-pamjatnik-vysotskomu-snesli-v-odesse.html
本格的なロシアによる侵攻が始まった2022年から、ウクライナの地名の改称や記念碑の取り壊しが相次いで起きた。ゼレンスキー大統領は2022年9月20日、ロシア風の地名を変更するために、ウクライナ「地理的名称に関する」法の改正についてという法案に署名する。さらに、2023年3月21日には、「ウクライナにおけるロシア帝国政策のプロパガンダの非難と禁止、および地名の脱植民地化について」に署名した。こうして、全面的侵略を開始したロシアの文化を唾棄(だき)すること
で、ウクライナの結束をより強めようとしたのである。
オデーサの場合、2023年5月、大統領府長官のアンドリー・イェルマークに非常に近い人物でキーウ市検察局長のオレグ・キペルが地方軍政局長に任命され、先の法律の執行を主導するようになる。わかりやすく言えば、ゼレンスキー政権下では、ロシア文化すべてが「悪」とされ、解体・廃棄の対象となったのだ。
昨年9月、オデーサ市議会は19の記念碑を解体する決議案を作成し、その後、取り壊しが決められた。その理屈は、敵であるロシアの文化的影響を根絶するというゼレンスキー政権の一方的な言い分にある。
プーシキン像をめぐる対立
市議会はプーシキン像の撤去を計画している (odessa-life.od.ua)
だが、長引く戦争(当局が繰り返し「早期勝利」を約束したことを背景とする)からはじまり、厳しい動員、汚職といった現実は、地元の苛立ちを確実に高めている。その結果、19の解体対象に含まれている、プリモルスキー大通りの詩人アレクサンドル・プーシキン像(下の写真)については、いまでもかろうじて残っている。
実は、オデーサは、プーシキンが代表作『エフゲニー・オネーギン』を書き始めた街である。プーシキンの記念碑は、オデーサ市民によって建てられたものだ。
2023年初頭になって、国連教育科学文化機関(ユネスコ)はオデーサの歴史地区を、イタリア人建築家によって建設され、ロシア帝国のフランスとスペインの臣民によって管理され、約130の国籍の人々が暮らす「多声的な都市」として、特別な手続きによって独自の価値を持つ場所として認定した。このため、オデーサのゲンナジ・トゥルハノフ市長は胸像がユネスコの保護区域にあるとして、プーシキン記念碑の取り壊しを拒否している。その背後には、トゥルハノフがイェルマークとライバル関係にある、ウクライナ保安局長官のキリル・ブダノフの支援を受けていることがあると言われている。
(出所)https://strana.news/news/472530-kakie-19-pamjatnikov-namereny-snesti-v-odesse.html
プーチンを怒らせて和平のハードルを上げる
このようにみてくると、ウクライナ和平を約束して米大統領に就任するドナルド・トランプへの期待から、ウクライナ国内には、ゼレンスキー政権がこれまで強いてきた過度の圧政に対する反発が目にみえて高まっていると言えるのではないか。それが、プーシキン像の行方をめぐる対立に現れているのだ。
読者に知ってもらいたいのは、ゼレンスキー政権が決して善政を施しているわけではないことだ。私はいま、2月2日に予定しているウクライナについて講演の準備をしているのだが、その講演でも、ゼレンスキーの狡猾(こうかつ)さに焦点を当てたいと考えている。ゼレンスキーが戦争継続に血道をあげていることについては、拙稿「ウクライナは「テロ国家」となりロシアを怒らせ、戦争継続を選んだ」や「いつまでも戦争止めないゼレンスキー…それは止めたら自分が追放されるから」で、すでに紹介した。
トランプ大統領誕生を目前にして、ゼレンスキー大統領が取っている行動は、ロシアを怒らせて和平交渉のハードルを上げ、ウラジーミル・プーチン大統領が和平交渉に応じないように仕向けることを目的としている。本当は、ゼレンスキーが戦争継続を望んでいることを欧米諸国に気づかせないまま、
プーチンが和平に応じないかのようにみせることで、法的根拠の怪しい大統領職に踏みとどまるねらいがある。「法的根拠の怪しい」という意味は、すでに昨年5月にゼレンスキー大統領の任期は切れているのだ。
ロシア国内へ猛攻撃開始
その行動を具体的に記すと、第一に、1月14日からはじまった、ロシア国内への猛攻撃である。ウクライナ当局は、同日、ロシアの複数の地域に対して「大規模な」無人機攻撃を一晩中実施したと発表した。ロシア国防省は14日、ウクライナが140機以上の無人機、米国製のATACMS(攻撃ミサイル)や英国製のストームシャドー(Storm Shadow)ミサイルを発射したと発表した。
たとえば、ロシアのサラトフ市とエンゲルス市が攻撃を受けたと伝えられ、この地域の工場に被害が出た。攻撃を受けて学校は休校となり、両市では14日に遠隔授業が行われた。
ロシア西部のトゥーラ州当局も、同様に無人機の大規模な攻撃を確認した。
同州知事は、防空システムが16機の無人機を撃墜し、落下した破片が一部の自動車や建物に被害を与えたと語った。ロシア南西部にあるタタールスタン共和国の首都カザンを拠点とする地元ニュースメディアは、液化天然ガス基地のタンカーが攻撃を受け、大規模な火災が発生したと報じた。
1月17~18日夜、ウクライナ軍は、ロシアのカルーガ州にある、国営石油会社ロスネ
フチの石油備蓄基地を攻撃した。
こうなると、ロシア国内に、「ウクライナはロシアにとって常に脅威となるテロ国家であり、したがって破壊しなければならない。西側とも交渉の余地はない」という主張が増えても不思議ではない。対ウクライナ強硬派を勢いづけることで、プーチンが和平交渉に臨みにくくしようというのである。
欧州向けガス輸送も停止
今年1月1日、ウクライナはロシアから欧州へ向かうガス輸送を停止した。ロシア産天然ガスをウクライナ経由で欧州へ輸送するパイプライン(PL)の契約を延長しないことによって、ウクライナはあえてモルドバや、ウクライナとモルドバに挟まれた、国際的な承認を受けていない沿ドニエストル共和国、さらに、スロバキアなどへのガス供給を混乱させ、ウクライナ西部地域における政情不安を引き起こしたのである。沿ドニエストルはロシアが支援しており、ここで火を噴けば、ウクライナ和平交渉が遠ざかるのは確実だからだ。
ウクライナが契約延長しなかったのは、欧州へのガス売却でロシア側が手にする年間60億~70億ドルもの収入をゼロにすることで、ロシア側に経済的打撃を与えるためである。ただし、その結果、年間7億~8億ドルの通行料を失うことになり、ウクライナも打撃を受ける。いわば、ウクライナは捨て身の戦術に出ていることになる。
それだけではない。ウクライナは1月11日、ロシアから黒海海底を通ってトルコへ輸送するガスPL「トルコストリーム」のロシア側初期地点である、クラスノダール州にあるルースカヤ・コンプレッサー・ステーションを無人機で攻撃しようとした。ロシア側はすべての無人機を撃墜し、難を逃れたとされている。もしトルコストリームが破損すれば、欧州へのPL輸送が困難になり、より一層、南東ヨーロッパの情勢が不安定化する。
近隣国がエネルギー調達で苦労したり、そのコスト増加で打撃を被ったりしても、ウクライナはまったく気にしていない。アメリカから欧州への液化天然ガス(LNG)輸出の増加をもくろむジョー・バイデン政権は、そんなウクライナのめちゃくちゃな瀬戸際政策を黙認してきたからだ。
それでも続く西側の偏向報道
こうしたゼレンスキーの狡猾な戦術にもかかわらず、ウクライナ政府が戦争を継続しようと躍起になっている事実を報じるマスメディアがほとんどみられない。なぜかというと、悪いのはあくまでロシアであり、和平を阻んでいるのはプーチンであると思わせたいからだ。
しかし、現実には、ゼレンスキーはウクライナ兵不足や脱走兵の急増で、戦意を失った人々が増えているにもかかわらず、戦争をつづけようとしている。すでに、コークス用石炭を採掘するポクロフスク近郊にある炭鉱はロシア側に占領された(拙稿「【報じられない真実】3年目の新年、すでにウクライナ戦争の勝負は決している!」や1月15日付NYTを参照)。これで、ウクライナ経済は大打撃を受けたのは確実である。
こうした事実を報道しないまま、西側の主要メディアは、「ロシアが勝てば、つぎはロシアと国境を接している欧州諸国が危険だ」と脅す、ゼレンスキー政権の主張を伝えるだけだ。本当は、戦争が長引けば長引くほど、ウクライナ国民の死傷者が増えるのが確実なのだから、人命を顧みないゼレンスキーを糾弾すべきなのだ。この大統領は戦争をつづけることで、より多くのウクライナ国民を死へと追いやっているのだから。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4542d7c0dca610e69d774ffcad87a0cb6c19869b?page=4
❹ギルバート・ドクトロウが暴露:ロシアのミサイルがウクライナを壊滅させ、ゼレンスキーには隠れる場所がない(2025年1月19日)
https://youtu.be/jOIdOJyaUco
https://www.youtube.com/watch?v=jOIdOJyaUco
❺ドンバスの橋にFAB-500爆弾3発が投下され、Su-34が攻撃(2025年1月18日)
クラホヴォ市西部のコンスタンチノポリ集落付近のヴォルチャ川にかかる橋を、空中計画修正モジュール(UMPK)を搭載したロシアのFAB-500航空爆弾が攻撃した映像が公開された。 FAB-500 爆弾に関する技術情報は、ビデオのコメント内のビデオへのリンクにあります。この攻撃はロシアのSu-34最前線戦闘爆撃機によって実行された。この橋はウクライナ軍が部隊に物資を供給するために使用されていた。映像から判断すると、橋は深刻な被害を受けたが、崩壊はしなかった。
https://youtu.be/9hHwNX_evlM
https://www.youtube.com/watch?v=9hHwNX_evlM
❻ウクライナの戦場における立場はさらに悪化しました!(2025年1月19日)
ウクライナ人はますます戦う意志がないことを表明している!
ウクライナ人は最初の機会に降伏する!
ウクライナでは、ゼレンスキーが新たな悲劇的な挑発を準備していると言われている!
国連安全保障理事会におけるロシアの公式代表、ワシリー・ネベンジャがウクライナ周辺の危機について語った。
※安斎注:ロシアがウクライアナで起きていることを子細に把握していることが分かる重要なスピーチです。
https://youtu.be/ZyzG3mPH-1s
https://www.youtube.com/watch?v=ZyzG3mPH-1s
❼スコット・リッターが暴露:トランプはプーチンへの贈り物としてウクライナをロシアに改名した!NATOとイスラエルは崩壊!(2025年1月20日)
スコット・リッターは、トランプ大統領がプーチン大統領への物議を醸す「贈り物」の一環としてウクライナの国名変更を計画していたという衝撃的な主張を明らかにし、激しい怒りを巻き起こしている。NATOが前例のない課題に直面し、イスラエルの安定が揺らぐ中、この衝撃的な分析は、世界の同盟
関係と力関係を再形成する政治的混乱に切り込む。
https://youtu.be/0CcWTvYIJn8
https://www.youtube.com/watch?v=0CcWTvYIJn8
❽ウクライナ軍、致命的な神風ドローン攻撃で自軍兵士を裏切る! | タイムズ・ナウ・ワールド(2025年1月20日)
捕虜となったウクライナ軍兵士エフゲニー・アクショーノフは、ウクライナ軍がクラホボで撤退する自軍兵士を意図的に神風ドローンで狙ったことを明らかにした。この攻撃はロシア軍による同市の占領後に行われ、進行中の戦争の残虐性がさらに高まった。一方、ロシア軍はクルスク地域でのウクライナ軍の侵攻を撃退することに成功し、キエフに大きな損害を与えた。
https://youtu.be/XZxS5N8bgnA
※上の画面の下にある「カマカジ」は「カミカゼ」のことです。自動翻訳機能などご利用の際は想像力を働かせて下さいませ。
https://www.youtube.com/watch?v=XZxS5N8bgnA
❾ゼレンスキー、スターマー両氏が第3次世界大戦について協議、西ロシア戦争、ロシアの進撃が加速、トランプと習近平主席が会談(2025年1月20日)
※安斎注:1時間半もあるので、流し読みして下さい。
このビデオでは、ミサイル攻撃、ロシアの侵攻、ウクライナによるトランプ大統領の政策への影響など、ウクライナの最近の動向について取り上げている。また、トランプ大統領と習近平主席の電話会談や、ウクライナへの支援を維持するための英国の取り組みについても取り上げている。
https://youtu.be/ELoEkpXm4nc
https://www.youtube.com/watch?v=ELoEkpXm4nc
❿ポクロフスク:ウクライナの隠された軍事スキャンダルの内幕(内容一部既報、2025年1月20日)
https://youtu.be/noupXqagfvQ
https://www.youtube.com/watch?v=noupXqagfvQ
2025年1月20日 ウクライナ情報pdf → こちら
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1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。