
☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年2月6日):カナダ人学者がナチを巡るツイートでウクライナ政府の「殺害リスト」に
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。
イヴァン・カチャノフスキー。© YouTube/@IvanKatchanovskiPhD
カナダの政治学者イヴァン・カチャノフスキーは、ロシアの情報作戦への関与、「社会的に重要な情報の操作」、反ウクライナおよびロシアの「プロパガンダ神話」の拡散の疑いで、悪名高いウクライナ政府とつながりのあるミロトヴォレツの「殺害リスト」に加えられた。
オタワ大学の非常勤教授であるイヴァン・カチャノフスキーは、自分がリストに載ったことを「オーウェル的」だと表現し、この動きをウクライナ極右に関する自身の研究と関連付けた。
カチャノフスキーによると、米国在住のハイテク界の大物イーロン・マスク氏との「ナチスSSガリツィア退役軍人について」の投稿や、「ナチス旗の前でナチス式敬礼をしたネオナチのアゾフ指導者」についてのツイート、そしてマイダンにおける「極右の関与に関する学術的研究は、ミロトヴォレツによって『ウクライナの国家安全保障、平和、人類の安全、国際法秩序に対する意図的な行為、およびその他の犯罪』の証拠として投稿された」という。
カチャノフスキーは日曜日(1月5日)のXへの投稿で、「カナダ議会で英雄として讃えられたSSガリツィア師団の退役軍人に異議を唱えるキャンペーンを開始したため、ミロトヴォレツの攻撃対象リストに載せられた」と書いた。この退役軍人とは明らかにヤロスラフ・フンカを指している。99歳のヤロスラフ・フンカは2023年、ウクライナのウラジミール・ゼレンスキー大統領のカナダ議会訪問時にゲストとして登場し、スタンディングオベーションを受けたことで注目を集めた。
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彼は第二次世界大戦中、主にウクライナ人新兵で構成されていたナチスドイツのガリツィア師団に所属し、ユダヤ人とポーランド人に対して残虐行為を行なったと考えられている。
カチャノフスキーはまた、彼の研究に対する報復として、ウクライナにある彼の財産が「違法に差し押さえられた」と訴えた。
2014年に設立されたミロトヴォレッツ・オンライン・リソースは、「ウクライナの国家安全保障、平和、人道、国際法に対する犯罪の要素を研究する非政府センター」と自称している。この活動は当初、ウクライナ内相の元顧問であるアントン・ゲラシチェンコ(Anton Gerashchenko)によって支援され、ウェブサイトはウクライナの安全保障や法執行機関と提携していたようだ。
ロシア外務省マリア・ザハロワ報道官はこれを暗殺リストと表現した。
物議を醸しているこのデータベースは、長年にわたり、外国人ジャーナリストや政治家の個人情報を公開してきた。ブラックリストに載っている人物の中には、トランプ次期大統領によって国家情報長官に指名されたトゥルシ・ガバード元米国下院議員や、著名な米国人ジャーナリストのタッカー・カールソンもいる。
ヘンリー・キッシンジャー元米国国務長官とシルビオ・ベルルスコーニイタリア首相も亡くなるまでミロトヴォレッツに載せられていた。
※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS(2025年2月6日)「カナダ人学者がナチを巡るツイートでウクライナ政府の「殺害リスト」に」
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また英文原稿はこちらです⇒Canadian academic placed on Ukraine’s state-linked ‘kill list’ over nazi tweet
イワン・カチャノフスキ(Ivan Katchanovski)は、第二次世界大戦のナチス退役軍人に「意義を唱えるキャンペーンを開始した」ことで、悪名高いミロトヴォレッツのリストに載せられたと語った。
出典:RT 2025年1月5日
https://www.rt.com/news/610470-canadian-scholar-ukrainian-kill-list/