日本よ 北朝鮮の二の舞になるな!
木村ISF編集長の扉、キーパーソンと語る核・原発問題パストリッチ先生(アジアインスティチュート理事長)
日本よ 北朝鮮の二の舞になるな!
トランプ政権が連邦政府を占領してから二週間めになりました。案の定混乱が深刻です。まったく情報を公開しない状態がワシントンで続きながら、マスクなどの唐詩かが連邦政府全体を民政化する計画がたいした抵抗なし、進んでいます。しかもカリフォルニア州に昔には海外にしかしなかった工作員による「色の革命」を国内でおお金持ちの作戦としてつかっています。明らかに超国家投資銀行と未公開株式投資機関が何の責任もなしに、アメリカの政策と行政を牛耳ています。
どうみてもソ連末期の状態と非常に似ています。その当時、80年代の終わり、ソ連の政府機関が海外の深い干渉にあって、結局国内には政府の機関は財閥と軍閥の封土となって、事実上政府のない混乱の国になりました。同盟国も同じく崩壊しました。しかもその当時のソ連のリーダーたちは年寄りばかりになって(それでも今のトランプより若かった)、経済と政治の基盤になっていたマルクス主義のイデオロギーが崩壊して、政府と新聞、学校と福祉施設はなんの目的でやっているのか市民にはわからなくなってしまって、自ずから稼働できなくなってしまった。
ソ連出身のドミートリー・オルロフがアメリカに長年暮らしながら、アメリカをみてソ連と同じように崩壊するだろうと予測して『崩壊5段階説:生き残る者の知恵』という本を書きました。
http://shukusho.org/data/32resume.pdf
第1段階
金融の崩壊 「平常通りのビジネス」という信頼が失われる。未来はもはや、リスク評価や保証付き の金融資産を可能にした過去とは違うものだと考えられるようになる。金融機関が破産す る。預金が一掃され、資本調達が損なわれる。 事例研究:アイスランド経済の破綻と再生
第2段階
業の崩壊 「市場が供給してくれる」という信頼が失われ、通貨が減価するか希少なものとなる。 あるいは、そのどちらもが起こる。商品価格が高騰し、輸入および小売りチェーンが支障 をきたす。そして、生存するうえにおいての必需品が広範囲で不足する事態が常態となる。 事例研究:ソ連崩壊後のロシアンマフィアの跋扈から「法の独裁」に至るまで
第3段階
政治の崩壊 「政府があなたの面倒をみてくれる」という信頼が失われる。市販されている生活必需 品が入手困難となり、それを緩和する公的措置が奏功しなくなるにつれて、政界の支配層 は正当性と存在意義を失うことになる。 事例研究:帝国の支配を免れてきたパシュトゥーン人
第4段階
社会の崩壊 権力の空白を埋めるために現れるのが、慈善団体だろうと他の集団だろうと、地方の社 会制度は資源を使い尽くすか内部抗争の果てに機能しなくなり、「周りの人々があなたを 気遣ってくれる」という信頼が失われる。
第5段階
文化の崩壊 人間の善良さへの信頼が損なわれる。人々は、「親切さ、寛大さ、思いやり、情愛、正 直さ、もてなしのよさ、同情心、慈悲」(『ブリンジ・ヌガグ』)といった能力を失う。 家族はバラバラになって、希少な資源をめぐって骨肉の争いとなる。新しいモットーは、 「お前は今日死ね、俺は明日だ」(『収容所群島』)というものになる。
たしかにそのふうにアメリカの崩壊が進んでいると思われます。ただし ソ連よりアメリカのほうが全く準備していません。自由貿易のせいで国内で何も作らないし、農業は全部企業が大量工場農業をやることになってGMOも主流になりました。
では日本人がしりたい点はやはり日本はアメリカが崩壊した場合は日本がどうなるでしょう。
やはり悲しいことに北朝鮮が辿った道が待っているかもしれません。
北朝鮮が七十年代まで韓国より市民が豊かな生活を送って、アジアには産業化相当進んでいたので、社会と経済が安定しました。社会主義とマルクス経済はを社会主義連盟諸国の中で通用する思想であって経済の基盤を支えていました。色々矛盾があってもその経済はある程度うまくいっていました。でも社会主義中心であるソ連がにわかに崩壊して、社会主義系の国際組織が解体され、マルクス主義も納得できない世の中になっていた1990年から北朝鮮にも大変大きな経済、政治、文化の打撃を受けました。
しかも産業化に依存した北朝鮮は農産物を経済発展の中心と考えていなかったせい、ほかの社会主義の国からの農産物輸入に頼っていました。
ソ連解体、ワルシャワ条約機構などの社会主義思想を同様な基礎にした国際機構の崩壊、社会主義貿易制度の停止などがどんどん進んでいきました。大変自身があった官僚などは五年以内タクシー運転をしてなんとかして生計を立てようとしたことになりました。
北朝鮮の産業も低迷して貿易が麻痺になって、あめりかも一部干渉もした結果、食料が北朝鮮に入らなくなりました。結局北朝鮮が飢饉になって多くの市民が餓死しました。その後いままではひどく低迷しているくにになってしまった。
じゃアメリカ合衆国の崩壊以降、そしてアメリカを中心として成り立った国際秩序解体以降の日本はどうなりますか。WHOの解体はまさにいますすんでいますが、いいことかもしれませんが歴史的にワルシャワ条約機構解体に類似するかもしれません。
まずいえるのは農産物自給率は極めて低い日本は90年代の北朝鮮より危ないかもしれません。しかも気候変動のせいで農業ますます難しくなることに決まっているにもかかわらず、いまでも日本人が貴重な田んぼを高速道路かショッピングモール、住宅地にかえていますしそれを発展、成長と自慢しています。
しかもアメリカ中心の自由貿易制度と国際金融が崩壊したら、日本人が食べられない半導体を簡単に共通通貨に換えてまた食料を買うことが不可能になることもあり得ると思われます。
証券、株、先物、デリバティブなど経済の相当な部分をせめている嘘の経済遊びものが突然しぼんでしまえば、日本は北朝鮮以上貧しい国になる可能性を否めません。最近のトランプの動きをみて日本人がいち早く本当の経済、農業、ものつくり、教育と文化を充実にして、崩壊していくアメリカ合衆国末期の嘘の経済を断念すればまだ望があるかもしれません。
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ワシントンDC、ソウル、東京、ハノイにオフィスを持つシンクタンクであるアジアインスティチュートの会長を務めました。パストリッチは、未来都市環境研究所の所長も務めています。パストリッチさんは、2020年2月に、米国大統領の立候補を独立者として宣言し、2024年にも立候補しています。